月と共に豊かなLifestyleを Vol.3 ~しつもんであなたを紐解く……銀波月~
月のエネルギーを感じて、日々の暮らしを月とともに豊かに過ごしていく。
そんなシリーズvol.3は、8つの月の形のエネルギーとともに、しつもんを通して、世界を包み込むような愛と、勇気を見つけていくような……そんな時間をお届けします。

産声とともに月とつながったあの日
あなたが、産声をあげて生まれた日。夜空にはどんな形の月が浮かんでいたのでしょうか。
暗くも温かい母のおなかの中から、はじめて外の世界へと飛び出し、呼吸をしたその瞬間。あなたと月の時間は始まりました(もちろん、お腹の中ですくすくと育つ、そんな成長も、ずっと夜空から見守っていたことでしょう)。
光と闇とともに形を変えてゆく月。その流れのなかで、それぞれ目に見える形とともに、月の持つエネルギーも刻々と変わってゆきます。
月から届くエネルギーが、あなたの生まれた日を祝福し、あなたが生まれた日の月の形を知ることで、あなたが生まれ持ったエネルギーを知ることができ、さらに、あなたの人生のバイオリズムをも、月の形から読み解いていくことができるのです。
月を感じることで、あなた自身を感じていくような。月とあなたの特別な時間。ぜひ、ゆるりとお楽しみくださいね。
月の光が描写された、美しい呼び名
8つの月の形は、世界中でさまざまな表現によって伝えられています。
新月からはじまり、三日月、そして上弦の月を経て、満月へと満ち行き、
十六夜の月から下弦の月へと欠け行き、明けの三日月から、月光は闇へ溶け合うように姿を隠し、また新たな、新月から始まるサイクルへと形を変えてゆく日本の月。
英語ではNEW MOON(新月)から始まり、CRESCENT MOON → FIRST QUARTER MOON → WAXING GIBBOUS MOON → FULL MOON(満月)をむかえて、欠け行き、WANNING GIBBOUS MOON、LAST QARTEW MOON、WANNING CRESCENT MOON などと表現されています。
このシリーズでは、もしかしたら……まだ耳にしたことのないかもしれない……美しい月の響きとともに、あなたの暮らしを豊かに彩るエッセンスをお伝えしていきます。
いかがでしたでしょうか。
あなたが生まれた日の月の形から届くエネルギーは、月から贈られたギフトです。
そっと寄り添い、時には厳しく、時には優しく生きるあなたを見守り、力を与えてくれるでしょう。
本日は、満月から徐々に欠け始めた<銀波月>。少しずつ光から闇へと転じていく……そんな時でなお美しい光を放つ、月のエネルギーをお届けしていきます。
銀波月の時期に生まれたあなたは、贈られたギフトを生かせるように。
また、違う月の形の日に生を得たあなたも、自分の中にある銀波月のエネルギーを感じて、未来を紡ぐ日々をはじめてみませんか。

おつきさまとしつもん……ってどういうこと?
どうやってすごせばいいの??
そして、来月に迎える、射手座新月のエネルギーとしつもんについて、知りたい方はこちらの記事を参考になさってくださいね。
しつもんであなたを紐解く・・射手座新月
銀波月とあなたとの時間へ……
銀波月からあなたへ
* * 自分のために、そして誰かのために祈るとしたら、あなたはどんなことをいのりますか? * *
新月から満月までと満ちゆき、満月という、ある意味完成形を迎えた月は、徐々に欠けていきます。
黄金に光り輝くというより、ホワイトゴールドのようで銀色のような、やさしくあたりを包み込むような……そんな幻想的な銀波月。
自らを強くは主張せず、やさしさと、包み込むような大きな愛にあふれた佇まいに、周りは安心して心を開ける存在として、佳きことも、そうでないことも分かち合えるような、あたたかな幸せを感じることができます。
そんななか、繊細さと憂いが心の中をゆらゆらと漂い、よりどころのない危うさを含んでいるような想いに駆られることも、あるかもしれません。
そういう時は、いまいちど立ち止まり、あたたかくゆったりと満たされる時間を過ごしてみてください。
日本では、古くから、月を愛でる習慣があったことは、ご存じの方も多いことでしょう。
人々は、ある特定の月だけに美しさを感じていたのでしょうか。
今では十五夜のお月見が有名ですが、こちらは中国が由来ともいわれていて、日本には、十三夜の月を愛でる風習があり、平安時代の頃から多くの人が月を見上げ、美しさに心満たされてきたのです。そして、満月より少し遅れる月の出が、ためらうように……「いざよう」ということから、名付けられた十六夜の月も、和歌の中に多く読まれるほど愛された月でもあります。
人々は特別な月にはもちろんですが、月の満ち欠けの美しさ、月それぞれの持つ美しさに想いを込めたり、愛でる気持ちを持ち続けたのではないでしょうか。
そのように、遥か遠い人々たちが感じて繋げてきた、目に見えない感覚というものは、たとえ気が付かずとも、私たちのどこかにも受け継がれているものです。
それぞれの美しさを愛でる心へと、心を寄せることができたなら……
欠けていくことでアンバランスさを感じたり、繊細な心が揺れ動くことすらも、自分という存在の愛おしき欠片なのだと、そして、揺れ動く心を止めようとするのではなく、欠けた部分を埋めようとするでもなく、自分が美しく輝くために、求めるものへと手を伸ばすことで、自分の描く輝きを得られることが感じられることでしょう。
* * 大切な誰かのために、自分の一部を差し出すとしたら……どんな行いをするでしょうか? * *
銀波月は、自分自身には厳しく律しますが、周りの大切な人たちへは大きな心で接し、心を尽くし、見守り続ける懐の深い存在です。
それは、今までに経験した、様々なことを大きな視野でとらえているから。そして、これからの人生においても、未知の世界へ飛び込む勇気を携えなたなら、描いた以上の素晴らしい世界があなたを祝福してくれるのです。

未来は、誰のためでもなく、自分自身のもの。
豊かさは、欠けではなく充足から生まれることにより、
さらに満ちていくのだと信頼し、残りの2021年を整え、新たな1年へと歩みを進ませていけるように、丁寧に歩んでまいりましょう。
*どんな風に質問に答えたらよいのかわからない、という方は、お気軽にこちらにメッセージを送ってくださいね。
お月様のことをお伝えしながらご質問にもお答えしています。
おつきさまのしつもんをもっと深めたいという方は、ぜひこちらの記事もご覧くださいませ。
愛をこめて tomoko