七夕と月との意外な関係、旧暦・新暦の7月7日のおすすめの過ごし方

最近色々な所で七夕の飾りを目にする機会が増えてきましたね。
笹の緑に色とりどりの飾りや、短冊。
そして短冊に書いてあるお願い事。
読んでみると結構面白いお願い事が書いてあったりして
つい目を引いてしまいます。

そんな5日後に迫った七夕、実は月が深く関係していることをご存知ですか?

七夕の伝説は月がなかったら完成しない!?

天の川を隔て離れ離れになった彦星と織姫が
1年に1度だけ逢う事を許された夜。
これが七夕の伝説です。

その中で、織姫が天の川を渡る時に乗っているのは「月の船」

ちょうど上弦の半月より少し前の、
船の形をした月に乗って、
織姫は彦星に会いに行くのです。

さて、ここで今日から5日後の2017年7月7日の月の形をみてみましょう。
https://tsukiyomi-magazine.com/moonphase/

こちらのページでは生まれた日の月相を調べるためのものですが未来日の入力もできます。

日付を入力するとこんな感じ

満月まで後2日に迫った月の形は美しくはありますが
船の形、ではありませんね。

これには理由があります。

特に恋愛運アップを望んでいるあなたは七夕のお祝いは1ヶ月後に!


西洋の暦が採用になってからは日付と月の満ち欠けは直接はリンクしていません。
日本が古来から使用していた旧暦は
太陰太陽暦という、月の満ち欠けとリンクした暦なので、
「旧暦7月7日」は毎年、織姫が乗ることができるような船の形をしているのです。

ちなみに、今年の「旧暦7月7日」はなんと8月28日。
1ヶ月以上も先なんです。

少し先になってはしまいますが、
本来「新暦7月7日」は梅雨が終わっていないことが多く
また今年の月の形はかなり満月に近く明るいので
天の川を観察するのは不向きな時期ですよね。

例えば、5日後に曇りや雨になって月や天の川が見えなくて
「織姫様と彦星様は会えないの?」
そんな質問を子供にされたとしても

今年の旧暦7月7日の、8月28日にはきっと会えるから心配しないでいいよ。

そんな風に教えてあげてください。

そして特に恋愛運をアップさせたいあなたは
七夕は「旧暦7月7日」に楽しんでいただく事をオススメします!

5日後の「新暦7月7日」はお願い事を5つに整理してみては?

この事実を数年前に知ってからというもの
俄然「旧暦7月7日」を毎年調べて空を見上げていましたが、
世間的に盛り上がる「新暦7月7日」、こちらも
ただやり過ごすのは勿体無い。

個人的にここ数年やっていておすすめの過ごし方もご紹介しちゃいましょう。

七夕の歌を頭に思い浮かべていただくとこんな歌詞があると思います。

「ご~し~き~のた~んざく~、わ~た~し~がか~いた~」

そう、五色の短冊。この時期これらをもらう機会が多く、
「いや本来は旧暦に・・・」なんて話はまだまだ浸透しておらず、
捨てるに捨てられない感じです。

この五色は
本来「緑(青)・赤・黄・白・黒(祝い事にはそぐわないとして色の最上位である紫が代わりになることが多い)」であったそうで、この5色にはそれぞれ意味もあるそうです。

緑(青):人間性の向上(仁)
赤:父母や祖先への感謝のこころ(礼)
黄:信頼・人とのつながりを守る(信)
白:義務や規律を守る(義)
紫(黒):学業の向上(智)

そこで私は「新暦7月7日」は、その年の下半期に向けての願いを5つに分けて
書いてあげることにしています

・どんな自分で

・家族とどんな関係を築き

・どんな人間関係の中で

・一つだけ守りたい約束事を決めて

・どんな事を学んでいきたいか

こんな感じですかね。
せっかく短冊がいろんなところに用意されているので、
下半期の自分をより明確にイメージするためにありがたく使わせていただいています。

そして最後に、もし試していただける方は、さらに2日後の満月には「感謝」のイメージもお忘れなく。
満月はお願い事のタイミングというよりは、現れた物事に「感謝」を感じるタイミングだと言われているからです。

「新暦7月7日」も「旧暦7月7日」もどうかあなたにとって素敵な1日になりますように!

マガジン内検索