月が満ちる時期には、女性の味方のあのアロマを
現在、月は25日の満月に向けて、満ちていっている時期です。
私は講座やセッションにアロマの精油を使用しているのですが、この月が満ちてくる時期になると、必ず自分用に手を伸ばす精油があります。
今日は、そんな月と精油のお話を、月よみ師®でIFPA認定アロマセラピストのやまさき郁代がお伝えいたします。
月が満ちる時期にこそ使いたい香り
月が満ちていく時期、私たちはあらゆるものを吸収しやすくなります。
それは、紫外線やカロリーなどのちょっとイヤなものも、なのですが、もちろん私たちにとって嬉しいものも同様。
たくさん、私たちの心身に取り入れることが出来ます。
そんな時期にこそ、ぜひどんどん活躍していただきたいアロマの精油、それはローズです。
(写真は様々な品種の薔薇が混ざったガーデンですが、精油にはダマスクローズが使われます)
理由は簡単。
だって、高いから(笑)
全体的に精油というのは決して安いとは言えないものですが、中でもローズの値段は格別です。
たとえば、全国のショッピングモールに入っているアロマ専門店「生活の木」ですと、わずか1mlで6,600円。
メーカーによっては、もっともっと高いところもたくさんあります。
そうそう気軽に使えるものではないですよね。
だからこそ、そのエネルギーを吸収しやすい月が満ちる時期に使いたい!
使えば納得、ローズのパワー
とはいえ、このローズの精油、一度使ってみると高価なのも頷けるくらいの素晴らしいものなのです。
また、作用が強いので、他の精油だと1~2%に希釈して使うところを、ローズであればかなり薄い濃度で十分。
なので、単純な計算ほどには高くないのかな……などと思います。
たとえば、スキンケアに。
30mlの遮光瓶に植物油を満たし、そこにローズの精油を1滴垂らしたものは、年齢を重ねた肌におすすめ。
これだけの量があれば、新月~満月の月が満ちている期間中、十分に楽しめます。
その素晴らしさは若い頃にはなかなかピンと来なかったのですが、今やしみじみと実感できるようになりました!
特に乾いた季節や紫外線の強い季節に重宝しています。
また、女性特有の悩みに。
脳の下垂体や視床下部を刺激するといわれているので、女性ならではのお悩みの強い味方になってくれます。
思春期から更年期、老年期まで、ほとんどすべての女性を助けてくれるでしょう。
(※但し、妊娠初期には避けた方がいいという説もあります)
私のクライアントさんにも、毎月ローズでのトリートメントを受けることによって、妊娠したという方がいらっしゃいました(あくまでも個人の一例です)。
そして、喪失感や強い落ち込みにも。
ローズの香りは心をなぐさめ、満たしてくれます。
特に悲しい別れがあった方や、愛情に関わる悩みがある方にはお勧め。
長い間、家族の一員として愛情を注いできたペットとのお別れがあった友人に、この香りをこまめに嗅ぐことを勧めたところ、とても感謝されたことがあります。
また、このローズの精油なのですが、「ローズオットー」というものと「ローズアブソリュート」というもの、2種類があります。
この2つは、抽出方法が異なっています。
お値段は、ローズオットーの方がよりお高め(前述の価格はローズオットーのものです)。
精油の特徴としては、ローズオットーは植物そのものの成分が抽出されているので、スキンケアにはどちらかというとこちらがお勧め。
一方でローズアブソリュートの方は抽出に使う溶剤が残留しているといわれていますが、薔薇の香りそのものに近いのはこちらの方。
ですから、スキンケアよりも、香水や芳香浴などで香りを楽しみたい時にはこちらを使うことをお勧めします。
以前、講座の生徒さんに値段を伏せて香りの嗅ぎ比べをしてもらったところ、圧倒的にローズアブソリュートの方が人気でした。
月が満ちる時期にはローズを
もしもローズの精油になかなか手が出せないような場合には、お花屋さんで薔薇の花を一輪買うのもいいですね。
香りは精油ほどはしませんが、なんといってもその美しい姿形からあふれるエネルギーが私たちを癒してくれること間違いありません。
月が満ちる時期にはローズを。
ぜひ、これから毎月、思い出してくださいね。