もうひとつの月の宿 インド占星術のナクシャトラが伝える月のメッセージ:プナルヴァスの月

こんにちは。月よみ師でアーユルヴェーダヒーリングコンサルタント Sahra(サーラ)です。

月よみWEBでは月よみとインド占星術を組み合わせた情報を発信しています。

前回は、6月10日新月のナクシャトラ
ムリガシラについてお話しました。
前回の記事はこちらからどうぞ。
https://tsukiyomi-magazine.com/2021/06/12/post-19823/

今回は、昨日、7月10日新月のナクシャトラ
プナルヴァスについてのお話です。

プナルヴァス Punarvasu
双子座20度00分~蟹座3度20分
支配神:全宇宙の母 アディティ
象徴:弓と矢と矢筒

ナクシャトラについては、こちらでも説明しています。
参考になさってくださいね。
https://tsukiyomi-magazine.com/2020/01/18/post-14139/

自由と豊かさをもたらす女神

アディティとはこの世のすべてのものの母とされる神です。
この世のすべてを生み出したのがアディティであり、無限を象徴する女神とされています。

古代文献のひとつ、リグヴェーダには、「アディティは空、アディティは空、アディティはすべての神々、アディティは母であり、父であり息子、アディティは生まれるものすべてである。」と記されています。

なんだか禅問答みたいになっていますが、生み出すものも生み出されるものも、そのすべてがアディティであるということを表した文章です。

つまり、アディティとは母なる神であり同時に無限を象徴する神ということになります。

無限ということは、時間や空間の制限がないということなので、ここから、アディティは自由で限りない豊かさをもたらす女神となります。

さらには、アディティヤと呼ばれる12神の母であることから、神々がもつ、純粋さ、寛大さ、富、豊かさ、美しさなど、徳や善い性質すべてを備えている女神にもなっています。

無限の力をもち、純粋な存在のアディティ女神が支配するナクシャトラのプナルヴァスには、このアディティのエネルギーが浸透しています。

アディティのエネルギーは、どこまでも広がり、創造する力に満ち、無限です。

プナルヴァスの月のときには、アイデアなど形のないものを形にしたり、それを現実世界で実現したりする力に満ちています。

他にも、ふとインスピレーションがわいたり、想像力がかきたてられたりするかもしれません。

新月の影響力はしばらく続きますから、この数日は、心を澄ませて、アディティの創造のエネルギーを受け取ってみてくださいね。

弓と矢と矢筒

弓と矢と矢筒のシンボルにはいくつかの解釈があります。

1.もどるべき場所が必要であることを表す
矢が収められている矢筒のは、あるべき場所・おさまるべき場所を意味し、安住の地、安定する場所、戻るべき場所へ戻ることをあらわします。それは、家庭や家族だったり、住まいや住居を表すこともあります。

2.目的を貫く力があることを表す
矢は、矢を射る人とその先の的をつなぐものです。矢を射る人の目的を達成するために矢は放たれます。つまり、プナルヴァスには、目的を達成する力が備わっているということです。

3.たくさんのエネルギーや資源があることを表す
矢筒に収められた矢は、すぐに取り出して使うことができますね。これは、潜在的にもっているエネルギーや資源などのことを表しています。
矢筒に収められたたくさんの矢は、潤沢に備えがあること、資源があることを表してるのです。

3の解釈は、アディティのもつ豊かさともリンクしていますね。

備えが万全で、目標に向けて、いつでも矢を射る準備ができている状態のプナルヴァスの新月。

成し遂げたい目標があるのであれば、今がその目標に向かって矢を放つときです。

すべては繰り返す

プナルヴァスという言葉は、ふたつの言葉から成り立っています。前半のプナルは再びとか繰り返しという意味、後半のヴァスは光という意味です。

つまり、繰り返されることで再び光となること、光が戻ってくること、といった意味になります。

プナルヴァスのひとつ前のナクシャトラは嵐を意味しています。そのため、プナルヴァスには、嵐の後の再生、復活、そして、再び成長を始めるなどの意味もあります。

アディティのところでもお伝えしましたが、プナルヴァスの新月には、
・創造的、革新的なアイデアが浮かびやすくなる
・物事を実現させる力が強くなる
ため、新しいことを始めるのによい時期になります。

また、無限とつながるプナルヴァスを通して、私たちには無限の可能性が秘められているということに気付きやすくなります。

ですので、自分自身にある無限の可能性を信じ、新しい一歩を踏み出すのによいタイミングなのです。

ただ、新月の瞬間は、何かを決めたり、新しい行動を起こすなどは勧められていません。気づきのための瞑想や心の内側と対話するなどして過ごすのがよいとされています。

今日は、新月から一日たっていますので、ご自身の中にすでに目標などを持っている方は、この後、上弦の月までに行動を起こすのがよいでしょう。

大きな目標が思い当たらない方。それでも、折角のプナルヴァスの月のエネルギーを活用して頂けたらと思います。その場合には、繰り返す、再生するなどのエネルギーの活用がおススメです。

小さなことでも構いませんので、何かひとつ、繰り返し続いて欲しいことを選んでみてください。

1日1回必ず誰かにありがとうと言ってみる、なんていうのもよいと思いますし、もっと日常的なことで、朝必ず水を一杯飲むようにする、なんていうのもありだと思います。
自分がご機嫌になれることや、自分だけでなく周りの人もハッピーになるようなことを選んでみるとよいと思います。

ポイントは、必ずポジティブなことを選ぶこと。
わざわざネガティブなことを選ぶ方はないとは思いますが、ネガティブなことも繰り返されますので、ご注意くださいね。

※アーユルヴェーダやインド占星術についてブログを書いています。ご興味があれば、覗いて頂ければ嬉しいです。
https://linktr.ee/akatsukiayv

※参考文献
こちらの記事は以下の書籍などを参考にしています。
書籍:
LIGHT ON LIFE by Hart de Fouw & Robert Svoboda
THE NAKSHATRAS by Komilla Sutton
27 STARS, 27 GODS by Vic DiCara (Vraja Kishor das)

月よみ師のプロフィール

Sahra(サーラ)月よみ師
大阪府在住 アラフィフおひとりさま女子
アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント

妹の難病発症や自身の病気の経験から自然療法に興味をもち、
ふとした出会いでアーユルヴェーダセラピストを目指すことに。

宇宙のリズムに合わせて生きることが、心と体の健康につながることを
アーユルヴェーダを通して学ぶうちに、
アーユルヴェーダではもちろんのこと、
女性の体のリズムやインド占星術でも大切な存在である
”月”に心惹かれ、月よみ師に。

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