高いエネルギーが降り注ぐ満月のお祭り
こんにちは。月よみ師®で潜在意識アロマ®セラピストSundyです。
今日もご覧いただきありがとうございます。
2回にわたって、月が付く日本のことわざとMoonが付く英語の名言・格言から学ぶことをお伝えしました。
今回は、満月の時に行う日本内外のお祭りについて調べてみましたので、いくつかご紹介したいと思います。
1年でエネルギーが最も強い満月祭 ~ウエサク祭とは
1年の中でも5月の満月はヒマラヤ渓谷で強い満月のエネルギーが注ぎ、天上と地上の間に道が開けて強いエネルギーが降り注ぐ といわれます。
そして、お釈迦様が悟りを開いた日とも言われ、世界中で「ウエサク祭」が開かれます。
日本で唯一開かれているのは、京都にある鞍馬寺の「五月満月祭(ウエサク祭)」です。
鞍馬寺の案内ではウエサク祭について以下のように書かれているそうです。
五月満月の宵に、山内の僧侶がつどい、満月に灯を捧げ清水を供えて、宇宙の大霊より大いなるお力をいただき、自己の魂のめざめを祈る儀式が鞍馬山で古くからひそやかに続けられて来た。
この儀式が、ヒマラヤ山中やインドで五月満月の夜に行われているウエサク祭と相通ずるものであること、また東南アジアの仏教諸国においても釈尊の生誕と成道と涅槃を同時に祝うウエサク祭が行われていることから、鞍馬山でも広く信徒に呼びかけ、多くの人々が共に祈りを捧げることになった。昭和二十九年のことである。
五月の満月に天界からふりそそがれるエネルギーは、プラスもマイナスも常にも増して大きく増帽させると言われる。それ故に五月満月の宵は、非行悪言を慎み、真実誠心をもって世に尽くす心を専らに、愛と光と力の尊天のみ心に近づくように努めねばならない。
地上が暗雲に覆われていても雲の上には常に太陽が輝いているように、欲望にとらわれがちな人間も、心の奥にはいつも尊天が輝いている。この内なる尊天にめざめることこそ大切である。ひとりひとりが我欲の衣を脱ぎ棄て尊天に近づくよう努力精進する時、心身は大光明に満たされ、安らぎと歓びに全身全言が甦り、夜明けが来る。
五月満月祭は、ひとりひとりが自分の霊性とめぐり合う時である。
日本で唯一! 浄化からめざめまで行う鞍馬寺のウエサク祭
ウエサク祭りの祭典は数年前までは三部構成だったそうですが、最近のスピリチュアルブームで参加する人数が増えたとのことで、現在は一部構成となって行われています。
三部構成だった時の祭典の内容は以下のように、浄化からはげみ、めざめの順で行われていたそうです。
五月の満月には天界と地上の間に通路が開け、ひときわ強いエネルギーがふりそそがれるという。
この夕、満月に清水を捧げ心のともし灯を輝かせつつ、ふりそそがれる神秘的なお力を身に受けて、自分とすべて のものの「めざめ」のための熱い祈りを捧げるのが、光と水と聖音の祭典「五月満月祭(ウエサクさい)」である。祭典は三部に分かれ、 第一部は「きよめ」の祈りで、祭典に集う人々は、まず自己と場の浄化のために魔王尊を讃仰(さんごう)する。
月が天頂に近づくころ、ひとりひとりが持つ純 粋無垢な心の象徴の「心のともし灯(び)」に灯が点(とも)される、祭場がともし灯に埋まると、銀碗に清水を満たし月に祈りを捧げる。次にともし灯を高く掲げて、真実に生きぬくための強 い力を与え給えと「お力の宝棒」の加持(かじ)を受け、月光のふりそそがれた明水をわかち頂き、慈愛のみ恵みを心に満たす。
そして第二部では、月光を受け ながら大地に腰をおろし静かに「はげみ」の瞑想を行い、夜明けの近い第三部には、智慧(ちえ)の光を輝かせ真実に生きることへの「めざめ」を象徴する聖火 が天を衝(つ)いて上がる。
最後に全員で『心の書(ふみ)』を唱え魂の夜明けを迎える。
世界で行われている満月のお祭り
■ジャイサルメール砂漠祭り
インドの「ゴールデンシティ」とも呼ばれる ジャイサルメールは西インドの砂漠地帯”ラジャスタン州”に位置し、砂漠のオアシスとして知られています。
毎年2月、満月の3日間に行われるジャイサメール砂漠祭りは、お祭り期間中は、砂漠で繰り広げられるラクダレースやターバン巻き競争、最高の口ひげを競い合う口ひげコンテストなど、 インドならではのディープでゆるいイベントで町全体が盛り上がるそうです。
■ベトナムホイアンのランタン祭り
ホイアンはベトナムの首都ハノイとベトナム経済の中心地ホーチミンのちょうど間、ベトナム中部に位置します。
チャンパ王国時代(192年~1832年)から続く歴史の古い町であり、1999年には「ホイアンの古い町並み」として、世界文化遺産に登録されました。
古き良き風景を残す貴重な場所であり、外国人観光客からも人気があります。
月に一度の満月の夜にだけ、町全体を彩るランタンの数々。ランタン祭は、月に一度満月にあたる旧暦の毎月14日に開催されます。
宵のホイアンにランタンの灯りだけが浮かび上がる様子は幻想的且つノスタルジックです。
ランタン祭りは元々死者を弔う祭りで、月に一度行うお盆のような行事です。
ホイアンではランタンを吊るして邪気を払う風習があります。
縁起物のランタンで邪気を払うという考え方は道教に由来しているとされています。
ホイアン観光局が町おこしにと1998年に旧暦の14日にイベントとして開催したことから、祭りとして広く認知されるようになりました。
いかがでしたか?
ウエサク祭とはよく耳にしますが、鞍馬寺での祭典は満月のエネルギーによって天と地と繋がり、私たちをきよめ、はげみ、慈愛を心に満たし、すべてのものの「めざめ」を祈る魂の浄化であるものだと思いました。
他の国での満月のお祭りも調べてみると、インドのジャイサルメールの砂漠祭りのようにユニークなものから、ベトナムホイアンの幻想的なランタンのお祭りまであり興味深いものがありました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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Sundy
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