もうひとつの月の宿 インド占星術のナクシャトラが伝える月のメッセージ:チトラ

こんにちは。月よみ師®でアーユルヴェーダヒーリングコンサルタント Sahra(サーラ)です。

月よみWEBマガジンでは月よみとインド占星術を組み合わせた情報を発信しています。

今回は、先週4月17日に迎えた満月のときのナクシャトラ、チトラのお話です。

ナクシャトラについては、こちらで説明しています。
参考になさってくださいね。
https://tsukiyomi-magazine.com/2020/01/18/post-14139/
https://tsukiyomi-magazine.com/2022/03/28/post-24346/

今回ご紹介のナクシャトラ
チトラ Chitra
乙女座23度20分~天秤座6度40分
支配神:トヴァシトリ
象徴:輝く宝石、真珠

人生も魂も削り上げられ、輝く

チトラの支配神はトヴァシトリ。

トヴァシトリは天の建築家であり彫刻家。

宇宙と宇宙の中に存在するあらゆるものを創った創造神のひとり。

美しい彫刻が、原石から不要なものを削り取ることで生まれるのと同じように、私たちという原石も削ることでその中にある美しいものが現れてきます。

原石とは、物質世界の様々な物に覆われた私たちの人生であり、魂です。

そして、その中に潜む本質には、外側を覆っているあらゆる不純物を削ることでたどり着くことができます。

削る作業は私たち自身に託されていますが、それは、痛みや悲しみ、苦しみが伴うもの。

特にエゴという名の不純物は取り除くのが難しいものです。

それでも、そうした不純物を削ることで、私たちは本当の自分に気づくことができ、覆い隠されていた一番美しいものを手にすることができるのです。

また、チトラには「輝く」という意味があります。

そしてシンボルは宝石や真珠。どちらも光輝くものですが、そこには、鍛錬の末に輝くという意味が込められています。

真珠は、取り出すために、外の殻を壊さなければなりません。

宝石は、削り、磨かれることで、本来の輝きを見せてくれます。

外の覆いを取り去り、鍛えられることで、本来の輝きを放つことになる。

それぞれの人生を光輝くものにするために、そして、自分の中にある光輝くものに気付き、それを輝かせるために、私たちはそれぞれが自分自身を彫刻していく必要があるのです。

チトラは、深いレベルで魂の本質が隠された場所だとされています。

月がチトラにかかったとき、それが満月ならなおさら、月の光に照らされて、魂の本質は輝きを増し、私たちがその存在に気付くのを待っています。

満月から新月に向けては、手放しのタイミング。

毎日少しずつ、あなた自身を、そして、あなたの人生を覆っている不要なものを削っていきましょう。

あなたの中にある本質やあなたの人生を輝かせるために。

50代からの月よみ:エーカーダシー

今回、チトラの支配神トヴァシトリから、削ることで本質に気付く、削ることで美しく作り上げる、というお話になりました。

50代になると、先を見据えて、人生から不要なものをそぎ落としていく季節に入っていくものだと思います。

物質面でもそうですが、精神面や肉体面でもそぎ落とすことが必要だったりします。

インドの暦では月2回、断食や瞑想に向く、エーカーダシーと呼ばれる日があります。

新月・満月それぞれから11日目に巡ってきます。この日は、世界を維持するヴィシュヌ神に捧げられる日で、断食と瞑想を行うことが推奨されています。

ヒンドゥー教やスピリチュアルな修行にとって、エーカーダシーは特別な日ですが、そうしたこととはあまり縁のない方でも、エーカーダシーの日は活用できるのではと思います。

ネットで検索していると、断食やファスティングをよく目にします。

少し前なら断食というと、ちょっと宗教がかった苦行と捉えれていたかもしれませんが、今では健康法のひとつとして認識されつつあるようです。

特に代謝が落ちて、いつの間にか体重が右肩上がりになりやすい50代には、ちょっとした調整装置があるのはありがたいもの。

ただ、本格的な断食やファスティングは、ちゃんとした指導のもとで行うことが大事です。

毎月2回やってくるエーカーダシーは、自分でできる範囲でよいのです。ちょっと食事を減らしてみるとか、できそうなら健康的な飲み物だけで過ごしてみるとか、そんな程度でも構わない。

胃腸を休めるために、体重調整のために、あるいは、クリアな思考を手に入れるために、精神性を高めるために。それぞれが設定した目的に、エーカーダシーという日を活用するのもよいと思います。

月の引力の関係から、新月・満月からの11日目は、身体や心の働きに落ち着きがあり、あまり空腹感を感じずに断食を行いやすいとも言われています。

心にも体にも、いろんな不純物が溜まりやすくなる50代。月の暦を活用して、毎月のルーティンの中で、少しずつ削る努力をしてみるのはいかがでしょう?

※参考文献
こちらの記事は以下の書籍などを参考にしています。
書籍:
LIGHT ON LIFE by Hart de Fouw & Robert Svoboda
THE NAKSHATRAS by Komilla Sutton
27 STARS, 27 GODS by Vic DiCara (Vraja Kishor das)

※インスタでナクシャトラについて配信しています。ご興味があれば、覗いて頂ければ嬉しいです。
https://linktr.ee/akatsukiayv

月よみ師のプロフィール

Sahra(サーラ)月よみ師
大阪府在住 アラフィフおひとりさま女子
アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント

妹の難病発症や自身の病気の経験から自然療法に興味をもち、
ふとした出会いでアーユルヴェーダセラピストを目指すことに。

宇宙のリズムに合わせて生きることが、心と体の健康につながることを
アーユルヴェーダを通して学ぶうちに、
アーユルヴェーダではもちろんのこと、
女性の体のリズムやインド占星術でも大切な存在である
”月”に心惹かれ、月よみ師に。

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