今年は月と自然のリズムを意識して運気UP!「月リズム・バランスコンディショニング」 旧暦・二十四節気 編
こんにちは!
ココロとカラダと自然をつなぐウェルネス健康トレーナーの森 雫(もり しずく)です。
健康のキーになるのは運動、栄養、休養、そして人間関係を含む生活環境です。
「月リズム・バランスコンディショニング」とは、それらの要素を軸に、循環とバランスを整える誰でもできる簡単なセルフマネジメント&ケアです。
月のリズムを生かし、みなさんがイキイキと幸せを感じながら毎日を過ごし、元気と笑顔が自然と湧き出るココロとカラダづくりを応援していきます。

新年が始まりましたね!
新暦と旧暦があるのは皆さんご存じだと思います。
現在私たちがカレンダーで使っている1月1日から12月31日という1年のくくりは、新暦(グレゴリオ暦・太陽暦)と呼ばれます。
日本で新暦(太陽暦)が正式に採用されるようになったのは明治6年からで、それまでは現在旧暦(和暦)と呼ばれている太陰太陽暦(天保壬寅暦)を用いておりました。
太陽暦に変わった理由としては、明治維新をして海外との交流が活発になる中で世界の基準に合わせるというのが一番だったようですが、官僚に月給を払う制度も導入したため、旧暦だと1年を13カ月として調整を入れる年もあり、その1か月分を節約する財政的な理由なども絡んでいたとも言われています。
旧暦は「月の満ち欠けを基本にした」暦です。
旧暦の歴史は、飛鳥時代に中国から太陽太陰暦を導入したことから始まり、いろいろ改暦を加えながら今、旧暦として使われている天保壬寅暦に進化してきました。
旧暦は月の満ち欠けを基準に、新月を1日として日にちを決め、次の新月がやってくるところまでがひと月となっています。
新月~新月までの月の満ち欠けの朔望(さくぼう)周期は、平均約29.5日のため、太陽の1年よりも約11日少ないのです。ですので、だいたい3年に1回ほど1年を13カ月にして、閏月(うるうづき)を追加して調整をします。
そんなことから、新暦と旧暦では約1か月の差があります。
日本人の生活の中には、旧暦の名残が多く残っています。例えば、夏のお盆の時期に東京では新盆7月、地方では旧盆8月。「七夕」も本来は旧暦の7月7日に行っていたので、仙台の七夕祭りは8月にありますね。「中秋の名月」は太陰太陽暦の8月15日の夜の月のことをいうので、9月に輝く月を愛でる習慣です。
また「旧正月」ということになると、中国、韓国、ベトナム、シンガポール、インドネシア、マレーシアなど、アジアの多くの国では旧暦でお正月(中国旧暦に基づき1月下旬から2月中旬で日にちは毎年変わる。2022年は2月1日)を祝う伝統があります。日本でも沖縄では、旧正月のことを「ソーグヮチ」と呼んでおり、旧暦でのお祝いをする風習が残っているところもあるそうです。
また旧暦は、月の満ち欠けで日にちを定め、太陽の周期によって季節を表し、二つの動きを知ることのできる暦ともなっています。
月に興味をもってこの記事を読んでくださっている皆さんと今回は、この旧暦と日本の自然との関係について共有し、最後に今年の運気を上げるエクササイズを紹介してまいります。
月のリズムと季節感を日々の暮らしに生かす
地球に暮らす私たちの生体リズムに大きく影響を及ぼしているのは、太陽と月です。人間だけでなくすべての地球に暮らす生命、自然に恩恵をもたらしてくれています。
特に日本には四季があり、暮らしの中で自然に寄り添いながら生きてきました。その自然と共に生きる知恵を結集したのが、「二十四節気(にじゅうしせっき)」とよばれる1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた区分です。地球が太陽を1周する360度を24等分して決められます。
旧暦は1月中旬から2月中旬にある新月が始まりですが、二十四節気は「立春」が始まり(2022年は2月4日)で、先ほどお話しした旧暦の閏月(約3年に1度の13カ月となる月)を設ける基準となっています。
そして立春の前日は、「鬼は外、福は内」でおなじみの季節を分けるという意味の「節分」と呼ばれます。
別の角度からいうと、二十四節気は、春夏秋冬の4つの季節の発動ポイントの「12節気」と、氣(エネルギー)の切り替えポイントの「12中気」を交互に合わせたものです。
エネルギーの切り替えは、太陽星座の移動するタイミングとも一致しています。ですので、西洋占星術でも「春分」の日のホロスコープ(春分図)はその一年の指標とされています。
つまり、月と太陽をうまく調和させ、春夏秋冬の4区分にうまく収まるように考えられた知恵が「二十四節気」ということになります。
1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められるので、毎年若干日にちは変化します。新月・上弦・満月・下弦の日や東京の日の出日の入りの時間と合わせて2022年度の具体的な日付は下記で確認できます。
国立天文台が発表している2022年(令和4年)の暦要項はこちらから
月の満ち欠け(新月・上弦・満月・下弦)のフェーズの説明はこちらから

