新月の今日は腎と肺! ~月の満ち欠けを利用した効果的な身体ケア~

こんにちは。月よみ鍼灸師 小林怜子です。
今月も、月の満ち欠けによって影響を受ける臓器はどのような働きをしているのか? を東洋医学の考え方からお伝えしていきます。
そのときにやると良いセルフケアについてもお伝えしますので、月の満ち欠けに合わせたより効果的な身体ケアを、ぜひ試してみてくださいね。

新月の今日。どんな身体ケアをする?

2月5日2時37分に下弦の月となり、
(満月から月が痩せていってちょうど半分の大きさ)
さらに月が細くなっていき、本日2月12日4時6分に新月となりました。
(月と太陽が重なるため太陽の明るさにより目に見えない)

下弦の月から新月までにあいだは、腎臓ケアをしましょう、と先月お話しました。
https://tsukiyomi-magazine.com/2021/01/08/post-18486/

新月から上弦の月までの間は、肺に月の影響を受けやすい期間です。

新月当日の今日は、月のエネルギーが腎臓に影響する時期と、肺に影響する時期のちょうど境目の日となりますので、腎臓の疲れを労り、肺がスムーズに働いてくれるようにすることを意識してみましょう。

腎臓と肺は、どんなことをしてるの?

先月、腎は”元気”を作り出している、とお伝えしました。
(臓器そのものを表しているときは“腎臓”、働きを表しているときは“腎”と表記します)

腎は、
・全身の水分代謝を調節する。
・生命力の根源である”精“(エネルギー)を貯蔵していて、元気を作り出している。
ということをしていますので、

腎が疲れてくると、
・元気がなくなる。
・活動が低下する。
・身体が冷える。
・生殖能力低下。
・病気にかかりやすい。
・病気が治りにくい。
・白髪、脱毛、歯・骨がもろくなる。耳が聞こえにくくなる。
・むくみ、おしっこが出ない、頻尿、下痢などの症状が出る。

以上のような症状が出ます。

腎が疲れたままだと、いろいろと困ったことになりますね。

肺は、
・呼吸を通じて、”気”を体内に取り込む。
・心臓を助けて、臓器や器官の働きを調整する。
ということをしています。

「心肺機能」という言葉、聞いたことありませんか?
ドラマなどで、主人公が大切な人が入院している病院に駆けつけて、お医者さんから「心肺機能が低下しているので、今夜が峠です」と聞かされ、愕然と立ち尽くす、みたいなシーン……。

西洋医学的にも、心臓だけではなく「心肺機能が……」と、心臓と肺をセットで捉えたりします。

東洋医学的にも
血液は、心臓が全身に巡らせる。
水分は、肺が腎臓や膀胱に運んだり、給水ポンプのように働き全身に散布する。
というように、体内の液体(血・水分)を“全身に送る”ということを、心臓と肺が協調しておこなっています。
心臓の機能が落ちると、肺に水がたまったり、肺炎になったりします。
「心不全で肺に水が溜まった・心不全で肺炎になった」という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

逆のパターンで、重症な肺炎になった場合、心臓にも負担がかかるので、肺炎になった後は心臓の働きが落ちるというデータもあるようです。

「心臓が止まる」=「死」
「呼吸(肺)が止まる」=「死」です。

肺も働きが弱まってしまったら困りますね。

肺が弱ると、
・気力がなくなる。
・しゃべるのがおっくうになる。
・倦怠感を感じる。
・息がとぎれとぎれになる。呼吸が荒くなる。
・咳がでる。
・痰がたまる。
以上のような状態になります。

新型コロナで重症化するかどうかは、肺炎を起こすかどうかというのもキーになるようですので、いまのこのご時世、肺のケアはしておきたいですね。

新月の今日やると良い身体ケア

では、早速、腎臓と肺のケアをツボを使ってやってみましょう。

前回ご紹介した腎臓ケアでは、腎のルート(足少陰腎経(あししょういんじんけい))の足から膝の間にあるツボの中から5つをピックアップしました。
足少陰腎経は、足底から鎖骨(内側)の下までのあいだにある27個のツボの流れのルートです。
新月の今日は、腎経ルート全体の流れを良くし、「たくさん頑張ってくれてありがとう」と、腎の疲労を労ってあげましょう。

肺のルート(手太陰肺経(てたいいんはいけい))は、親指から鎖骨(外側)の下まで、全部で11個のツボから成るルートです。
肺のルート全体の流れを良くし、肺に「これからエネルギーがたくさん入るからよろしくね」とご挨拶しましょう。

①足少陰腎経(あししょういんじんけい)ラインをさする。足の裏からスタートし、アキレス腱の内側のラインを、ふくらはぎ~膝の裏内側~太もも内側を肛門の方に向かってさすり、恥骨から胸の下までは、中心から親指半分の幅外側のラインを、胸からは中心から指3本分外のラインを鎖骨の下までさすりましょう。
図を参考にさすってみてください。左右両方さすりましょう。
同時にやっても、片方ずつやっても構いません。

②手太陰肺経(てたいいんはいけい)のラインをさする。さすりたい側の腕と反対の手で、親指をつかみ、そのまま手の平の親指側をさすり、手首までいったら、腕の内側の親指側をそのまま肩までさすり上げ、鎖骨下の凹みまで進みます。
図を参考にやってみてください。

腎経は 、足の裏から鎖骨の方へ。
肺経は、手の親指から鎖骨の方へ。
と、ルートの流れる方向通りにさすります。ゆっくりと、各ルートを3回ずつさすっていきましょう。

全体の巡りをよくすること臓器へ労りの想いを馳せることが目的のため、細かく場所を探して正確な場所を押せていなくても大丈夫です。
手で実際に軽くさすってあげる他、意識で(イメージで)ツボのルートを辿っていってあげるというのでも良いでしょう。

ぜひ、新月の今日、自分の身体と会話するように腎のルートと肺のルートに触れて、自分の身体を、自分の臓器を、労ってあげましょう。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また来月お会いできますこと楽しみにしております。
小林怜子でした。

月よみ師のプロフィール

小林怜子 月よみ師
"はり師・きゅう師歴20年。月よみ師®。2児の母。

整形外科クリニックや総合病院のリハビリ室に鍼灸師として勤務し、延べ1万人以上の患者さん達と接し、我が子の喘息・アトピー、実母の癌闘病とも向き合ってきた中で、
「元気な時から自分の心と身体に気を配り、体調の変化に気付ける人を増やしたい」という想いを持ちました。

自身の切迫早産の経験から、月の満ち欠けと人の心身の関係をより深く学びたいと思っていた時に出会った“月よみ”を利用し、情報発信をしていきたいと思っています。

2015年、1人1人の患者さんとじっくり向き合いたいと想い独立し、こばやし鍼灸院開院。
心と身体の滞りを取り除くことで、痛みや症状が取れるだけでなく、その後の人生が豊かになっていくことを目指した施術を提供しています。"