月星座と対応する色が知っていた! 困った人間関係の対処法~さそり座編~

こんにちは! 月よみカラーカードセラピスト 智香です。
さて、前回に引き続き、月星座が持つ「素の性質」と月星座に対応する色が持っている性質を絡め合わせながら、自分も知らない「本来の性質」とはどのようなものか? ということをお伝えしていきます。
そして、日常生活の中で人間関係に悩んだ時、本当はどうしたいのか、どのように対処したらよいのか、そのヒントになるような考え方についてもお伝えします。
「こうしたら上手くいくかもしれない」と人間関係に対して実験をするような気持ちで参考にしてみてくださいね。
第8回のテーマは、「さそり座」です。

星座と夜空の関係

さそり座さんの特徴をお話する前に、夜、私たちが目にする「星座」と、占星術に登場する「星座」の違いについてお話しておきましょう。

日本語では、夜空の星座も占星術の星座もどちらも「星座」と表現します。
その為、「私は○○座だから、この時期(生まれた季節)に夜空に見えるはず!」と思って、星空の中に自分の星座を見つけようとする方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際は、「その時期、夜空には星座が見つけられない!」というのが現実です。
ただこれは、全ての星座に共通していることで、1つの星座だけが特別というわけではありません。
そして、その理由を知っていれば、自分の星座がどの季節に見られるのかとてもよくわかります。

例えば、今回のテーマにもなっている「さそり座」。

占星術では、10月24日~11月21日生まれの人が当てはまっているのですが、実際に夜空に見られるのは、夏の時期です。
つまり、さそり座さんが生まれた秋に見ようとしても既にその姿は夜空にはありません。

その理由として、
まず、占星術で表現されている「星座」というのは、生まれたときの太陽の位置をもとに、その向こうにどんな星座があったのかを基準として決められているということ。
地球が太陽の周りを回っていることを前提とし、1年(365日)を12の期間で均等割をして、それぞれを30度という角度でエリアを決定し、1つの星座に対して約31日間滞在すると割り振りをして、この期間に生まれた人は、「○○座」と決めているのです。

従って、太陽と共に動いていく星座は、太陽の光に遮られ私たちの目では見ることができないのです。
もっとも、太陽も天体の1つであり、12星座が決められてから現在に至るまで長い年月をかけて少しずつズレてきていますので、現在では当初より約30度程度、ズレているということも事実です。

星空観測をする時にとても見やすい星座として有名な、冬のふたご座、そして春のおとめ座を当てはめて考えてみましょう。
5月21日~6月21日生まれのふたご座は、冬の夜空で観測できます。
8月23日~9月22日生まれのおとめ座は、春の夜空で観測可能です。
つまり、半年程度を目安に夜空を見上げてみるのが良いでしょう。

なぜ「程度」なのか。
それは、日本には四季があり、季節によって日没時刻は大きく異なり、夜が長い時期や夜が短い時期があるためです。
夜が長い季節には、長く星空を見ていることができます。
日没から夜明けまで星を見ることができるため、春の星空が西へ向かう頃に夏の星座が東の空へ上がってくる。ということも、特に季節の変わり目にはあるのです。
すると、「春しか見えないと思っていたおとめ座が、初夏でも見ることができた!」ということは、珍しくないことなのです。

季節を感じながら、夜の星空を眺めてみる。
そして自分の生まれたときの星座を探す。
これも、自分の星座と仲良くなり、自分を知るためのきっかけとなることなのかもしれませんね。
ぜひ、一度、自分の生まれたときの星座、そして月星座の星座を夜空に探してみてください。

月星座 さそり座の性質とは?

