新月(ー)期の腎臓お助けエクササイズ!
はじめまして。今月から月よみ師®として記事を書くこととなりました山本由貴です。
まずは簡単な自己紹介から。
私は10年以上作業療法士として病院でリハビリのセラピストをしながら、オステオパシー(身体の構造を整えて自然治癒力をUPさせる治療哲学)を学んでいます。
もともと月に興味があり、月の満ち欠けが月経周期や妊娠・出産など人の身体に関係していることを知りました。
「月にのって健康になれたら素敵やん!」そう思って月よみを学びました。
月と身体の関係やセルフケアの情報を皆さんにお届けできればと思います。
新月(-)期ってどんな影響があるの? 腎臓との関係は?
月は、12月8日の9:36から新月(-)期という周期に入っていきます。
新月(-)期は、下弦の月(半月)からだんだん細くなっていき、少しづつ新月に向かっていく時期です。
このように形が変わっていくことから、全体の調和のために要らないものを捨てていく「手放し」に適しているといわれています。
特に身体で影響を受けやすいのが「腎臓」です。
なぜか?
腎臓のはたらきをみていくと…
・尿を作る
・体内の水分量の調整
・血圧の調整
・ホルモンをつくる
特に、この尿を作るという機能がまさに身体の要らないものを「手放すこと」といえます。
腎臓は体液のバランスを一定に保つため、血液をろかして、尿という形で老廃物や水分などを排泄しています。この時、必要な栄養素や水分は再吸収されます。
この尿を作る機能がうまくはたらかないと、老廃物や毒素が体内に溜まってしまいます。
ここで、要らないものを「手放すこと」というと排便もそうなのでは? という疑問が出てくるかもしれません。
排便は、口から入った食物がベルトコンベアのように、胃→小腸→大腸と送られていく過程で、消化・吸収された残りカスが最終的に排出されるイメージです。
対して尿は、すでに体内にある血液の中から不要な物を選んで排出していくので、今ある物を「手放すこと」により近いのではないかと思います。
腎臓をお助けするためのセルフエクササイズ!
まずは、エクササイズのご紹介の前に、大まかな構造や位置を知っていきましょう。
腎臓は左右一対の臓器で、そら豆の様な形をしています。
位置は腰より上、だいたい肘くらいの高さの背中側にあります。
さらに、腎臓はまわりを脂肪の組織で包まれており、上は横隔膜、後ろは内側から大腰筋(だいようきん)・腰方形筋(ようほうけいきん)・腹横筋(ふくおうきん)と筋肉に囲まれています。
ちなみに、これらの筋肉は姿勢を保つはたらきがあるので、腰痛の原因になったりもします。
靭帯で固定されている胃腸や肝臓などと比べると、筋力低下や姿勢の影響を受けやすく、ひどい場合には重力に負けて下垂してしまうこともあります。
また、まわりの筋肉が緊張してかたくなってしまうと、腎臓にも緊張が伝わり、血管が圧迫されて血流が悪くなったり、腎臓のはたらきをコントロールしている自律神経が乱れてしまったりします。
「機能と構造は相互に関係する」
これは、オステオパシーの考え方なのですが、腎臓が上手にはたらくためには、あるべき位置にあることがとっても大切です!
そこで、腎臓の位置をキープするために、まわりの筋肉をはたらかせつつ、筋肉の緊張を調整するエクササイズを紹介します。
エクササイズその1
①膝を立ててあお向けになり、手のひらを天井方向に向けて両手を広げます。
②片方の膝を反対側の肘に近づけるようにします。
これを左右交互に20回繰り返します。
エクササイズその2
①両足を床につけて、浅めに腰掛けます。
②両手で脇腹をつかみます。
③背骨をしならせるように意識しながら、ゆっくりと身体を横に倒します。
これを左右交互に10回繰り返します。
☆2つともポイントはゆるーく&ゆっくり行うことです!
☆腰回りの筋肉のエクササイズなので、腰が楽になる方もいるかもしれません!
この記事を読んでくださった方々にとって、月とともにご自分の身体を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
それでは、月の力に上手にのって、良い新月(-)期をお過ごしください。