満月の今日は肝臓と心臓! ~月の満ち欠けを利用した効果的なケア~

こんにちは。月よみ鍼灸師 小林怜子です。
今月も、月の満ち欠けによって影響を受ける臓器はどのような働きをしているのか? を東洋医学の考え方からお伝えしていきます。

そのときにやると良いセルフケアについてもお伝えしますので、月の満ち欠けに合わせたより効果的な身体ケアを、ぜひ試してみてくださいね。

満月の今日。どんな身体ケアをする?

本日5月26日20時14分、満月となります。

上弦の月(半月)から満月までは、肝臓ケアをしましょう。と以前お話しました。
上弦の月~満月までは肝臓! 月の満ち欠けを利用した効果的なケア

満月から下弦の月(満月から月が細くなっていき、ちょうど半分の大きさになったところ)までは、心臓に月の影響を受けやすい期間です。

満月当日の今日は、月のエネルギーが肝臓に影響する期間と、心臓に影響する期間のちょうど境目の日となります。
肝臓の疲れを労り、心臓が元気に働けるようにすることを意識して、身体ケアをしてみましょう。
今回の満月は、今年の満月の中でもっとも大きく見える満月です。
月は地球の周りを正円ではなく楕円形のルートで回っているため、月と地球の距離は常に一定なのではなく、近いときと遠いときがあります。
月と地球の距離がもっとも近づくときは、近いので大きく見えて、スーパームーンと呼ばれます。

月が地球に、今年一番接近してる今日。
月のパワーがもっとも強力に地球へと降り注ぎます。すなわち、“自分”にも強大な力を受けるときといえます。
その強力なパワーをうまく循環させ、活用しましょう!

肝臓と心臓は、どんなことをしているの?

(肝臓や心臓の臓器そのものについては“肝臓”“心臓”、肝臓や心臓の働きについて書いているときは“肝”“心”と表記します)

肝は、
・気や血の流れを、のびやかに円滑にすみずみまでいきわたらせる。
・血の貯蔵庫となり、身体各部の血液量を活動状況に応じて調整する。
・“将軍の官”と呼ばれ、精神活動を支配し計画を実行する。
・身体活動を円滑に行わせたり、休息を指揮する。
ということをしています。

肝の働きが正常であれば、
素早く適切な判断や行動をとることが出来ます。
筋肉は力強く運動機能も良く発揮されます。
爪は弾力よく艶があり、涙がほどよく目を潤し良く見えます。

肝の状態は、目・筋肉・爪・精神状態に現われます。

イライラしたり、不安になったり、決断力がなくなる。
筋肉に力が入らなかったり、ひきつれて痛む。
爪の色艶が悪かったり、変形したりする。
シミ・クマができる。
目が疲れやすい。物が見えづらい。
以上のような状態があるときは、肝が弱っています。

心は、
・知覚、記憶、思考、意識、判断など、すべての精神活動を支配する。
・すべての臓器が調和を保って活動することを主る(つかさどる)。
・血を全身に運行する。
ということをしています。

心が疲れていると、
・出るべき時に汗が出ない。もしくは、むやみやたらと汗が出る。
・味覚異常
・言語障害
・顔色が白っぽく、艶がない。
という症状が出ます。

心臓や、肝臓は、血液の流れや血液量、精神状態に関わってきます。

身体の具合が悪いときや、気持ちの上下があったときの表現として、
血の巡りがわるい、
頭に血が上る、
血の気が引く、
血が足りない、
などと言ったりすることがありますが、

血の流れ悪かったり、血の量が偏ったり、というような状態が、具合が悪くなったときにおこっていることがあるというのは、みなさんも実感としてあるかもしれません。

また、新型コロナのワクチン摂取後の副反応の中で、重症例には、脳出血だったり、血栓が出来たことが原因で具合が悪くなった、というのがあるようです。
そういう話も聞くと、ますます(ワクチンを自分が打つ、打たないにかかわらず)普段から血液の流れを整えて万全な状態にしておきたいな、と思いますね。

では、さっそく、肝や心を整える身体ケアをやってみましょう!

満月の今日やると良い身体ケア

経絡(ツボが連なって成るルート)を利用して、心臓と肝臓のケアをしましょう。

肝臓のルート【足厥陰肝経(あしけついんかんけい)】は、足の親指から、胸の下の肋骨の際までの14個のツボからなるルートです。
肝経の流れを良くし、疲れを労い、癒やしていきましょう。

心臓のルート【手少陰心経(てしょういんしんけい)】は、脇のしたから手の小指までの9つのツボからなるルートです。
心の働きが潤滑におこなわれるよう、心経の流れを良くしていきます。

①足厥陰肝経(あしけついんかんけい)のラインをさする。

図を参考に、以下の順番でさすってみましょう。

足の親指の付け根(人差し指側)からスタートし、足の親指と人差し指の間のラインを足の甲~足首前面と進み、脚のすねの内側(骨が平たく面で触れるので、その骨の中央のライン)を膝下の指が止まるところまで進みます。
そのまま、膝の骨を乗り越えていき、太ももの内側~股関節の内側へ、お腹を斜め上に上がっていき、肋骨で止まるところまで進み、その斜め内側で乳首の延長線上で肋骨の下縁がゴールです。

図は右のみとなっていますが、左右両方とも同じラインを、脚の指からお腹の方へ上がっていく方向でさすりましょう。

②手少陰心経(てしょういんしんけい)ラインをさする。

図を参考に、以下の順番でさすってみましょう。

脇の下の中央からスタートし、肘の内側(小指側)を手の方へ向かって進み、手のひらの上で小指と薬指の延長線上で凹むところを通り、小指の爪の付け根(薬指側)までさすります。
脇から小指の方へ進む方向で、左右両方ともさすりましょう。

各ルートを左右それぞれ3回ずつさすっていきましょう。
全体の巡りをよくすることで、臓器への労いを伝え、身体と対話することが目的です。
ツボの位置は細かく正しい場所を押せていなくても大丈夫です。

スーパームーンの強大な月のパワーをしっかりと身体に巡らせて、元気をみなぎらせていきましょう!

月の形に合わせた、そのとき最適のツボを使った身体ケアについての連載は、来月(6/24)がいよいよ最終回となります。
最終回は、満月から下弦の月(ちょうど半分の大きさ)までの身体ケアについてお伝えする予定ですので、お楽しみに!

今までお伝えしてきた、月の形の各期間の身体ケアについては以下のURLからリンクの一覧が見れます。
小林怜子 月よみ師の記事一覧

また来月もお会いできますことを楽しみにしております。
小林怜子でした。

月よみ師のプロフィール

小林怜子 月よみ師
"はり師・きゅう師歴20年。月よみ師®。2児の母。

整形外科クリニックや総合病院のリハビリ室に鍼灸師として勤務し、延べ1万人以上の患者さん達と接し、我が子の喘息・アトピー、実母の癌闘病とも向き合ってきた中で、
「元気な時から自分の心と身体に気を配り、体調の変化に気付ける人を増やしたい」という想いを持ちました。

自身の切迫早産の経験から、月の満ち欠けと人の心身の関係をより深く学びたいと思っていた時に出会った“月よみ”を利用し、情報発信をしていきたいと思っています。

2015年、1人1人の患者さんとじっくり向き合いたいと想い独立し、こばやし鍼灸院開院。
心と身体の滞りを取り除くことで、痛みや症状が取れるだけでなく、その後の人生が豊かになっていくことを目指した施術を提供しています。"