アメリカで感じた月のパワー~LAの月生活 part.2
こんにちは。月よみ師®Sundyです。
今日もご覧いただきありがとうございます。
先月は仲秋の名月を迎え、徐々に日が暮れるのが早くなり月をじっくりと見られる時間が増えてきましたね。
これから日が短くなり、寒くなるのは寂しい気もするのですが、夜空が澄んで綺麗な月を見られるのが楽しみです。
今回は前回に引き続き、ロサンゼルスの月生活でも、実際に行った月を感じられるスポットをご紹介したいと思います。
お月様に近い定番観光スポット~グリフィス天文台
ロサンゼルス有数の観光スポットとして長年人気を保ち続けている、グリフィス天文台。
1935年にグリフィス公園内に建造され、1910年代に世界的に流行したアールデコ調の美しい外観と、ロサンゼルス市内が一望できる事が有名です。又、天体望遠鏡やプラネタリウム、展示場等があります。
館内の展示物にはレアなものが沢山あります。ガリレオが天体観測で使っていた竹で出来た望遠鏡のレプリカや、巨大な月儀の前には、人類史上6番目に月に降り立ったエドガー・ミッチェルがアポロ14号で持ち帰った月の石が展示されています。その他、様々な大きさの隕石も展示されており、太陽系の惑星も展示しています。
又、月の写真とムーンフェーズの説明もきちんとあるので、見ているだけで月や宇宙を身近に感じられる場所です。
もう一つ、正面入口に入ってすぐ目に入ってくるメインとして、フーコーの振り子があります。
高いドーム型の天井(天井に描かれている絵もとても素敵です!)から12メートルもの長いワイヤーに吊るされた大きな金属のボールがゆっくりと振動しています。この振り子がゆっくり回っているように見えるのですが、地球が自転しているからだそうです。振り子の周りには42個のメモリが振られていて、一回転するのに42時間かかるのだそうです。(北極と南極では一日24時間で一回転するそうです。)
大きくてゆっくりと振動している振り子を見ていると、このままずっと見続けていたくなるゆったりとリラックスする気持ちになりました。
そして、天文台からの一望も本当に素晴らしい景色です。
日中ではロサンゼルス市内がはっきりと見え、すぐ後ろを振り返ると有名な「Hollywood」サインも見る事ができます。
夜はオレンジ色に輝く夜景がとても綺麗で、多くの映画のロケ地でも有名です。
高台から見る夜空に浮かぶ月もさらに美しさを増して見えます。
夜景が星に見えて、宇宙の中に浮かんでいるような、月が少し近くにある気分に浸れます。
前回でもご紹介した、皆既月食の時はグリフィス天文台に多くの人々が集まり観測していました。皆既月食のサイトではこの天文台から中継で月食の様子が説明とともに流れていました。それほど天文台からは綺麗に観測できるのでしょうね。
月面着陸したアポロのカプセルが見られる!~カルフォルニア・サイエンスセンター
ロサンゼルスのダウンタウンにあるカルフォルニア・サイエンスセンターは子供だけではなく大人にもお勧めの場所です。
科学に関する様々な事を体験できたり、自然を体験できるエコシステムセクションがあり、色々な生物を見る事もできます。
ここのメインは本物のスペースシャトル「エンデバー」を間近で見る事ができる事です。
エンデバーは1992年5月7日の初飛行から2011年6月の引退までに25回の飛行を行いました。全長約37メートル、幅約23メートルの巨大なスペースシャトルは引退後、NASAから空路でロサンゼルス国際空港へ、空港からカルフォルニア・サイエンスセンターまでの約19キロの道のりを陸路で移動しました。
エンデバーは、宙に吊り下げられる形で展示され船体の下から見る事ができ外装の細部まで確認できます。その姿は大きくて迫力があるそうです。
私が行った時は臨時休業で見る事が出来ずとても残念でしたが、施設内にはエンデバーのコーナーがあり最終フライトで使用されたミシュラン製のタイヤ、スペースシャトル内で実際に使用されたトイレ、外部燃料タンク、管制室の再現を見る事ができました。
又、他のコーナーではエンデバーだけではなく、航空宇宙関連の展示もしてありました。
特に目を引いたのは、月面着陸を果たしたアポロのカプセルです。
三角型のカプセルが間近で展示しているので、細部や座席まで見る事ができました。又、月面着陸で採取した月の石のサンプルや宇宙服、火星探査機バイキングも展示されていました。
今まで、テレビや写真でしか見た事のなかった、アポロのカプセルやスペースシャトルの備品を実際に見て、月にとても近づいた気分になり興奮しました。月の石を見た時は、月のエネルギーをもらえる気がして嬉しかったです。
この施設は入場料が無料(エンデバーが展示している所のみ別途数ドル必要です)なのでこれだけ沢山の体験や展示物を見られるのはとてもお得で、大人でも十分に楽しむ事ができました。
本物のロケットを見る事ができるスポット~スペースX
アメリカの宇宙開発ではNASAが有名ですよね。アポロ計画による人類初の月面着陸、長期宇宙滞在、スペースシャトル等を実現させました。
実は、ロサンゼルスにもロケット、宇宙船の開発、打ち上げを行っている民間の宇宙開発企業があります。
決済サービスでも知られているペイパルの創設者であるイーロン・マスクが設立したスペースXという企業です。
スペースXは、宇宙に人類を運ぶために設計された大型のロケットであるビッグ・ファルコン・ロケットを使用した、新たな民間向け月周回旅行を計画していると発表しました。又、世界初となる民間人の月周回旅行の顧客として日本人の前沢友作氏が選ばれたのはニュースでも話題になりました。
そんな夢の月旅行を実現させる企業を見てみたくて行ってきました。(少し行きにくい場所ではありましたが)
もちろん、企業内は入れませんでしたが、建物の外壁にあるスペースXのロゴマークや敷地内に立っている大きなロケットは見る事が出来ました。
空に(きっと宇宙に)向かって立派に立っているロケットは存在感があり、とてもかっこよかったです。これが宇宙まで飛ぶのですからすごいですよね。
この様な場所でロケットを間近で実際に見られるとは思っていなかったので、ラッキーでした。
今回はロサンゼルスで月を感じられたスポットを3つご紹介させて頂きました。
いかがでしたでしょうか?
ロサンゼルスに行った際は是非立ち寄ってみてくださいね。
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Sundy