今年の年末は『年末詣』で運とツキを味方につけて、新たな年を迎えよう!
運とツキを味方につけて、望む未来を手に入れる。
九星氣学鑑定士&月よみ師® 大竹由起子です。
今年もあと2日、大掃除に新年の飾りつけ、おせちの準備など、お済みでしょうか?
この2021年は、昨年同様コロナ禍でお出かけやイベントを楽しむことが制限された年でしたね。
迎える2022年は、制限なく楽しめる年にしたいとの願いも込めて、昨年は諦めた初詣へ行きたい方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、まだまだ混雑する場所は引き続き避けたいところ。
全国各地の神社やお寺では、2022年の初詣は時期をずらしての「分散参拝」を呼びかけています。
そんな中、昨年より多くの社寺で行われているのが「幸先詣」
年明けではなく年内のうちに初詣を済ませ「幸先良い」新年を願い、縁起物の授与も前倒して行うなど、分散参拝を促すため広がりました。
こちらも、もちろんいいのですが、旧暦を読む月よみ師の私がお勧めしたいのは「年末詣」
年末詣とは、12月7日の二十四節気、大雪(たいせつ)を過ぎ大晦日までの間に、一年間の感謝をお伝えしに行く参拝のことをいいます。
普段から神社仏閣が好きな人はもちろん、新年に向けて運氣をアゲげたい人にもおすすめです。
お正月の準備がひと段落したなら、今日または明日の大晦日に「年末詣」に出かけてみてはいかがでしょうか?

『年末詣』とは?どんな由来があるの?
年末詣の由来は、古来より伝わる「年籠り(としごもり)」という習慣から生まれました。
年籠りとは、一家の主人が氏神様の元に籠り、大晦日の夜から元日の朝にかけて「一年の感謝の想いを伝え」「新年の無事と平安を祈願」しながら過ごし年を越すというものです。
いつしか年籠りは、大晦日の夜に行う「除夜詣」と、元日の朝に行う「元日詣」に分かれました。
そこから大晦日に行う儀式が『年末詣』、元日の朝に行う儀式が『初詣』に変化したとされています。
現在の初詣の習慣が広がったのは明治時代以降といわれていますが、そのころには「元日詣」だけが残った形となり、今の「初詣」と呼ばれるようになったそうです。
年末詣は12月の中旬あたりから12月31日までにお参りするのが基本です。
それに対し、初詣は三が日(1月1日〜3日)や松の内(1月1日〜7日または15日)に行います。
初詣の歴史は、意外にも浅かったのですね!
また、年末詣と初詣のどちらかだけではなく、大晦日までに年末詣を行い、年が明けてから改めて初詣をするのがよいとされています。
年末にお詣りすると縁起がいいといわれる、3つの理由
1.年末詣が縁起がいいといわれるのは、12月22日頃の冬至の近くであることも関係しています。
旧暦では冬至を季節の変わり目と定め、新年の始まりとする考え方がありました。
そこから、冬至は新たに物事を始めるのに適しており、神様や仏様のパワーが強くなる時期でもあるという考えが生まれました。
年末詣を行うのは冬至の近くであるため、神様や仏様から大きなご利益が得られるとされています。
2.多くの社寺にとって、年末は煤払いや大掃除などをして整える時期なので、境内がきれいになっています。
境内の手入れが行き届いていると気持ちよく参拝できるだけでなく、神様や仏様の機嫌もよくなるといわれています。
3.大勢の人がお参りに訪れる初詣では、神様にお参りする時間もあっという間ですが、年末詣は比較的人が少なく、静かに落ち着いてお参りすることができるので神様や仏様に自分の声を届けやすいのも縁起がいいとされる理由です。
神社参拝では「今年もよろしくお願い致します」という初詣より、本年も一年間お守りいただ神様からすれば、お願いだけの人よりも、感謝の気持ちを示してくれる人を後押ししたくなるかもしれないですよね。
また、年末詣では一年間の感謝に加えて、新年のお願い事をしてもよいとされています。(年が明けても年末詣のご利益は無効になりませんのでご安心を!)
