月よみ -inner independence-

ネイティブアメリカンが教えてくれる、ムーン・タイム(生理期間)を「ブルー」にしない過ごし方

生理が始まると思っただけで憂鬱な気分になる。
生理前のイライラ・気分の落ち込み・痛みなどなどに悩まされる。
周りに気づかれないかが不安になる。
薬を飲んでもなかなか症状が良くならない。
病気ではないから仕事を休んだり、家事をサボったりするのは周りへの罪悪感があってできない。

一つでもこれらに思い当たる女性がいるのだとしたら、
生理の期間=「ブルーデー」と呼ばれているのも、
残念ですがうなづかざるを得ないかもしれません。

日本の社会の中でもしこんな悩みを抱えている女性がいるなら、
是非知ってもらいたい
女性の生理を「ムーン・タイム」として大事にしている
ネイティブアメリカンの知恵を今日はご紹介したいと思います。

ストロベリームーンの名付け親はネイティブアメリカンだった

先日、6月9日の満月は、
「ストロベリームーン」
でした。

News番組のお天気コーナーなどでも紹介されていたので、
「ストロベリームーンとはどんな月なのかな?」
そんな疑問を持って、この日は月を見上げたかたも多かったのではないでしょうか?

さて、この「ストロベリームーン」
元々の名付け親はネイティブアメリカンだと言われています。

1年に12回夜空を照らす満月を、大自然の節目として捉えて、12回の満月それぞれに動物や収穫物の名前をつけました。

(ちなみに、このストロベリームーンはイチゴの収穫時期というのが名前の由来であって、
月がピンクに見えるのと直接的な関係はありません。)

このように、満月を節目として捉えていたネイティブアメリカンは、
女性の生理を非常に重要なものと捉えていたと言われています。

女性が生理になっている期間を「ムーン・タイム」と呼び、
この期間は、家事労働などから離れ、
「ムーン・ロッジ」と呼ばれる場所で過ごしました。

それはどういった経緯からくるものなのでしょうか。

生理の期間は浄化の期間、その期間の女性のパワーは隠すものではなく、本来大切にされるべきもの

ネイティブアメリカンの文化では生理の期間は
浄化の期間だと捉えられ、
月経期間中の女性は月経中の女性は、もっとも受容性が高く、パワーが最大になると言われていました。

この期間の女性たちは
一切の家事からは離れ、体を休めながら過ごします。
食事などは他の人が準備してくれるそうです。
住む場所自体もその期間は「ムーン・ロッジ」と呼ばれる場所にうつします。

ここではただ家事をしないだけではなく
一切の心配事からも離れ、自分自身の内側の気持ちに耳を傾ける時期でした。

このムーン・ロッジの文化について書かれた詩があるので
一部抜粋させていただきます。

ムーン・ロッジ(The Moon Lodge)  デニス・バンクス

(一部抜粋)

女性の浄化の時をムーン・タイム(月経)と呼ぶ。
というのは、私たちの部族では、
グランマザー・ムーン(おばあちゃんの月)が地球上の生きとし生きるものの
種まきの時期を決めるからなのだ。
女達の種まき(生殖)のサイクルを決めるのもグラン・マザー・ムーンの役割だ。
すべての女達の浄化の時期(月経)もグラン・マザー・ムーンが決める。
ムーン・タイムの女性には、強いパワーが宿る。
すべての生命力が、この時期の女のパワーのもとに集まる。
雷や稲妻よりも、強いパワーを宿す。
このパワーゆえに、ムーン・タイムの女たちのために
特別なロッジ(小屋)が作られる。
それが、ムーン・ロッジ。

この特別なパワーがそこなわれたり、盗まれたりすることのないように
女達は「ムーン・ロッジ」で過ごす。
ムーンの女達に災いをもたらす者を遠ざけるためにも
ムーン・ロッジはある。
男達は、いっさいムーン・ロッジには近寄れない。
クラン・マザー(氏族の女リーダー)と他の女たちが
ムーン・タイムの女のために食事を作り、食器洗いも洗濯も代わって行う。
ムーン・タイムの女は、いっさい仕事をしない。
ムーン・ロッジには、悪いニュースや悪い話も届かない。
ロッジにいる女達の所へは、邪念が入ってこないように、守られている。
女達は、いっさいの心配ごとから解放されて、ゆっくりと自分の内に向かう。
グラン・マザー・ムーンは、ムーンの女に生きることのヒントを語ってくれる。

現代の日本で同じように何も仕事をせずに家事もせずに
生理の期間を過ごすというのは
難しいかもしれません。

実際ネイティブアメリカンでも現代に実際このような行為が行われていたのは
20世紀初頭までの話で、現代でも同じようなことを行なっている
ネイティブアメリカンの女性はほとんどいないそう。

しかし、現代のネイティブアメリカンの女性は
「ムーン・タイムセレモニー」という形でこの考え方は受け継がれています。

「全ての女性にとって、ムーンタイムは健康の基盤となる」

現代のネイティブアメリカンの女性が語ったこの言葉は
今の日本の女性にも必要なメッセージではないでしょうか?

「すべての女性にとって、ムーンタイムは健康の基盤となるものであり、
そうやって得た健康を維持するための自然のサイクルでもあるのだから。
女性は生理になると自然によって清められつづけるの。

それは特別な時間であり、その間彼女は母なる地球のサイクルと、そして宇宙に偏在するコスミックな力と調和を取るようにしていなくてはね。
彼女たちはそのためにもあたまとこころとからだをひとりになるところに置いておかなくてはならないわけ」

引用元:Native Heart

重ねて言いますが、全ての仕事や家事を放棄する必要はありません。
でも自分を大切にするための時期を定期的にもつために、
生理の期間中は、多くの人と集うよりは自分の時間をもって、静かに過ごすことを意識してスケジュールを考えてみる。

そこから始めてみてはどうでしょうか?
よい香りや、美しいもの、心地よい音楽の助けを借りるのもいいかもしれません。

そのための知恵を月よみwebマガジンでは今後も多数紹介をしていきますね。

ライタープロフィール

中野由美
「一人の女性を応援することで、
その何倍もの人同士の出逢いが広がる。
その出逢いが人生の宝物となる」
をモットーに、
女性の個人起業主をサポートするWEBライター。

千葉県生まれの埼玉県育ち。
趣味はパソコンで猫の動画を見ること。
好きなものは、酒の肴になるもの、スマホの新機種、蛯原あきらさんのイラスト。

現在1児のシングルマザー。
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