こんにちは。
長野月よみ魔女のゆかりんです。
今年は、いつもより早く梅雨が明けて暑い日も多いですね。
そのような中、月は上弦の月へと向かっています。
この時期に影響を受けやすい臓器は「肺」です。
今日は、肺の潤いを保ち、20日から始まる夏の土用に合わせて、夏バテ予防に有効なとっておきの情報をお届けします。
「肺」と聞いて皆さんは何をイメージされますか?
そうです。
「肺」は呼吸を司る臓器です。
空気(酸素)を吸って二酸化炭素を吐きだす。
これ以外にもいくつかの役割があります。
*呼吸をすることで吐く息を通して熱が空気中に放出されることで体温が一定に保たれます。
*新しい情報を取り入れて古い情報を外へ出します。など。
「肺」は暑いこの時期にも体温調整をしているんですね。
「肺」は、乾燥が苦手な臓器なので潤いがあると良い働きをしてくれます。
うなぎだけでない夏の土用の「飲む点滴」と言われている「甘酒」!
20日から夏の土用が始まります。
土用とは、季節の変わり目にあたる、立春、立夏、立秋、立冬の前の各18日間の事です。
土用の期間は過ぎ去る季節を終わらせてくる季節を育てる為に土の気(エネルギー)が盛んになります。
その為に思いもしない事が起こったり、心が揺れ動きやすく、気持ちがぶれやすくなります。
特に夏の土用は、暑さのピークから秋、冬へと向かう折り返しの大きな時です。
「肺」を潤し、夏の暑さからの夏バテ予防にとてもオススメなものが「飲む点滴」と言われている「甘酒」です。
今では、若い女性にもよく知られている「甘酒」ですね。
*甘酒について
・平安時代には、貴族が飲んでいましたが、
江戸時代には、甘酒売りが登場し、庶民にも親しまれていました。
・甘酒の種類
①酒粕から造られた甘酒でアルコール分があり、砂糖を加えて造られています。
②米糀とご飯と水だけで造られている甘酒です。こちらならアルコール分もないのでお子様や妊婦の方でも安心して飲めます。
私が今回おススメするのは米糀から造られている甘酒です!
スーパーなどでもお手軽に購入できますが、
原材料を、確認してからご購入される事をオススメします。
もちろん、手造りする事もできます。
造り方については後ほどお伝えします。
・甘酒の効果
ここで説明する甘酒については米糀から造られたものについてです。
①甘酒の原料である糀は、シミや美白に効果的なコウジ酸が豊富に含まれています。
*コウジ酸は、メラニン色素(シミ、ソバカスの原因)を作り出している細胞の働きを抑えてくれます。
糀を扱う酒蔵の杜氏さんの手が白く綺麗だというのは有名ですね。
②保温効果の高いビタミンB群やアミノ酸が多く含まれている。
③食物繊維やブドウ糖、オリゴ糖(腸で善玉菌のエサになりお腹の調子を整える)が含まれており、腸を綺麗にして、肺を潤す働きをします。
④程よい満腹感とエネルギー源にもなり、低カロリーでダイエットにも最適です。
甘酒100gー約81kcal
飲むだけでない「甘酒」の活用方法もあるんです。
甘酒と聞くと飲むという印象の方が多いと思いますが、お米の粒の感じが苦手な方も含めてペースト状にしてみると活用方法が広がります。
ペースト状にする事で
・甘味料としてお料理やお菓子作りに取り入れる。
(ケーキ、アイスクリーム、寒天、餡子、煮物、和え物など)
・小分けして冷凍庫で保存すると使い勝手がとても良くなります。
最近は、ペースト状の甘酒も販売されていますのでそれを活用されるのもいいですね。
生姜汁を少々入れて温かくしたり、冷たくしても美味しくいただけます。
*甘酒の造り方
(材料)
温かいご飯 300g
人肌程度のお湯 260ml
糀 100g
(準備する道具)
炊飯器または、保温ジャー、布巾、木ベラ
(造り方)
①炊飯器のスイッチを入れて10分程してから材料を入れてかき混ぜる。
②布巾をかけて完全に蓋が閉まらないように木ベラを挟んでおく。
③10時間〜15時間で甘酒が出来上がり。途中1、2回軽くかき混ぜる。お好みでもっと甘くしたい時は、24時間位まで続けてみる。
④鍋に移してかき混ぜながら全体がぷつぷつ沸騰したら火を止めて出来上がり。(発酵が止まる)
⑤冷めてからフードプロセッサーでペースト状にしてから冷蔵庫または、冷凍庫で保存する。
夏こそ冷えやすい季節って本当?ちょっとした工夫で冷えから守れるんです。
もう一つ夏バテ予防(夏の養生)でお届けしたい事があります。
冬なら寒さを意識して気をつけますが、夏は暑い為についつい冷たい食べ物や飲み物を取りがちですね。
そして、冷房の効いた中で過ごす事も多いかと思います。服装も半袖や足元も素足だったり。
「冷え」は万病の元とよく言われますが、
体温が1度下がると免疫力が30〜40パーセント低下して体内酵素の働きも半分になります。
そこでちょっとした「冷え」対策
・薄いショールやカーディガンを持ち歩き、エアコンの冷風から守ります。
・冷たい物を飲みたい時は氷少なめまたは、氷なしを注文してみてくださいね。
土用が終わると立秋です。
暑さのピークになります。
今日お伝えした夏の養生は、
栄養価の高い甘酒で夏バテを予防し、肺に潤いを取り入れて出来るだけ冷やさないことです。
まだまだ暑い日が続きますが、ちょっとだけ迎える秋を意識して残りの夏を楽しんでください。
ちょっとだけ早いですが、
暑中お見舞い申し上げます。