こんにちは! 月よみカラーカードセラピスト 智香です。
さて、前回に引き続き、月星座が持つ「素の性質」と月星座に対応する色が持っている性質を絡め合わせながら、自分も知らない「本来の性質」とはどのようなものか? ということをお伝えしていきます。
そして、日常生活の中で人間関係に悩んだ時、本当はどうしたいのか、どのように対処したらよいのか、そのヒントになるような考え方についてもお伝えします。
「こうしたら上手くいくかもしれない」と人間関係に対して実験をするような気持ちで参考にしてみてくださいね。
第3回のテーマは、「かに座」です。
月の満ち欠けについて
かに座さんの特徴をお話する前に、そのそも「月」とはどのようなものか、大まかに触れておきましょう。
毎日毎日、昇っては沈んでいく「月」。
その姿を、皆さんはじっくりとご覧になったことがありますか?
月は毎日満ちたり欠けたりして、私たちに見せる姿を変化させています。
そして、月が満ちていく時期、欠けていく時期によって、4つの基本性質というものが存在します。
皆さんが最もよく目にしているのは、おそらく「満月」でしょう。
テレビの気象情報でも、「〇〇日は、スーパームーンです!」「××日は、月食です!」などと、満月については月ごとに名前も付けられており、天体現象も話題になったりするため、注目されますね。
満月の反対は新月。
この満月と新月を中心として、月は4つの性質にわけられます。
新月から満月に向かって徐々に満ちていき、ちょうど半月になった月を、「上弦の月」と呼びます。
そして、新月から上弦の月までの期間は、新しいステージに向かう時期であり、開拓期に当たります。
上弦の月から更に月が満ちていき、満月を迎えます。
この時期は、「引き寄せ期」にあたり、何かが満ちるまでに必要となる物事や人との出逢いの時期でもあります。
満月を迎えた後、月は欠け始めて新月に向かいます。
満月から徐々に月が欠けていき、ちょうど半月になった月を、「下弦の月」と呼びます。
下弦の月までの時期は、満月で心や物事が満たされたこともあり、根拠なき自信を持つ時期に当たります。
そして、下弦の月から更に月は欠けていき、新月を迎えます。
新月とは、全く何も無い状態。
つまり、この期間というのは、人間関係も含めて色々なものを手放し、整理整頓をして俯瞰してまとめる時期にあたるのです。
簡単に月の特質を説明すると、このような4つに分けられます。
この4つの特質を知っているだけでも、「今はこういう時期だな」ということがわかり、意識して過ごすことにより、月のサポートを受けやすくなるのです。
月星座 かに座の性質とは?
月星座の中の4番目の星座、「かに座」はどのような性質を持っているのでしょうか?
かに座は、生物である「蟹」を想像して頂くとわかるように、母蟹の産卵時には卵をしっかりとお中に抱え、子蟹が孵化して自分の力で歩き、生きていくことができるようになるまで大事に大事に自分のお腹に抱えたままで餌をとり、子どもに餌を与えて子育てをします。
その姿からもわかるように、自分を主張するというよりも、誰かのために「今自分ができること」を精一杯行い、他を受け止め、置かれた環境に順応して輝きを放つという性質が特徴です。
まさに「母性愛」の塊であり、誰かのために役に立つときほど張り切って知識を蓄え、技を身につけ独自のやり方を考案して活躍するのです。
そんなかに座さんを一言で表すならば、「賢き母」であり、「育メンパパ」ですね。
母性愛にあふれたかに座さんを色に置き換えると、感受性豊かな「橙(だいだい)色」なのです。
橙(だいだい)色がもつ特質と色彩心理
橙色は日本人にとってはとても親しみのある色です。
冬はこたつに入ってミカンを食べる。とか、お正月はお鏡餅を飾ってお餅の上にはダイダイを置く。
あるいは、初日の出のオレンジ色の太陽や日没頃のオレンジ色に染まる景色など、日本古来から最も身近に存在してきた色のひとつでもあります。
「橙色」は、赤色と黄色が混ざった色であるため、色の意味でいえば、赤色の「熱い情熱」という部分と、黄色の「希望や不安」といった様々な感情を併せ持った色です。
そのため、橙色のキーワードは「感情」。
特に、他人とのコミュニケーションを図るうえで感情がかかわる部分、つまり「共感」が重要なポイントとなってくる色なのです。
このような橙色の特色を持っているかに座さんは、とても感受性が高く、共感力も優れています。
12星座の中では、最も母性が強い星座といえるでしょう。
しかし、感受性や共感という力が発揮できるのは、「他人」という相手がいて初めて成り立つこと。
つまり、ひとりぼっちの状態にはとても弱く、また「他人の役に立てない」と感じたり、「気持ちをわかってもらえない。分かち合えない」と感じた瞬間に、かに座さんの輝きは失われてしまうのです。
かに座さんの性質を活かすには?