年末詣に抑えておきたい3つのポイント
年末詣の際、守るべきポイントを3つお伝えしたいと思います。
年末詣に限らず、神社や寺院を訪れる際のマナーでもあります。
神様や仏様に対する礼儀として、正しい心構えを知っておきたいですね。
- 1年間のお礼と新年の抱負を伝える
年末詣では、一年間のお礼と新年の抱負を伝えましょう。
お願い事をするというよりも、神様や仏様に自分の目標を宣言するような形がいいでしょう。 - 他人の不幸を願ったり、他力本願なお願いはしない
他人の不幸を願うような言葉に対し、神様は聞く耳をもたないといわれています。
また、他力本願で人任せなお願い事もスルーされやすいといわれます。
ただし、病気の治癒や健康祈願のように、自力ではどうにもできないような内容であればお願いしても構いません。だからといってなんでもお願いしていいわけではなく、内容によっては聞いてもらえないことがあります。 - お札やお守りを神社に納める
お札やお守りは、授かってから1年が経過すると効果が無くなりますので、受けた神社やお寺に自ら出向いて返納し、供養をお願いしましょう。
また、もらい受けた場所とは違う神社や異なる宗派のお寺に返納するのは失礼に当たるとされていますが、場合によっては他所のお札やお守りの返納を受け付けている寺社もあるため、出かける前に確認を取っておくといいでしょう。
年末詣に行くべき社寺は?
では、年末詣はどこに行ったらいいのか?
月よみ師の私がお勧めするなら、やはり「月読命」がお祀りされている神社?
お住まいのお近くにあったり、一度訪れているところでしたら、そちらでも結構ですが。
ご自身のお住まいの近くにある、産土(うぶすな)神社か、鎮守(ちんじゅ)神社にいってみてください。
産土神社とは、自分を担当してくれている守護の神様がいらっしゃる神社です。
あなたが生まれる前、母親のお腹の中にいた時、妊娠5~6か月ごろに母親の住んでいた場所の土地神様が、守護神様となります。
神社庁の定義する産土神社は、比較的探しやすいですが、私が参考にしているのは、こちら。
産土神社鑑定士 真壁辰郎著
『「あなた担当の神様」のみつけかた 人生を変える産土神社の守護』
飛鳥新社

神社庁の定義とは異なる産土神社の見つけ方のほか、参拝の作法や祝詞なども載っていますので、役立ちます。是非一度手に取ってみてください。
鎮守神社とは、現在あなたがお住まいの近くにある神社です。
産土神社が遠方の場合や不明の場合は、鎮守神社での年末詣をお勧めします。
そして、初詣には、住んでいる地域を統括する神社、一宮・総社・総鎮守、崇敬神社(お気に入りの神社)などにいかれると、神様ネットワークで繋がり、大勢の参拝者の中でも気にかけてもらえるかもしれません。
こちらも、詳しくは本をご参照ください。
崇敬神社を探す際には、「月読命」がお祀りされている神社が掲載されています「月よみマップ」もご参照くださいね!
「年末詣」お勧めします!
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私にとって今年最後の記事となりました今回は、古来より行われてきた「年末詣」をお勧めしましたが、いかがでしたか?
お詣りの仕方も多様になり、初詣も、新年のご祈祷や縁起物授与も、三が日や松の内にこだわらない余裕をもったスケジュールを組んでいる社寺が多数あります。YouTube等でのライブ配信による『リモート参拝』ができるところもあります。
旧暦では「立春」を新しい年の始まりとしており、その前日にあたる節分までを初詣期間とする社寺が全国的に多いようです(2022年は節分が2月3日です)。
3月以降も初詣期間としてご祈祷やお守り等の授与を行ってくれるところもあります。
ご自身で、気になる社寺を確認して、ご自身のよいと思う方法で初詣も楽しんでみてください。
新しいことも取り入れながらも、伝統として守るべきものは守り、そして、楽しく運氣アップしていきましょう。
1年間、お読みくださりありがとうございました!
どうぞよいお年をお迎えください。
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