月よみ

もうひとつの月の宿 インド占星術のナクシャトラが伝える月のメッセージ

こんにちは。
月よみ師でアーユルヴェーダヒーリングコンサルタント、あかつき改めSahra(サーラ)です。

月よみWEBでは月よみとインド占星術を組み合わせた情報を発信しています。

前回のシリーズでは、宿曜とナクシャトラを組み合わせて、自分や相手との相性を知ることをテーマにしていました。

今回はインド占星術の月の宿、ナクシャトラを通して月が私たちに伝えるメッセージがテーマです。

ナクシャトラ:バラニ Bharani

普段使われている12星座は天空360度を30度ずつに区切り、できた12の領域に名前をつけたものです。
これと同じ原理で、天空を13.2度ずつ27分割したものがインド占星術のナクシャトラになります。

今回取り上げるバラニと12星座の牡羊座との対比はこのようになります。
牡羊座 00度00分~13度20分 アシュビニー
牡羊座 13度20分~26度40分 バラニ
牡羊座 26度40分~30度00分
       + 
牡牛座 00度00分~10度00分 クリティカー

12星座それぞれに性質があるように、27ナクシャトラにもそれぞれ特有の性質があります。そして、月は、それぞれのナクシャトラに入ったとき、そのナクシャトラがもつ性質を浮かび上がらせるのです。

月がひとつのナクシャトラに滞在する時間は約1日。月は、ほぼひと月かけて、27のナクシャトラを横断していくことになります。

毎日ひとつひとつナクシャトラを訪れ、そのたびに、そのナクシャトラがもつテーマのスイッチを月がいれていく。そんな感じです。

ナクシャトラがもつテーマは、色々な悩みを抱えながら生きている私たちへのアドバイスでもあります。そんな、月が浮かび上がらせるナクシャトラのメッセージを毎月お伝えしていきます。

今月ご紹介するのはバラニ。

10月31日23:49 満月を迎えます。
インド占星術では月は牡羊座にあるので、牡羊座の満月ということになります。

バラニは牡羊座の13度20分~26度40分の領域の担当。満月の瞬間、丁度この領域の中に月が入っているということになります。

ナクシャトラの特徴は多岐にわたるので、その中からメインのものを取り上げてご紹介します。
今回取り上げるバラニの主な特徴はこちら
支配神:ヤマ(死の神・閻魔大王)
象徴:子宮

死の神ヤマの神話

バラニの支配神は死の神、ヤマ。
ヤマは死の神として、人々の生命を終わらせる役目を担う神様です。

ここからはヤマにまつわる神話のお話です。
世界の始まりのころ、人々の寿命は恐ろしく長いものでした。その様子を見て、ヤマはしばらく役目を離れて休んでいても大丈夫だろうと思い、役目をしばらく休むことにしました。

ところが、ヤマが役目を離れると誰も死ななくなり、人口がどんどん増え、やがて、多くなりすぎた人口のために深刻な問題が起こるようになりました。

この状況に神々が困り果てて、ヴィシュヌ神に訴え、ヤマは役目に戻ることになりました。ヤマが再び役目に戻ると、人々が死にはじめ、やがて、すべてが正常な状態に戻っていきました。

この神話は、死がなく、永遠に命が続くことは決してよいことにならないということを伝えています。死は嬉しいものではないけれど、生には必ず死があり、死があるからこそ次の生が生み出される。その循環が必要だということです。

さらに、もっと大きな視点でとらえると、それは生命に限らず、すべてのものに始まりと終わりがあることを気づかせてくれます。人との関係であっても、世の中の出来事も、どんなことにも、必ず始まりがあり終わりがあるということ。

つまり、今、何か苦しいこと、悩んでいることがあっても、必ず終わりはやってくるということ。どんなに大変で辛いことも、決して永遠に続くものではないということなのです。

そして、永遠に続けばいいのにと願う楽しいことや嬉しいことも、残念ながら、やがて終わりはやってきます。けれど、終わってしまうことを不安に思ったり悲しんだりする必要もないのです。

なぜなら、今ある楽しみが終わるということは、その次にまた新しい楽しみがやってくるという循環につながっているからです。

すべては循環なのです。

毎月一度巡ってくる、死の神ヤマが支配する月の宿バラニは、私たちに、生と死の循環、始まりと終わりの循環があることを思い出させてくれます。

象徴としての子宮

バラニの象徴は子宮です。

子宮では、目に見えない変化が起こり、それが徐々に成長し、やがて誕生へとつながります。そのことから、バラニは内側で起こる変化を示しています。人の場合も、社会の場合も、何かの内側で芽生えた種が養われて成長し、やがていつかは外へ生み出されるという不変の原理です。そして、生み出される時には困難や苦悩が伴うのは出産と同じ。

出産は喜びですが、苦しみも伴います。
・新しいものを生み出すためには、困難や苦しみを乗り越えなければならない
・変化を生み出すためには責任や犠牲が伴うもの
・苦しみ悩んだ後にやってくる人生や社会の大きな進展

そんなことを、バラニは象徴しています。

生と死や誕生の象意に満ちたバラニでの満月。

今年は丁度ハロウィーンとも重なります。
ハロウィーンの起源はケルトの新年。収穫と輝く夏の終わりと寒く暗い冬の始まりを祝う日。ケルトの時代には31日の夜は死者の世界の扉が開き、亡くなった人たちがこの世に戻るとされていました。自然界の循環と人の生死の循環を象徴するお祭りです。

今年の初めから起こった大きな変化の波に、多くの人が翻弄され、今もその波は続いていると思います。日本国内ではどこか一息ついたような空気が漂いますが、世界に目を向けるとまだまだ先が見えないような状況だと思います。

そんな先の見えない状況だからこそ、すべては循環であること、やがてすべてに終わりがくることを小さな希望の光として心に持ち続けてもらえたらと思います。

31日の満月を眺めるときには、生も死も、世の中に起こるあらゆるすべてが循環であることを頭の片隅にでも思い出して頂けたらと思います。

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ライタープロフィール

Sahra(サーラ)月よみ師Ⓡ
大阪府在住 アラフィフおひとりさま女子
アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント

妹の難病発症や自身の病気の経験から自然療法に興味をもち、
ふとした出会いでアーユルヴェーダセラピストを目指すことに。

宇宙のリズムに合わせて生きることが、心と体の健康につながることを
アーユルヴェーダを通して学ぶうちに、
アーユルヴェーダではもちろんのこと、
女性の体のリズムやインド占星術でも大切な存在である
”月”に心惹かれ、月よみ師に。

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ブログ:アーユルヴェーダ活用ミュージアム
https://ameblo.jp/akatsukiakasha/
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