月よみ

下弦の月の今日は、心臓と腎臓! ~月の満ち欠けを利用した効果的な身体ケア~

こんにちは。月よみ鍼灸師小林怜子です。
今月も、月の満ち欠けによって影響を受ける臓器はどのような働きをしているのか? を東洋医学の考え方からお伝えしていきます。
そのときにやると良いセルフケアについてもお伝えしますので、月の満ち欠けに合わせたより効果的な身体ケアを、ぜひ試してみてくださいね。

下弦の月の今日。どんな身体ケアをする?

3月6日10時30分に下弦の月(満月から月が痩せていってちょうど半分の大きさ)となります。

満月から下弦の月までのあいだは、月のエネルギーが心臓に影響しやすい期間です。
下弦の月から新月までのあいだは、月のエネルギーが腎臓に影響しやすい期間です。

下弦の月の当日の今日は、月のエネルギーが心臓に影響する時期と、腎臓に影響する時期のちょうど境目の日となりますので、心臓の疲れを労り、腎臓がスムーズに働いてくれるようにすることを意識してみましょう。

心臓と腎臓は、どんなことをしているの?

心は、「神を蔵する」と東洋医学では考えます。
(臓器そのものを表しているときは”心臓””腎臓“、東洋医学的な考え解説のときは”心”“腎”と表記します)

意識的活動(動作、言語、表情など)も、無意識活動(心拍動、呼吸、消化吸収、排泄など)も、適切におこなわれるように、“神”がコントロールしています。

心は、
・知覚・記憶・思考・意識・判断など、すべての精神活動を支配する。
・すべての臓器が調和を保って活動することを主る(つかさどる)。
・血を全身に運行する。
ということをしています。

神(心)が安定していれば、心身ともに健康です。
神(心)が失われれば、死亡します。
西洋医学的にも、心臓が止まると死亡ですね。

心が不健全だと、
・出るべき時に汗が出ない。もしくは、むやみやたらに汗がでる。
・味覚異常
・言語障害
・顔色が白っぽく、つやがない。
という症状がでます。

腎は、
・全身の水分代謝を調節する。
・生命力の根源である”精“(エネルギー)を貯蔵していて、元気を作り出している。
ということをしていますので、

腎が疲れてくると、
・元気がなくなる。
・活動が低下する。
・身体が冷える。
・生殖能力低下。
・病気にかかりやすい。
・病気が治りにくい。
・白髪、脱毛、歯・骨がもろくなる。耳が聞こえにくくなる。
・むくみ、おしっこが出ない、頻尿、下痢などの症状が出る。
以上のような状態になります。

心と腎が正常な協調関係を失った状態のことを「心腎不交(しんじんふこう)」といいます。
心腎不交になると、手足の熱感、寝汗、口や喉の渇き、めまい、耳鳴り、腰膝のだるさ、不眠(夜中に目が覚める)などの症状が出ます。

心や腎、他の臓器もそうですが、それぞれ単体でバラバラに働いているのではなく、協調して働いているので、どこか一部分に不調がでると、それに伴って全体のバランスが崩れ、他の部分にも影響がでてきます。
その中でも”心”は、司令塔のような役割をしていて、全体を支配し、調和を保つことをしているので重要です。
健やかな状態を保てるようにしていきましょう。
腎を整えた方が良い理由については、この記事の最後に、腎臓ケアについて書いた回のURLを載せてますので、そちらも見てみてください。

下弦の月の今日やると良い身体ケア

心臓と、腎臓のケアをツボを使ってやってみましょう。
心臓のルート【手少陰心経(てしょういんしんけい)】は、脇の下から手の小指までの9つのツボからなるルートです。

腎臓のルート【足少陰腎経(あししょういんじんけい)】は、足底から鎖骨(内側)の下までの27つのツボからなるルートです。

下弦の月の今日は、心経の流れを良くし、心臓の疲れを労ってあげ、腎経の流れを良くし、これから頑張って働いてくれるように挨拶をしましょう。

① 手少陰心経(てしょういんしんけい)ラインをさする。

脇の下の中央~肘の内側(小指側)~手のひらの上で、小指と薬指の間の延長線上で凹むところ~小指の爪の付け根(薬指側)と、さすっていきます。
図を参考にやってみてください。左右両方さすりましょう。

②足少陰腎経(あししょういんじんけい)ラインをさする。

足の裏からスタートし、アキレス腱の内側のラインを、ふくらはぎ~膝の裏内側~太もも内側を肛門の方に向かってさすり、恥骨から胸の下までは、中心から親指半分の幅外側のラインを、胸からは中心から指3本分外のラインを鎖骨の下までさすりましょう。
図を参考にさすってみてください。左右両方さすりましょう。
同時にやっても、片方ずつやっても構いません。

心経は、脇から小指の方へ。
腎経は、足の裏から鎖骨の方へ。
ルートの流れる方向通りにさすります。ゆっくりと、各ルートを3回ずつさすっていきましょう。
全体の巡りをよくすることで。臓器へ労いを伝え、身体と対話することが目的のため、ツボの位置は細かく正しい場所を押せていなくても大丈夫です。

下弦の月当日の今日は、以上のケアをしていただき、明日から新月までの腎臓ケアをすると良い期間については、
https://tsukiyomi-magazine.com/2021/01/08/post-18486/
先月の記事を、参考にやってみてくださいね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また来月お会いできますことを楽しみにしております。
小林怜子でした。

ライタープロフィール

小林怜子 月よみ師
"はり師・きゅう師歴20年。月よみ師®。2児の母。

整形外科クリニックや総合病院のリハビリ室に鍼灸師として勤務し、延べ1万人以上の患者さん達と接し、我が子の喘息・アトピー、実母の癌闘病とも向き合ってきた中で、
「元気な時から自分の心と身体に気を配り、体調の変化に気付ける人を増やしたい」という想いを持ちました。

自身の切迫早産の経験から、月の満ち欠けと人の心身の関係をより深く学びたいと思っていた時に出会った“月よみ”を利用し、情報発信をしていきたいと思っています。

2015年、1人1人の患者さんとじっくり向き合いたいと想い独立し、こばやし鍼灸院開院。
心と身体の滞りを取り除くことで、痛みや症状が取れるだけでなく、その後の人生が豊かになっていくことを目指した施術を提供しています。"
Return Top