さて、月星座の中の8番目の星座、「さそり座」はどのような性質を持っているのでしょうか?
皆さんは、さそりを実際に見たことはありますか?
私は、ペットショップで数回目にしたことがあるくらいです。なかなか、実際に見る機会はないですよね。
さそりとは、星座の図をからもわかるように、蟹のような鋏を両手に携え、長い尻尾をもっています。
そして、尻尾の先には毒針が付いており、この毒針で相手を攻撃し、死に至らしめるのです。
と、これだけ聞くと、そんなさそりの特徴を持ちあわせているさそり座さんは、ちょっと怖い印象ですね。
ただ、こういう毒針も無暗矢鱈に相手を攻撃するためにあるのではなく、あくまで「自分の身を守るため」「生きていくため」に、身につけているものです。
従って、「誰でもいいから攻撃する!」という、攻撃的な感じではありません。
むしろその反対で、とても共感力が高く、さそりが相手の急所を見定めて毒針を刺すように、何事においても一点集中で常に強い探求心を持ち、集中して物事を進めるのがさそり座さんの最大の特徴なのです。

そんなさそり座さんを一言で表すならば、根っからの「研究者」ですね。
自分が見つめるその道を、脇目もふらず一心不乱に歩き続けるのです。

さそり座さんを色に置き換えると、心に熱い情熱とパワーを持ち、共感力という感情も同時に抱えている、赤と橙(だいだい)の中間色、「レッドオレンジ色」なのです。

レッドオレンジ色がもつ特質と色彩心理

レッドオレンジ色というと、あまりピンとこないかもしれませんが、皆さんはさそり座を象徴する星、「アンタレス」を夜空に見たことはありますか?
夏の日暮れ頃、南の空の下の方を見ると、赤い星を見ることができます。
それが、さそり座の心臓部に位置する「アンタレス」です。
ちょうど今の時期に見ることができる星ですので、機会があったら見てみてくださいね。
そして、アンタレスの色が表すように、赤くもオレンジにも見える色が、レッドオレンジ色です。
赤色とオレンジ色のちょうど中間色であるため、赤色の特徴である「情熱・パワフルさ」と、オレンジ色の特徴である「感情・共感力」という両方の特徴を持っているのです。

赤色は、燃える炎のようにエネルギッシュで、積極性を表す色。
何かに大きなエネルギーを注ぐことが特徴です。
オレンジ色は、感情を表す色。
自分にとっての「快・不快」が何よりも中心にあり、感じることをとても重要視していることが特徴です。
そしてその両方を兼ね備えている色であるレッドオレンジ色は、とても強い共感力を持ち、地に足をついて自分の欲求を積極的に満たすために情熱をもって探求を進めていく特徴をもっている色なのです。

さそり座さんの性質を活かすには?

内側に熱い情熱とパワーを秘め、決めたことにはまっしぐら!
というさそり座さんは、1つのことを集中して行うことがとても得意です。

また、さそりが自らの内側に毒を持っているように、人に対して自分の内側をあまり出さないことも大きな特徴です。
従って、周りから見れば、さそり座さんはとても神秘的で、理解し難く変わり者とみられることが多いでしょう。

自分が興味を持ったことには積極的に取り組むため、気ままな人と見られることがあるかもしれません。
そんなさそり座さんですから、一歩間違えば「自分勝手な人」と見られ、周りからちょっと距離を置かれたり、思っていることを共感してもらえなかったり、熱く語った話でも耳を貸してもらえなかったり、そういう場面ではさみしい思いをすることもあるでしょう。
共感することを大切にしているさそり座さんにとって、周りから「気持ちをわかってもらえない」ということは、とても心が傷つくことでもあるのです。

一見、自分の好きなことだけをしていそうなさそり座さんですが、実は、周りの人のとても深い部分を見ています。
「この人はどういう人だろう。何を考え、どのようなことが向いているのか。どういうことに腹を立てたり、嫌悪感を示すのか。」
そういう人間観察をとても真剣に行っています。
それは、さそり座さん自身が自覚をもって行っているわけではなく、自然とそういうところに目が行ってしまうのです。

もともと、12星座の中で最も集中力が高く、探求心が強いさそり座さんですので、人を観察するときにも徹底的に行います。
その結果、相手のとても深いところまで見えてしまうのです。

