女性のカラダのリズムが月の満ち欠けのリズムと深く関係していたり、満月が出産や、ヒトの感情やバランスに影響を及ぼしているということは知る人も少なくないと思います。
でも、もし月のリズムと人生のリズムが連動しているとしたら・・
ふと見上げる月の感じ方も、これまでとは違った輝きに感じるかもしれません。
月の満ち欠けは新月から始まり、少しずつ満ちて上弦の月を経て満月を迎えます。
輝きのピークを越えたら欠けはじめ、下弦の月を経てまた新月へと戻っていきます。
このサイクルは、遠い古代のころから変わらず繰り返し私たちを照らしてくれています。
そして月が表す姿にはひとつひとつエネルギーがあり、その月の持つエネルギーが私たちのもとへと届いているのです。
新月で生みだすパワーにあふれた月は、三日月では好奇心を満たしつつ基礎を築きます。
上弦の月でふと自分の中の二面性を感じ、十三夜では出会いや行動とともに満ちながらも葛藤を覚え、感謝と手放しの満月を迎える。
満ちたところから溢れたものは周りへと伝わり、十六夜でさらに種をまき、下弦の月では陰陽のバランスを受け止め、明けの三日月の頃にはすべてを俯瞰し新しいスタートへと整えていく・・・。
そんなエネルギーが、毎サイクルごとに私たちへと降り注いでいで、私たちの毎日へのヒントをいつも教えてくれているのだと想うのです。
今のあなたももちろん素敵!でもまだ見ぬあなたへの出会いが待っているかも。

月は約29.5日でまた新たなサイクルを繰り返しますので、毎月、新月から満月・・満月から新月へと移り変わるエネルギーを私たちは感じることができます。その月の形の毎月のエネルギーは変わりませんが、月のリズムを感じながら過ごしていると、それはただの新月から新月への同じサイクルではないことに気が付くようになります。先月の新月の自分、今月の新月の自分。また来月の新月を迎えた時の自分が少しずつ変わっていくことを感じられるようになるのです。
それは、新月から新月への毎月のサイクルを感じる自分が、螺旋階段のようにくるくると少しずつでも上っていっているからなのです。
1回のサイクルが一つの人生のリズムだとしたら
月が生まれてまた生まれ変わるように、私たちのココロも行動も新たな門出を迎え成長し、次のサイクルへの準備をしていく・・、そんな繰り返しがまた新たなスタートへと導いてゆくのだと想うのです。
え? 私そんな毎日何も変わってないわ! と思う方もいるかもしれません。
でも、日々同じような毎日を過ごしているように感じていても、起きる出来事、目にする風景、耳に入ってくる言葉や情報は少しずつ違っているはずです。
今というトキが人生では一番若い!ってなるほどと思うのですが、今日の自分と明日の自分では1日分歳も違うのだし、全て同じ事が繰り返される日というのはありません。
そんな風に思うと、日々一つ一つのことが愛おしく感じられてきませんか。
毎月の月のリズムのサイクルを感じることで日々の世界の感じ方が変わり、その螺旋階段を上るように毎日の自分が変わり続ける。
そんな自分に気が付いたときには、あなたはもう新しい人生のサイクルを歩み始めているのかもしれません。