生まれるものへの感謝の一日、月のリズムを活用してあなたの心と身体にも感謝を。

勤労感謝の日。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

この祝日の意味、ご存じですか?
一般的に 働いている人に感謝する日という認識かもしれませんが、(わたしもそう思っていました!)
実は、この祝日の起源は 「新嘗祭(にいなめさい)」という五穀豊穣を感謝する儀式とされています。

天と地からの恵みである植物の収穫に感謝をする今日。

月からのメッセージの魔法を加えてあなたの心と身体を労わるこの時期オススメの過ごし方として、ご紹介いたします。

1400年以上前から続く伝統行事、新嘗祭

戦前から日本では毎年11月23日に、収穫した農作物を神様にお供えすると共に、その作物を天皇が食する新嘗祭が行われていました。

つまり、勤労感謝の日は、元は収穫をお祝いするものだったのです

ところが、戦後になるとGHQの指令によって、天皇が関わる祭日は祝日として取り扱わないことになりました。
このため、新嘗祭は廃止され、その代わりに勤労感謝の日が設けられたのです

なお、新嘗祭は飛鳥時代に始められたといわれ、旧暦では11月の2回目の卯の日に行われていました。
それが新暦になると、1月に行うことになってしまうため、季節的にも都合が悪いということで、以前と同じく11月の2回目の卯の日に行われたのですが、
新暦や施行された明治6年の11月の2回目の卯の日が11月23日だったことから、以後11月23日に固定されたと言われています。

新月(+)期には呼吸にココロを込めて

さて、そんなルーツをもつ勤労感謝の日の今日。

月のタームは、新月(+)期です。
新月から上弦の月になる瞬間までのこの期間。
テーマは、新ステージ、開拓期でもあります。
また、カラダの部分で月の影響を受けやすい臓器は「肺」です。
よって、この時期は呼吸を整えることが重要となります。

呼吸ということで、口で吐いて鼻で吸う。

ご存じのように私たちのカラダは60兆個の細胞でできています。
そのひとつひとつの細胞が栄養と酸素を材料にエネルギーを作ることで成り立っています。
細胞に十分な栄養と酸素が行き届いていればカラダは滞りなく機能するのですが、酸素が不足すると細胞の力が衰え、あらゆる機能が低下して胃腸や自律神経、ホルモンのアンバランスなどへと繋がっていき、綺麗と元気に影が射します。

そして、酸素不足のままではどんなケアをしても、本来の効果が得られくなります。

現代社会は様々な要因で呼吸が浅くなりやすくて、私たちは気づかないうちに酸欠状態になっている可能性があります。
だから、綺麗と元気を保つために何よりもまず、鼻からの深い呼吸でたっぷりの酸素を取り込むことが重要なのですが、わかっていても常にコントロールするのはなかなか難しいもの。

 

心地よい香りが自然と呼吸を深くする

そこで、、植物の力を使って深呼吸しましょう!植物+呼吸=香り の公式から浮かぶのは、そう、アロマですね。

脳は「心地いい」と感じると、それを積極的に取り込もうと体を機能させます。
シチュエーションや時間帯に脳が喜ぶアロマを利用し、“体が自然と呼吸したくなる” 環境を作ってあげればいいのです。

新月期と上弦期は交感神経が優位に傾き、自然と活動的になる時期です。
しかし、あまりに忙しいとそれが過剰になり、ベッドに入る時間になっても頭の中は考えごとでいっぱい。

そんなときは意識して深呼吸やストレッチをしたり、ぬるめのお風呂、首の後ろや下腹部を温めるなどで副交感神経にスイッチを入れましょう。
今回は、朝・昼・夜の時間帯におすすめなアロマを紹介していきます。

朝にオススメな精油 (爽やかな柑橘系の香り)

【レモン】
意識を目覚めさせてくれるような、朝に相応しいフレッシュな 香りです。

【グレープフルーツ】
明るく前向きな気持ちに導いてくれる香りです。

お湯を入れたマグカップに精油を1~3滴垂らし、深呼吸してみましょう。(匂いを嗅ぐだけで飲まないようにしましょう)
フレッシュな香りが気持ちを前向きにして、気分を明るく爽やかな一日をスタートするモード転換をしてくれます。

昼にオススメな精油 (スッキリする香り)

【ローズマリー】
集中力を高め、やる気を出させてくれる香りです。

【 ぺパーミント】
眠気 を覚まし、スッキリと気分転換をさせてくれる香りです。

オフィスでランチの後、14時から16時までの眠くなりやすい時間帯にはティッシュやハンカチに精油を1~3滴垂らし、サッと匂いを嗅いでみましょう。
スッキリとした香りが脳を活性化させて、活動的な一日をサポートしてくれます。

夜にオススメな精油 (優しいリラックスする香り)

【オレンジスイート】
ストレスや緊張を和らげる、甘みがある優しい香りです。

【ラベンダー】
身体のリズムを整えると言われ、深くリラックスできる香りです。

【スイートマジョラム】
イライラした気持ちを静めてリラックスに導く、スパイシーで温かみのある香りです。

お部屋にディフェーザーで香りを漂わせてみたり、ぬるめのお風呂に3~5滴精油を垂らしたアロマバスでの入浴もオススメです。
ゆっくりリラックスをして、安眠のための休息モードに.。
忙しくしていると深呼吸することを忘れがちです。
こういったアロマなどの植物の力を使って、一日の数分でも生活の中に取り入れてみませんか?新月(+)期に行えば、更に月のリズムがあなたに味方をしてくれます。
日常にもココロを込めて、意識をすることを忘れずに!!!※ここでのアロマとは香り、芳香という意味で、アロマオイルという意味ではありません。
精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルは同じものではありません。※精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花や葉、果皮や根、種子や樹脂、樹皮などから抽出した液体のことを精油といいます。

※こちらに挙げた精油は一部です。他にもいろいろあります。でも、大切なことはどの精油が効果があるかではなく、自分の好きな香りから始めることです。

※その他、精油を使用するにあたり、下記の注意が必要です。
子どもや妊娠されている方、また、アレルギー体質の方、病中の方、持病で薬を常用されている方は医師に相談してください。
柑橘系の精油が肌に残ったまま日光にあたると赤くなったり、発疹やシミの原因になったりします(光感作)。
肌に使用する場合は夕方や夜、日にあたらない部分などにしましょう。

月よみ師のプロフィール

香月美(かつみ) 月よみ師
誕生花セラピーアドバイザー
フラワーハートセラピスト

兵庫県神戸市生まれ 三田市在住
大学卒業後、企業に5年間務めるも、大学時代オーストラリアで感じた自然と人の魅力が忘れられず、メルボルンの小学校でインターンとして日本語・
日本文化を教える。
帰国後、「花と人との出逢い」のキーワードからフラワーハートセラピスト、誕生花セラピーアドバイザーの資格を取得、セッションをスタート。
月に興味を持ったのも月花占術から。日常を意識する事の大切さ、月を味方にカラダとココロも元気になる事に気づく。
女性がもっと笑顔で楽しく生きるよう、現在「月花セラピー」を推進中。
好きなこと:自然、花に触れる事。徳永英明さんのライブに行く事。

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