そして、何より自分の信条をとても大切にしています。
自分が「こうだ!」と思ったら、ちょっとやそっとではその思いを曲げません。
赤色を持っていることもあり、そこにある「自分を信じる」というエネルギーはとても大きなものなのです。

その反面、複数の物事を並行して行うということはとても苦手です。
というのも、「1つのことを集中して探求する」というのがさそり座さんの基本的な特徴ですので、「複数」という時点で、探求することや集中することができなくなってしまうのです。
従って、複数の物事や仕事が舞い込んできたときには、1つずつの物事に向かい合って片付けていくことが最善の策でしょう。

相手の月星座がさそり座の場合

相手の月星座がさそり座さんの場合には、その特徴を活かしてあげましょう。

さそり座さんは、1つのことを深く掘り下げ、集中してこなしていく能力に長けていますので、ひとつずつ課題や仕事を与えてあげましょう。
1つ終われば、また1つ。
というように、こちらから優先順位を決めて与えてあげることにより、その都度与えられた物事に取り組んで、こちらが望む以上の成果をあげてくれるでしょう。

そして、成果をあげたときには、「出来るまで頑張って、本当にすごいね!」と、その成果を褒めてあげましょう。
さそり座さんは、自分の気持ちに共感してもらえることが何よりの喜びです。
自分が行ったことに対して、「えらいね!」「すごいね!」と、言ってもらえることで、「自分の気持ちをわかってくれた」と、心が満たされ、次の課題へ取り組む新たなエネルギーとなります。

褒めれば褒めるほど、理解してあげればあげるほど、次へさらに次へとどんどん集中して物事に取り組むようになります。

家庭においても、「共感すること」がポイントとなります。
一点集中で物事に取り組んでいるさそり座さんを見ていると、どうしてもこちらがないがしろにされている気がして、「もっと、こっちのことを気にしてよ!」と、嫌みの1つも言いたくなります。

しかし、さそり座さんの意識は常にひとつのことにしか向かっていません。
「これをしてほしい。」と言われれば、そのことにだけ真剣に取り組みます。
+αで何かをするということにまで気を遣ったり、目を向ける余裕などないのです。
ただ、取り組む時の集中力や持久力は抜群ですので、長く真剣に頼まれたことを達成するまでやり続けます。

その部分を温かく見守ってあげ、やり遂げたときには、「ありがとう。そんなに頑張って、本当に凄いね。」と、言葉をかけてあげることで、さそり座さんとの関係は円満になります。

さそり座さんは、目の前の課題と向き合っているだけで決して相手をないがしろにしているわけではありません。
そのことを信じてあげることで、相手とのトラブルや争いを回避し、ぎくしゃくした人間関係の問題も解決することができます。
そして物事が円満に進んでいきますよ。
ぜひやってみてくださいね。

最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは、また次回お会いできますことを楽しみにしております。
月よみからカラーカードセラピスト 智香でした。

月よみ師のプロフィール

智香
" 月よみカラーカードセラピストの智香です。
私は、2016年まで普通のOLでした。
行政書士事務所に勤務し、心とは無関係な環境にいました。
しかし、
事務所の所長が急逝したことをきっかけに私の業務や勤務環境は一変。

その頃、偶然目に留まったカルチャーセンターでの生徒募集の文字。
その広告がきっかけでカラーカードセラピーに興味を持ち始め「色と心の関係って凄い!」と実感するようになりました。

その後、職場でストレスを溜め続けた結果、仕事に行くことが困難なほど体調を崩し退職。
それが転機となり、カラーカードセラピーを深め月よみを学び、月星座とカラーカードの読み解きを組み合わせることで心のモヤモヤを解決できる!と実感しました。

現在は月よみとカラーカードを使って、働く女性が「心の健康を保ちながら自分らしく生きている!」という実感を持って過ごせるようになるためのサポートをしています。"

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