約15日後ごとに交互に切替わる「12節気」「12中気」にわけ、以下簡単に二十四節気の中身をご紹介します。
※※12節気※※季節の発動ポイント
【春】
立春(りっしゅん)春の気配
啓蟄(けいちつ)冬ごもりの虫がはい出てくる
清明(せいめい)命がいきいき清らかに見える
【夏】
立夏(りっか)夏の気配
芒種(ぼうしゅ)稲などの穀物を植える
小暑(しょうしょ)梅雨の明ける頃
【秋】
立秋(りっしゅう)秋の気配
白露(はくろ)露が草に宿り始める
寒露(かんろ)秋の深まり
【冬】
立冬(りっとう)冬の気配
大雪(たいせつ)雪が降り積もり始める
小寒(しょうかん) 寒さが増してくる
※※12中気※※エネルギーの切り替えポイント・太陽星座移動のタイミング
【春】
春分(しゅんぶん)昼と夜がほぼ同じ・おひつじ座始まり
穀雨(こくう)春の雨が降る時・おうし座始まり
【夏】
小満(しょうまん)植物が伸び始める・ふたご座はじまり
夏至(げし)昼の長さが最も長い・かに座始まり
大暑(たいしょ)夏の暑さのピーク・しし座始まり
【秋】
処暑(しょしょ)暑さがおさまるころ・おとめ座始まり
秋分(しゅうぶん)昼と夜がほぼ同じ・てんびん座始まり・
霜降(そうこう)霜が降りる頃・さそり座始まり
【冬】
小雪(しょうせつ)雨が雪に変わる頃・いて座始まり
冬至(とうじ)昼は一番短くなる・やぎ座始まり
大寒(たいかん)寒さのピーク・みずがめ座始まり
【春】
雨水(うすい)雪が雨に変わる頃・うお座始まり
太陽のリズムが季節を刻み、月の満ち欠けのリズムが時間軸を刻む旧暦や二十四節気。いろんな要素が混じり少し複雑ですが、理解していただけましたでしょうか?
是非今年は月と太陽の共存する暦も活用していただき、生命の躍動を日々の中で感じながら、四季の中で暮らす豊かさをより一層意識して、楽しんでみてくださいね!
もしかしたらそのことがあなたの中に流れるいのちのリズムや風の時代や自然や宇宙と調和するタイミングやサインに気づくきっかけになるかもしれません。
2022年 宿曜から導く運気をあげるエクササイズ
旧暦と月の満ち欠けをもとにした占星術があります。その名は「宿曜」。弘法大師、空海が中国から仏教と共に持ち帰った、性格や運勢、日々の吉凶、相性なども見ることのできる運命のリズムを見る東洋の占星術です。
宿曜は、月が地球の周りをまわる公転周期が約27日であることから、27宿に分かれています。西洋星座は12星座が基本ですから、この東洋占星術はさらに細かく分かれていることになりますので、自分の宿を知ってみると、また違った自分を見つけるきっかけになるかもしれません。27曜の詳細はこちらから
その宿曜によると、今年は「参宿」の年。意味合いとしては、既成概念を打ち破るような改革の年です!! そしてキーとなる身体の部位は「目」「頬」となっています。
そこで、2022年の運気を上げるエクササイズはこちらです!!

【目と舌のエクササイズ】
1.上方向に目を向けながら舌を上の歯、鼻の下の方へ持っていく
2.右方向に目を向けながら舌を右の頬の方へ持っていく
3.下方向を目を向けながら舌を下の歯、顎の方へ持っていく
4.左方向へ目を向けながら舌を左の頬の方へ持っていく
5.1と同様、上方向に目を向けながら舌を上の歯、鼻の下の方へ持っていく
6. 今度は逆回しで左方向→下方向→右方向で目と舌を動かす
※ご飯を食べる前や歯磨きの後などに、右回り左回りを1セットとして3セットくらいやっていただけると唾液も出て消化吸収も促し、殺菌効果をあげてくれます。
目や口のまわりも筋肉で出来ています。舌や眼球を動かすことで、その周りの筋肉に刺激が入り、眼精疲労やしわの改善にもつながり、はつらつとした表情のお顔だちになって、良い運気をも運んできてくれることでしょう。
今年もあなたにとって健やかで、明るく前向きな1年となりますこと心よりお祈りしております。いい年にしましょうね!! そして最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの持つ可能性をミクロの細胞レベルからマクロの宇宙の視点まで幅広く見つめながら開花させ、健康になりたい・若々しく元気を維持したいという方々へのホリスティックサポートを行っています。健康で充実したライフスタイルの具体策を見つけてみませんか。→ SmiRing♡Harmony