「そりゃアレでしょ」星たちの大きな思惑が潜む5月のテーマ。秋までをも左右するアレとは?
月よみ師®陽菜ヒロミです。
月と太陽から自分を知り
創造的な人生を導く
月よみメッセージをお伝えしています。
今回のお話では、月と太陽のコンビネーションを軸に、この5月がどんなムードを醸し出すのか、またその影響とは、について見ていきましょう。
月と太陽の巡りの違い
「からだ」を「持つ」ことに喜びを感じる、味わいの星座おうし座。
ここに太陽が入ったのが20日、穀雨の時でした。そこから1週間、おうし座の季節も真っ只中です。
ご自身の「感覚」に何か季節の変化を感じておられる方はあるでしょうか。
ここでいう季節とは、おひつじ座から始まる12星座を一年かけて移動する太陽の動きを意味しています。
ひと星座毎に、ひとつの季節があるということです。
12の星座には、それぞれに味わうべきテーマがあり、太陽の巡りとともに、経験することができるのです。
太陽が一つの星座を移動するのが、約30日。
その間、月は新月、上弦、満月、下弦の瞬間を基点として、無意識と意識の領域を橋渡ししていきます。
それぞれの期間は、大体7日毎になります。
ほぼ30日という太陽の巡りに対して、月は28日。
2日ほどのズレがありますから、現代のカレンダーでは1月2月といった月の始まりは、新月からとは限りません。
新月を始まりとして暦を作っていたのが、旧暦と呼ばれるものです。
今ではカレンダーをめくった初日が新月というのは、珍しいこと。その月に当たると、ラッキーだなぁなんて感じちゃいます。
5月の月の動き
さて、この5月。
特筆すべき天空の動きが、これでもかってくらい、いくつも起こります。

まずは5月1日。
ほぼ夜明け頃、新月の瞬間を迎えます。まさに目覚め、スタート感に溢れます。
が、ただのスタート感とは異なるよう。
部分的に“食”を伴います。無意識からの目覚めの象徴が、天地を結ぶ鍵穴にちょこっと頭を突っ込むところからの始まりです。
4月30日、新月の前日には根底から全てを書き換える働きをする“冥王星”が、逆行し始めます。
今まで散々掘り起こして地ならしまでしてきたのに、それでよかったのか、もう一度、確かめに行こう、なんならやり直そうという動きです。これが10月初旬まで、長期に渡った動きになります。
同日、“水星”がふたご座へ入ります。水星にとっては居心地の良い場所です。
言葉の使い方やコミュニケーションの仕方、思考も変えちゃえば良いのさ、とばかりに、頭の中をご機嫌さんにかき混ぜてきそう。
5月6日、そうこうしながら、しし座で上弦(満月へ向かう半分の月)となり“自分らしさ”を何度も確認。
16日、さそり座満月で“らしさ”に深みを増す、のかと想いきや、この満月も“月食”です。実りに対して、ただ感謝するよりもっと深い示唆を与えられます。
5月11日、その間に木星がうお座はお腹いっぱいとばかりにおひつじ座へ“飛び込み”ます。
本来、木星にとってうお座は、ホームと言える場所ではありますが、今年はパワーが強すぎるので、一回出たくなったのかもしれません。
そんなこんなで、もうね、「自我」に対する仕打ちがしっちゃかめっちゃか、天と地がひっくり返るかのような大変な騒ぎです。
星の動きなんかよくわからない、でも大丈夫ですからね。
月も太陽も他の星も大きく動くらしいね、程度で十分です。
5月のテーマは自我の書き換え
総合すると、自分という根幹をなすためのエネルギーが変わります。
大幅な書き換えです。
人の世界で現象化するのは、時間がかかるんだった、とばかりにあの手この手を用意して、次々に畳み掛けてくる天空模様のシナリオを、あなたも知らずに手にしているかもしれませんよ。
これまでの楽しみや良識と信じてきたもの、自分自身への元氣チャージの大元だったものが変わったなって感じることはありませんか。
からだの変調を感じることは?
意識の変化のみならず、自我の書き換えという大仕事を直接引き受けるのはからだです。からだの調子も見逃せません。
ちょっとおかしいな、と感じることがあれば、どこにどう違和感があるのか、観察し、対処の方法を考えましょう。
休む、リラックスする、何なら医療機関へ。
大したことないと、放っておいてはいけません。
5月に見据えたい意識は鍵穴から扉の向こうへ

もう少し5月のエネルギーを見ていきましょう。
からだや意識を作り上げるもの、心地よく感じるものや、行動を選択する基準が変化していく流れにあるようです。
衣食住のみならず、人との関わりなど、見えない部分での影響も含まれます。
今までと違うことがしたくなったとか、興味関心が広がっていくなどは自覚しやすい現象です。
ここでやるべきは、その感覚に従い、始めてしまうと言うことです。
遠慮なく、やりたいことを、できる範囲で構わないから、ただベストを尽くすことが望まれています。
先ほど出てきた天と地を結ぶ鍵穴というのは、人に生かされての自分であり、自分も人を生かしている。
誰もがそれぞれの「価値」を伴った命というエネルギーの循環をしながら生かされています。役割が違うだけ。これを知る通路への扉への鍵が開くのが「食」になります。
現実世界の明かりを少し暗くすると、向こうの世界が見えやすく、感じやすくなるから。
ファンタジーのようなお話をしましたが、この鍵穴というのは、つまり占星術でいう月の通り道と太陽の通り道の交差地点を指しています。無意識と意識の行き交う場所であり、魂と体の合流地点、とも解釈されています。
その交差地点近くで新月や満月となると、食となるのです。
そこに理屈を超えて、受け継がれてきた深い意味づけがあります。
自我の手放しとは
この5月の天空模様の趣旨は、一つ。
【それは誰の役に立つのですか?】
誰かの役に立つ、あるいは分かち合えること。
ここがこれから社会、あるいは集団生活での歓びとなります。
自我が大きく揺さぶられる5月です。
その行動は自分の利益のことだけを考えていては、得られません。
自分という存在を超えて、大きな意識の元、使命に基づいて動く人たちが増えるでしょう。
大掛かりに考える必要はなく、自然にやりたい気持ちに突き動かされ、気づくと誰かの役に立っていた、そんな滑らかさのもとに動き始めるようです。
恐らく、動きに自覚が伴うのは、秋以降でしょう。
今はその準備に入ったと言えるでしょう。
最後に月からの大事な伝言をお渡ししますね。
【それは誰の役に立つのですか?】
の意味です。
もし、やりたいことがあって、できる環境にもあるのに、やらないとしたら……。
その選択は、誰の役に立つものなのでしょうか?
どうか月の恵みとともに、よき、おうし座の季節をお過ごしください。
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