とにかく他人を受け止めたいかに座さんですから、誰かが一緒に頑張ってくれることが重要です。
ひとりで行動をするよりも、グループの中の「まとめ役」「ご意見番」としての役割を果たすのが最もあっているでしょう。
まとめ役といっても、自己主張をするタイプではないので、リーダーというよりはサポート役に向いています。
あくまで、皆の意見を聞き、全て受け止めたうえで「こういう風にしたらどうかな?」とまとめるサポート的な立場としてのまとめ役があっているのです。
一方で、感受性が高く、かに座さん自身も感情が豊かであるため、すぐに人の感情を読み取ってしまう部分もあります。
従って、「この人とこの人が対立している」と感じたとき、何とかその状態をまとめようと自分なりに考えますが、気持ちが先立ってしまって、1人で行き詰ってしまう、あるいは気に病んでしまうということも多々あるかもしれません。
さらに、そういう気持ちをだれにもわかってもらえないと、「自分だけこんなに皆のことを考えているのに」と、イライラしたり、悲しくなったりすることもあるでしょう。
自分の中でいろいろな感情が渦巻いている。
それが、かに座さんなのです。
このようなかに座さんの特徴を活かすためには、蟹が子蟹を育てて自立をさせるように、周りの意見をすべて受け止めて「この状況の中でどうしたら皆がうまくまとまるかな?」ということを考えてわかりやすく伝えることです。
かに座さんはとても人の気持ちがよくわかるので、かに座さんの発する意見は、周りの人からも「自分の気持ちが受け止めてもらえた!」と感じてもらうことができ、素直に意見を受け入れてもらうことができるでしょう。
そういう1つ1つの行動が、結果的には全体をまとめることになり、コミュニケーションを円滑にすることにもつながるのです。
会社や社会での会議や話し合いの場では、個人個人がどうしても感情的になり、自分の意見を通そうとします。
そういう状況の中で「聞き役兼まとめ役」として、全員の意見を聞きそして「こういう方針ではどうだろうか?」と、妥協案を提案する役目になりましょう。
家庭内では、パートナーや子どもの話し相手として、相手の気が済むまで話を聞き、相手が何か悩みや問題を抱えているようであれば、相手の気持ちを汲み取ったうえで「こうしてみたらどう?」と、さりげなく提案をしてみることで、能力を最大限活用することができます。
相手の月星座がかに座の場合
相手の月星座がかに座さんの場合には、その特徴を活かしてあげましょう。
かに座さんは、とにかく自己主張がないので、意見を求めることはNGです。
こちらから自分の意見やその思いを伝え、そのうえでどうしたらよいのかと相談することが問題を解決する最善策です。
かに座さんは突発的に変化が起きたとしても、状況や環境には抵抗することなく馴染むことができます。
「こんなに風に変えたい」と伝えたとしても「それが相手にとって喜ばしいことであれば、協力します」というスタンスです。
むしろ、どんどんこちらから気持ちや要望を伝えていき、話し合っていきましょう。
かに座さんは、とにかく無償の愛を提供することを生きがいとしています。
相手の気持ちを汲み取りながら共感し、他人を受け止めることが得意なので遠慮をすることなく心を開いて話し、コミュニケーションを図りましょう。
かに座さんにとっては、ひとりぼっちにされて、「相手の気持ちがわからない」「共感してもらえない」という感情に関わるコミュニケーションエラーが不安を高めることになります。
意思疎通を図り、「大丈夫。ひとりじゃないよ」ということで不安を取り除いてあげると、不思議とトラブルも回避することができ、物事が円満に進んでいきますよ。
ぜひやってみてくださいね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは、また次回お会いできますことを楽しみにしております。
月よみカラーカードセラピスト 智香でした。