【宿曜別】運気を引き寄せるために手放すとよいものとは?~下弦の月編~
皆さま、はじめまして! こんにちは! 新たに月よみ師®️となりましたAki(アキ)と申します。
月の動きに影響を受ける人間の内面を宿曜の性質と絡めてお話し致します。皆さまの人生に何か新しい発見が見つかれば嬉しいです。
月は、一日として同じ大きさではありません。日々、満ち欠けを繰り返し繰り返し、新たに生まれ変わっていきます。毎日違う顔を見せる月のリズムに私たちは少なからず影響を受けています。
宿曜とは、1200年前に弘法大師・空海により日本に伝えられました。月が一周する軌道を27等分したのが27宿で、宿曜占いの基本になります。
宿とは
昴、畢、觜、参、井、鬼、柳、星、張、翼、軫、角、亢、氐、房、心、尾、箕、斗、女、虚、危、室、壁、奎、婁、胃
という27種類。
誕生日に、月がこの27箇所のどこに位置していたのかにより本命宿が決定します。本命宿は特性、一生の運勢、人との相性、年、月、日との相性を判断でき、実生活で生かす方法が分かります。
さらに恋愛や結婚の傾向、人生の使命や金運、健康運などもわかりますよ。ご自身の宿はどれに当たるのかこのサイトで確認して下さいね。
https://tsukiyomi-magazine.com/page-4790/
満月に向かって満ちていく上弦の月は引き寄せていく行動が良いとされます。
逆に新月に向かっていく下弦の月は少しづつ細くなり欠けていくので、手放しが良いとされます。
引き寄せと手放しのバランスを上手く日常生活に取り入れていき、アップデートをすることで、成長に繋がります。
そんなことを少し頭の片隅に置きながら、ふと空を見上げて月の光を浴びたその瞬間、皆さまの胸には何が去来するでしょうか。
今宵は下弦の月です。
手放すとそのかわりに新しい何かが引き寄せられます。それは何なのでしょうか?
今回は3つの宿、昴宿 (ぼうしゅく)・畢宿( ひつしゅく)・觜宿( さんしゅく)の解説と、それぞれの宿で意識していただきたい手放しについて書いてみたいと思います。
昴宿 ぼうしゅく、 一言で表すと気高い人
気品があり、強運で、周囲から引き立てられる幸運宿です。頭の回転が早く、勉強家、芸術才能、天の恵みに27宿で最も恵まれています。しかしながらプライドが高く潔癖過ぎると融通が利かないと思われることも。
知識や技能とともに高みを目指すことが成功への鍵と言われます。
振り返ってみたとき、頑なになって首を横に振り続けたことはありませんか? ちょっとだけその頑なさを手放して、周りの人の話を聞いたり、違う視点から眺めて見ると新しい世界が広がりそうですね。
その世界を新たに自分のモノとして引き寄せるに相応しい才能や強運の持ち主なので、勉学で得た豊富な知識が新しい何かを得る一助となりそうです。
7色の多彩な虹が、調和が取れて一つの大きな景色を見せてくれるように、この宿曜の人もより一層、多才な面で周りを惹きつける魅力に溢れることでしょう。物事を多面的な視野で見ると何かが見つかりそうです。
この写真は9月に職場から撮影致しました。仕事も一瞬忘れて、思いがけず同僚達と写真撮影会になりました。
畢宿 ひつしゅく、一言で表すと揺るがぬ人
容姿に恵まれた美人であり、人間関係に恵まれて質実剛健、畢とは終生の意味です。生涯をかけて何かを成そうとする強い信念と持続力に恵まれています。
孤独を恐れない強さがあり、信念も有りますが、頑固さが誤解を生むこともあります。力を抜いて握りしめているものちょっとだけでも手放してお手柔らかに。
高き志と謙虚に軌道修正をする柔軟性を引き寄せることで、たくさんの選択が生まれて、成功へ導く過程も広がるのではないでしょうか。
志を持ち、何かを成し遂げようという強い意志と芯の強さは尊いです。目的意識が高ければ高いほど、根を詰めてしまいがちです。その一途さを少し緩く手放す感じで一歩下がって確認しながら二歩進む柔軟性の引き寄せがあればなお一層成功に向けて視野が広がりそうです。
季節が巡れば紅葉や木の実も美しく実ります。毎年毎年、季節が巡れば見かける風景ですが、気候や温度、雨量は毎年違います。
木々はジッとその場を動くことなく、季節季節に柔軟性を持って受け止め、秋の実りを迎えます。この宿曜の人も是非とも柔軟性を持って、目標を達成して下さい。
10月に、通勤途中に見かけた赤い実に惹きつけられて思いがけず撮影致しました。自粛で行動制限になり、メリハリのない生活でしたが、季節は決して変わらずに巡るのだと身近に実感致しました。
觜宿 ししゅく、一言で表すとかしこい人
觜はくちばし、という意味です。言葉に説得力と魅力があります。また、礼儀正しく、頭も良く、話術抜群でカリスマ性もありますね。物資運、財運、高い社会的地位を得る宿です。
知的さ、抜け目なく計算高い二面性も。あまり計算づくで動くと失敗の元に! 頭の中にある損得勘定を手放すと、第六感が冴えてきます。心の思うままに行動して引き寄せたものを人生の引き出しに増やしてみてはいかがでしょうか?
言葉にしなくても伝わる相手を大切に、長いお付き合いが運気に繋がります。
理屈ではなく、以心伝心、琴線に触れる感覚、魂が震える出会い、色々な表現が日本にはあります。今まで礼儀正しさや賢さで、魅力的な話術で人間関係を築いて来たことでしょう。
今度は一歩進んで一旦理屈を手放し、喜怒哀楽の表情を感じ取ってみませんか? その時に引き寄せた何かがあなたの宝物になりますように。
鳳凰は鳥類の王者ですね。カリスマ性はもちろん、圧倒的な存在感は他の鳥の追随を許しません。広く大きな翼で自由に思うがままに大空を羽ばたいています。
この宿曜の人も心の赴くままに駆け抜けて高い空から新しい景色を見つけられたら素敵です。
車窓の風景を電車の揺れにめげずに、撮影致しました。長い觜を持ち真っ直ぐに羽を羽ばたかせる鳳凰に見えたのです。去年の8月の空でした。
時間と季節は老若男女問わず平等
以前、40歳過ぎだった頃でしょうか。不惑なんてとんでもなく、今年もまた、・・・何も無くだらだら過ごし何となく焦る私に一回り年上の先輩がこう話していました。。。
「だってさ、考えてごらんなさいよ。10歳のお子さんの、1年は10分の1、20歳の若い人の1年は20分の1、だから、30歳の大人のスタートは30分の1。単純計算しても早く感じるはずよぉっ~!!」
確かにネ・・・大いに頷いた次第です。
これをご覧になっている皆さまは、何十分の1の人生を歩んでいらっしゃいますか?人の数だけ個性も人生も違います。当たり前ですが。そしてかけがえのないものです。
しかしながら、時間と季節は老若男女問わず平等です。
月の光も平等に照らしています。
受け止め方や感じ方は千差万別
だからこそより一層、豊かに幸せに生きるために宿曜があるのではないかと思っています。
皆さまの毎日が、楽しく豊かになるための新たな発見や気づきがありますように、心から祈っております。
次回も是非お越し頂けましたら嬉しいです。