【宿曜別】良き年を迎えるために、取り掛かるとよいこととは?~上弦の月編~
皆さま、こんにちは。月よみ師®Akiです。
前回に引き続き、月の性質と人間の内面の関係を宿曜と絡めてお伝え致します。
ご自身の宿はどれに当たるのかこのサイトで確認して下さいね。
上弦の月は、満月に向かって、だんだんと満ちていく月。
空を見上げた時、昨晩よりも一層満ちていく月を眺めると、どんな思いがわきますか?
「あともぅ少しでまんまるだな、もうちょっと、もうちょっとだ」
「満月の夜空は、晴れていて欲しいな」
「何かいぃことあるかな」
満月という完成に向かってなんだかわくわくしたり、良い気持ちになることがいつもより多いのではないでしょうか。
では、なぜ良い感情が湧いてくるのでしょうか?
それは私たちが、月のエネルギーから自然と影響を受けているからだと考えられます。
満月へ向かう空を見上げた時は、ゴールに向かって物事を完成させたいという欲求が出てきます。
行動制限を余儀なくされた今年、その中で、新しく何かを始めた方も多くいらっしゃると思われます。
例えば、
外食から自炊を始めた。
不要なものを処分したことにより大切な物が残った。
読書により知識が増えた。
オンライン化により学ぶ楽しさ再発見。
ITに詳しくなった。
室内運動で意外と体力が付いて柔軟になった。等々……
その発見を来年も引き続き極めたいという思いがあれば、次回の上弦の時期は、満ちていく月とご一緒に、新しい年の目標や計画を立てるのに最適な時期です。
上弦の月相では出逢いやシンクロもあり、タイミングよく必要な情報を得て新しい方向へ向かう可能性も引寄せるからです。
新しい年の出逢い、計画性、人脈、引き寄せ、繋がる力、を構築しながら、そのことを踏まえて今回は、参宿(さんしゅく)、井宿(せいしゅく)、鬼宿(きしゅく)、についてお伝え致します。
参宿 さんしゅく 一言で表すと革新する人
明るく、個性的、情報の伝達が上手く、フットワークが軽く若々しい。
既成のものを打ち破り、新しいものを作り出す革新的な運気と才能に恵まれます。
好奇心旺盛な行動派、勢いに任せず人付き合いもきちんとしておくと良いとされます。
今年は、オンラインでの繋がりが多かったかと思われますが、いち早く順応されたのではないでしょうか。
直接会えないなど行動が限定される中でも明るく振る舞い、その軽やかさに救われて癒された方も多かったのではないかと思います。
来年もぜひその軽やかさをそのままに、色々な情報を発信してみてはいかがでしょうか。また、そこで出会った人の繋がりもますます大切に育んで下さい。
井宿 せいしゅく 一言で表すと切り抜ける人
コツコツと努力できる才能をいかして知識を得て物事を論理的に捉えます。
説得や交渉力に長けている。専門分野をいかして見つけると良いとされます。
今年は、ご自身と向き合い新しい才能を発見されたのではないでしょうか。
外出に制限がある分、何か新しい事をじっくりと学ぶのに抜群の集中力を発揮したと思われます。
そこで得た知識を深めて、来年はこの知識をどうアウトプットするか、その才能を社会に還元して下さい。そのための交渉力や説得力も同時に活かして下さい。
鬼宿 きしゅく 一言で表すととらわれない人
素直で純粋、自由人、柔軟、海外に縁があります。
豊かな発想と自由さが身上。好奇心が旺盛なので思ったことは実行に移す。
感受性が豊か。抱擁力と安心感があります。
今年は海外旅行ができずに残念な思いをした方も多かったと思います。
でも「残念でした」で終わらずに、その自由で豊かな発想でオンライン、手紙、メール等、違うアプローチで縁を繋げていかれたのではないでしょうか。
その内容も豊かな感受性で相手を包み込み、受け取った方は貴方のそんな実行力に安心感、親近感を覚えたかと思われます。
その包容力と安心感でぜひ来年も柔軟に過ごして下さい。
前へ前へと進みたがる人の脳
月の動きの法則を見てみると、地球の周りをまわる公転周期は27.32……日です。
新月から新月までの周期は29.53……日。
この小数点は割り切れることがありません。
同じ位置を周るのではなく、らせん状で周っているからだと考えられています。
元に戻る時には少し上昇しているのです。
そのすこしづつ上昇している動きに合わせて、私たちも良きものを引き寄せて、目標を立てて、実行して、前進、上達するのは宇宙の真理にかなっています。
しかも人間の脳は、全て前へ前へ進み完成したい方向にできていると言われています。
1⇒2⇒3⇒と完成に向かってどんどん進む性質です。
連続テレビや、シリーズもの等に一旦はまってしまうと、続きが気になるのはこのためです。
たとえば街中で、建替えのためにある日突然平地になった場所を見て、
「あれっ? 前はどんなのだったっけ?」と見慣れた風景のはずなのに思いだせないことはありませんか?
これも脳の性質が、前へ進むことはあっても後ろに進むことはないためです。
地球、太陽、月、人間、全てがこの大いなる宇宙の中で、「前進する」という共通の動きで連動しています。
その中でも過ぎた一年を振り返りつつ、新しい年も良き年になるようにと、目標を立てたり、願い事をして、実行して、一歩前に進むベストタイミングが、1月21日の上弦の月の時期です。
日の入りを撮影致しました。黄色が目立ちます。月の出が始まるのに相応しい空の色です。
色々なグラデーションですが、人の数だけ色々な過ごし方があったことを受け入れ、受止めているかのようです。年末に相応しい空の色です。
日の出直後に撮影致しました。オレンジ一色です。
どんな日になるか、今日をどう過ごすか、一日のスタートは全員平等と教えられているかのようです。
来年こそ良き年になりますようにという、共通の思いをくみ取っているようです。
通勤途中で撮影致しました。
この木の様に、しっかりと根付きつつも、季節を柔軟に受け止める枝葉があり、年輪を重ねています。
来年をどのように過ごすか、自分軸をしっかりと見極め、且つ、柔軟に対応できる姿勢がますます大切になるのではないかと思いました。
皆様、停滞することなく、少しでも前へ前へと進み、沢山の発見を手にして下さい。
それを深めるためにはどうするか、目標を設定して何かを得て下さい。
それは人生の宝となり、生きる希望に繋がると思います。
そして、良きお年をお迎えくださいませ。
次回も是非ご覧いただければ嬉しいです。