ご縁を磨こう。それは自分自身に愛を注ぐことなのです。
こんにちは。月よみ師坂口ひろみです。
5月19日のこと。
【月読神社参拝ツアー京都・奈良編】を無事終えて参りました。
今回肌で感じたのは『ご縁を大切に磨くとは、自分自身を慈しむこと』だと。
ご自分を大切にしたいとお感じの方、月よみさまとのご縁を結びにお出かけになりませんか。
やっぱり守られている
「ともかく雨は上がった!」
前日の豪雨にやきもきさせられて迎えた朝は、
天気予報に反して雨があがったのでした。
これも、月よみさまのお陰かもしれないとウキウキです。
遠方から新幹線で駆けつけてくださった方や、
「初めまして」の方は「面白そうだから」と、お一人での参加も。
新たに結んで頂いたご縁とともに、いざ、出発です。
でもまだちょっと、遠慮がちに見えますね。
ところがあっと言う間にこの雰囲気。
月よみ師たちが集まると、すぐにワイワイこうなります。
ですから初めてでも、お一人でも全然ご心配はいりません。
今回のコースは京都の南側、京田辺市に位置する月読神社をメインに、
一休寺、奈良の薬師寺へとお参りさせて頂きました。
月読神社(京田辺市観光協会HP)
http://kyotana.be/object/detail/15/
薬師寺
http://www.nara-yakushiji.com/
京田辺市というところは、月の神さまと非常に深いご縁のある土地柄です。
近辺に月読命にまつわる神社が複数存在しています。
神話の中でもあまり目立たない月読命ですが、こんなに広くゆかりの地が拡がっていることを今回知ることが出来ました。
かつては甘南備(かんなび)山の山頂にあり、月読命が降り立ち依りついたとの伝承が残る影向(ようごう)石です。こちらは甘南備神社から移されて、今は薪神社に安置されています。
出逢えたのは全くの偶然。月とのご縁を望む皆さまへのお引き合わせでしょうか。
手を合わせる。人と結ばれる。結果は。
さて、一休寺へ。詳しいお寺の説明はHPをご覧頂くとして、
山門を入るとすぐに続く、折り重なった緑の木々が本当に見事でした。
臨済宗のお寺、静かで心落ち着く佇まい。自然に呼吸が深くなり、背筋が伸びる氣がします。
室町時代を破天荒に駆け抜けた後、このお寺で眠る一休さん。
「慌てない、慌てない。ひとやすみ、ひとやすみ」
せわしい今の世を見ながら、そうつぶやきが聞えるような。
お昼ご飯を頂きながら、それぞれの最近味わった感動話を伺っているところです。
ココロ打たれるお話ばかりで、皆さんが毎日を大切に過ごしておられることがとてもよく伝わってきます。
神仏に向かって手を合わせると『今』を静かに感じます。
皆さんとの愉しい会話はココロが歓びます。
ドンドンと自分自身が軽やかないい状態になっていくのが分かりました。
いよいよメインの月読神社。
思わず「わあ~」と感じ入る声が、皆さんから上がります。
鳥居の向こうには、たくさんの神さまのほこらがあり、開放感を感じる空間です。
「たった今、電話がかかってきて。ちょっと困っていたスケジュールが、奇跡的に調整出来てしまいました」
ミラクルな引き寄せが起こっている様子。
「なんだかこの神社楽しい。神社で楽しいと感じたのは初めて」と、ニコニコしながら散策されている方も。
そう言えば先ほど「最近、流れがとってもよくなってきたのを感じてます。欲しいと想ったものはわりとすぐに手に入るんです」とお話された方がありました。
奈良の薬師寺へ行きたかった理由。
こちらで、皆さんに薬師三尊像(薬師如来像、日光菩薩像、月光菩薩像)特に月光菩薩像に対面して頂きたかったのです。
「とても感動しました。月光菩薩、美しかった。均整のとれたカラダつきにもほれぼれ。薬師寺さんは、ココロが浄化されるような雰囲気でした」とご感想。
ちょうど行われていた法話を熱心に聞き入る方もあり、思い思いの感じ方で巡っておられた皆さんの姿が印象的でした。
薬師寺にはたくさんの仏像がありながら、わたしが薬師三尊像に惹かれるのはちょっと訳があります。
薬師如来は、お医者さま。病に応じて必要な薬を与え、人々を救うとされる仏さまですが、薬師寺の薬師如来像の手には薬壺がありません。天平時代の特徴的な造りとのことですが、いわば自然治癒力を大切にされている、との解説を聞いたことがあり、なるほどと想った次第。
両脇従う日光菩薩像、月光菩薩像は看護師さんのように寄り添い、薬師如来の教えを伝える仏さまです。
この三尊は、自分に向き合い、ココロとカラダを整える意識にぴったりだと感じるのです。
日常では、まずは自分に手を合わせよう
全国にある月読神社をお参りしたいね。
月よみセルフケアを広めたいね。
そんな趣旨で今年2月に始まった『月よみ師と行く月読神社参拝ツアー』
今回の京都・奈良編の顛末にお付き合い頂きました。
『月よみ』を学ぶわたしたち月よみ師にとって、月読命やゆかり地とのご縁を結ぶのは自然な心持ちのような氣がいたします。
決して神仏に依存するという意味ではありません。
大きな存在の前に自分を省みて、どうしていきたいかを明らかすることで自分自身が磨かれます。磨かれた自分を通すと自然に感謝の氣持ちが沸き起こってくるものです。それを素直に言葉に出来るのが神社や仏閣といった場所なのではないかと想うのです。
人との関係もまた同じでしょう。
ご縁をつなぎ、さらに磨くことは、すなわち自分自身を大切にすることに他なりません。人は自身の鏡、神社で自分を映す行為につながります。
自分を大切にしていくと「ミラクル」なことは起こりやすくなってきます。
結ばれた“ご縁”のあるものは無理なく流れてくるものですから。
ご自身が落ち着く場所なら自宅でもどこでもいいのです。
まずはご自身に向かって“ご縁”を結び直す氣持ちで、手を合わせて見られませんか。きっと自然治癒力も活性化いたします。