旧暦と、新月に向かう月のエネルギーで、心も体もスッキリとした春を迎えるオススメ。

旧暦と、新月に向かう月のエネルギーで、心も体もスッキリとした春を迎えるオススメ。

最低気温0度。あまり積雪のないはずの地域で大雪。
今年最大級の寒波が襲来という言葉と同時に、マフラーを外すくらい暖かい日も徐々に増えてきたような気がします。
外に飛び出して行きたいような、でもまだ寒い日もあるかもと、気持ちも行ったり来たりしてしまいそうなこの時期。

月のエネルギーと日本の古来からの旧暦をヒントに、
この時期お勧めのスッキリできる春の過ごし方をご紹介します。

暖かくなったなと思ったら、またすぐ冷え込むこの時期の気候。
​​​​​​昔の人は「三寒四温」=「3日寒くて、その後4日は暖かい」と呼んでいました。
それを繰り返しながら次の季節、春に近づいていきます。

ちょうど冬から春へと移り変わる時期、2月18日は、旧暦においては二十四節気の2番目の『雨水(うすい)』。
“春一番”が吹いたり、草木が芽生え、農耕の準備の目安の頃です

3月3日の桃の節句(= 雛祭り)に向けて、“雨水の日に雛人形を飾り付けすると良縁に恵まれる”という説もあります。地方によっては、この日から雛人形が飾られるそうですよ。

早春の花、梅を楽しみ、春を共有してみよう♪

雨水の頃といえば…黄色が鮮やかな菜の花や、紅・薄紅・白など色とりどりの梅の花など、独特の強い香りが魅力的な早春の花が咲きますね。“梅まつり”などと銘打って、土日を中心として開花期間はイベントが開かれるところもあるかと思います。

今年の雨水の日は、満月から下弦の月の間の『分かち合い、共有する』の期間の最後の日。
仲間とお花見に出かけてお花を楽しんだり、よもぎ餅やいちご大福などを食べながら、春の訪れの喜びを一緒に感じてみてはいかがでしょうか?
会話の中から、誰かに喜ばれることがあったり、自分にとっての新しい情報や出会いが得られるかもしれません。

“出番が少ない物”を整理して、気持ちよく新年度を迎える準備をしてみませんか?

さて、そんな今年の雨水の日。
翌日は、下弦の月の日なのです。

月よみでは、下弦の月から新月の期間には“整理整頓”をキーワードの1つとして提案します。細く細く欠けてゆく月は、まるで、新月という“次のスタート”に向けて準備をしている姿を私たちに見せてくれる様ですよね。

冒頭で、雛人形のことが出ました。
家の中には他にも、“出番が1年に数回”もしくは、“またいつか使えるだろう”とか、“来年使えるかな?”なんて…とって置いたままになっている物や、引き出しの奥に忘れられている物など、眠っていませんか?
まもなく新学期、新年度が始まります。準備も兼ねて、その様な、“ある”けれどもなかなか見直さない物に目を向けて整理整頓してみてはいかがでしょうか?
欠けてゆく月のリズムに乗って、きっと思いもよらない再発見があったり、心身共にスッキリして軽くことでしょう。

“三寒四温”の、“暖かな4日間”を利用して、花を愛でたり、新年度を見据えた整理整頓をして過ごしてみませんか?

月よみ師のプロフィール

ばね 月よみ師
愛知県一宮市出身・在住。
毎月1〜3日必ず寝込むほどの、酷い生理痛に苦しんでいた事をきっかけに、月よみに出逢う。
自分自身の心と体にじっくり向き合うこと、そして、昨年夏に5センチ大あった子宮筋腫の摘出手術を経験する。
自身のブログの他、月よみwebマガジンでの執筆を行う。自らの体験を通して学んだ月のリズムや、心と体の気づきを中心に、季節感も大事にしながらの内容を発信し、好評を得ている。

保育学生だった頃から、子どもたちを対象にした読み聞かせボランティア活動に関わり10年。所属しているグループが、昨年度、一宮市より表彰をうける。
絵本の月の四元素分類を独自に研究中。

所持資格 : 月よみ師®️、保育士、介護福祉士。

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