もうひとつの月の宿 インド占星術のナクシャトラが伝える月のメッセージ:アシュヴィニ

こんにちは。月よみ師®でアーユルヴェーダヒーリングコンサルタント Sahra(サーラ)です。

月よみWEBマガジンでは月よみとインド占星術を組み合わせた情報を発信しています。

前回は、
9月21日満月のナクシャトラ、ウッタラ・バードラパダ(魚座3度20分~魚座16度40分)
についてお話しました。
前回の記事はこちらから。

今回は、丁度一週間前の10月20日満月のナクシャトラ、アシュヴィニ( 牡羊座00度00分~牡羊座13度20分)についてのお話です。

ナクシャトラについては、こちらでも説明しています。
参考になさってくださいね。

今回ご紹介のナクシャトラ
アシュヴィニ Ashwini
牡羊座00度00分~牡羊座13度20分
支配神:アシュヴィン・クマラ双神
象徴:馬の頭

双子のヒーラー

アシュヴィン・クマラ双神は、太陽神の双子の息子で、ヒーリング能力を持つ神さまです。

インドの伝統医療アーユルヴェーダは、神々から地上に伝えられたものであると古典書に記されていますが、神々から地上に伝わる過程に、アシュヴィン・クマラ双神が登場します。

古典書チャラカサンヒターにはこう書かれています。

「ブラフマー神によって語られたアーユルヴェーダをプラジャーパティ神が最初に余すことなく受け取った。プラジャーパティ神からはアシュヴィン双神へ、アシュヴィン双神からはインドラ神へと伝授された。」
チャラカサンヒター 総論 1章

ブラフマー神からインドラ神へと伝わる過程に登場するアシュヴィン双神が、アシュヴィニというナクシャトラの支配神、アシュヴィン・クマラ双神です。

ちなみに、神々の中で最後にアーユルヴェーダを受け取ったインドラ神から、リシと呼ばれる聖仙を通して人間界にその智慧は受け継がれました。

アシュヴィン双神は太陽神の息子で、神々の医師とも言われています。
また、この世の中に存在する対になった事柄、天と地、昼と夜、過去と未来、などを象徴する神とも言われていますし、その美しさから、明けの明星、宵の明星であるとも言われています。

アシュヴィン双神は蜜がしたたる鞭を振るうことで、人々に恵をあたえ、寿命を延ばし、滋養し、治療を施すとされています。
ヒーラーであり、医師であり、若返りや富をもたらす神なのです。

月がアシュヴィニにあるときには、ヒーリングのエネルギーが満ちています。失っていた活力を取り戻したり、健康のことに目を向けてみたりするのによいタイミングになります。

馬の頭

馬というと、駆ける、という姿が目に浮かぶと思います。
そして、アシュヴィニは27ナクシャトラの最初のナクシャトラです。

まさにアシュヴィニはスタートダッシュを象徴しています。競走馬のもつスピードや軽快さ、機敏さをもっていますし、同時に、肉体的なパワーやスタミナももつ、スタートを飾るにふさわしい力強いナクシャトラです。

象徴になっているのは馬の頭ですが、ここには、馬を乗りこなすことの大切が込められています。

馬を乗りこなすことで、より遠くへ、望む場所へたどり着くことができます。馬車を引く馬を制御することで、道を安全に快適に進むことができます。

ヨガ哲学の人間馬車説でも、馬を制御することの重要性が強調されています。私たちの体を馬車に例えたこの説では、馬車をひく馬を制御することは、自分自身のもつ欲望をコントロールすることであり、正しい道を歩むために必要なことだと説いています。

アシュヴィニがもつ素早さや、機敏さ、軽快さを利用して何かを始める場合にも、欲望を正しくコントロールするのは大切なこと。

アシュヴィニに月が巡ってくるときには、このバランスをうまくとりながら、アシュヴィニのもつスタートする力で、迷わず新しい世界へと歩み始めましょう。

秋の月

アーユルヴェーダでは秋は火のエネルギーと風のエネルギーが混在しています。

夏の間に体の中に蓄えられた火のエネルギーが体の中に残ったままだと、悪さをすることがありますので、この時期は、体の中の火のエネルギーを鎮めるような生活法や食事が勧められています。

その中のひとつが、月の光を浴びることです。秋の月は特に澄みわたり、体にも心にも涼しさをもたらす作用があるとされています。

日本人になじみ深いお月見は、ただ美しい月を眺めて情緒を味わうだけでなく、自然がもつバランス作用の恩恵を受ける行為でもあるのです。

インドでも、9~10月の満月はコージャーガラ・プールニマーと呼んで吉兆な満月とされ、月明りが私たちに幸福をもたらすとされています。

また、秋の水は一年の中で一番澄んでいて体によいとされています。

年間を通してムーンウォーターを作っている方もいらっしゃるかもしれませんが、秋の月明りは特別です。秋の月の光がもつ清澄なエネルギーを取り込んだ特別な水を作ることが出来ます。

アーユルヴェーダでは特にブルーボトルに入れるという記述はありませんので、お好きな容器にいれて、一晩月の光にあててください。

注意点は、夜が明ける前に取り入れること。夜が明けて太陽の光が入るとムーンウォーターではなく、ムーン・サン・ウォーターになってしまいますので。

冬を目前に控え、最後の秋の月明りを楽しみたいものですね。

※参考文献
こちらの記事は以下の書籍を参考にしています。
書籍:
LIGHT ON LIFE by Hart de Fouw & Robert Svoboda
THE NAKSHATRAS by Komilla Sutton
27 STARS, 27 GODS by Vic DiCara (Vraja Kishor das)

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月よみ師のプロフィール

Sahra(サーラ)月よみ師
大阪府在住 アラフィフおひとりさま女子
アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント

妹の難病発症や自身の病気の経験から自然療法に興味をもち、
ふとした出会いでアーユルヴェーダセラピストを目指すことに。

宇宙のリズムに合わせて生きることが、心と体の健康につながることを
アーユルヴェーダを通して学ぶうちに、
アーユルヴェーダではもちろんのこと、
女性の体のリズムやインド占星術でも大切な存在である
”月”に心惹かれ、月よみ師に。

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