もうひとつの月の宿 インド占星術のナクシャトラが伝える月のメッセージ:ヴィシャーカ

こんにちは。月よみ師®でアーユルヴェーダヒーリングコンサルタント Sahra(サーラ)です。

月よみWEBマガジンでは月よみとインド占星術を組み合わせた情報を発信しています。

前回は、4月17日満月のナクシャトラ、チトラについてお話しました。
前回の記事はこちらから。

今回は、先日、5月16日に迎えた満月のときのナクシャトラ、ヴィシャーカについてのお話です。

ナクシャトラについては、こちらで説明しています。
参考になさってくださいね。
https://tsukiyomi-magazine.com/2020/01/18/post-14139/
https://tsukiyomi-magazine.com/2022/03/28/post-24346/

今回ご紹介のナクシャトラ
ヴィシャーカ Vishakha
天秤座20度00分~蠍座3度20分
支配神:インドラ神・アグニ神
象徴:葉で覆われた勝利の門

気付きと変化のとき

ヴィシャーカの支配神はインドラ神とアグニ神。

インドラ神は神々の中の王。雷を操ります。

アグニ神は火を司る神。

インドの神様には古代から存在する神さまと、その後、宗教的要素が加わって生まれた神さまとがいらっしゃいます。

インドラ神とアグニ神は太古の昔、自然崇拝のころから存在する神さまです。

雷も火も、変化や浄化を促す、自然界の強大なエネルギー。

インドラ神の雷とアグニ神の火。どちらも気付きと変化を象徴するものです。

日本でも、「雷に打たれたように」という表現は、強い衝撃を受けたときに使われますが、その衝撃は覚醒とつながっています。

暗闇の中、天から降ろされる雷の光は、天と地を結ぶエネルギー。一瞬周囲を照らし出し、それまで見えなかったものの姿をあらわにし、気付きを与えます。

火は情熱の炎であり、浄化の火。雷と同様、闇を煌々と照らし出し、見えなかったものを浮かび上がらせる力があります。

さらに、火に包まれたものは、その性質が変わります。わかりやすいのが料理。火を通す前と後では食材が変化しますよね。あれが、火、すなわちアグニのエネルギーによるもの。インド哲学的には、火は変化を象徴するものです。

インドラ神とアグニ神が支配するヴィシャーカ。ヴィシャーカのメインのエネルギーは変化、形を変えることになります。

英語だと tranform トランスフォーム。外見や様子を変化させる、変換するなどと訳されます。

トランスフォームという単語が使われる場合の変化は、姿や形が変わるという意味が強くなります。変身するというのが近いかもしれません。

ヴィシャーカというナクシャトラでは、自身の内側にあるまだ見えていなかったものに目を向け、魂レベルで変わる、変身することが学びの課題になります。

これまで気づいていなかった自分の一面に気付くこと、そして、それを受け容れたうえで、未来のために自分を変える努力をすること。そんなことが課題になります。

変化と成長

27のナクシャトラには、変化のエネルギーをもつものがいくつかあります。

月は約ひと月かけて27のナクシャトラを巡りますが、その間、月が該当するナクシャトラを通過するたびに変化を促すスイッチが押されるわけです。

インド哲学では、人は魂の学びと成長を経て、やがて解脱へ向かうという思想がベースにあります。自然が常に移り変わるように、人も変わっていくことが必然の原理。

変わりたい、変えたい。

日常生活の中の小さなことから生き方のような大きなことまで、人生の中では、変化を求める気持ちが強くなることが何度かあるものです。

変わりたい、変えたい、と思ったときが、成長のタイミングです。

ある程度の年齢になれば、肉体的な成長は頭打ちになるものなのかもしれませんが、魂の成長はいくつになっても続きます。

先行きが不透明な今の世界。柔軟な心で外の世界に対応し、自らが変化していくことも大切です。

変化は魂の成長につながります。

変化のエネルギーをもつヴィシャーカの満月。

特に今回は月蝕を伴います。日本では観測できませんが、欧州、アフリカ、アメリカで観測できるそうです。

月蝕では終わりと始まりが強調されます。

変化とともに、新しい始まりへの期待が高まるヴィシャーカの月蝕。

これから次にやってくる新月まで、自分の内面と向き合う時間をとることで、新たな気付きを得られ、自らを変えていく力がわいてくるでしょう。

50代からの月よみ

50代になっても、生活習慣を変えてみたり、新しくやってみたいことにチャレンジしたりといったことを繰り返しています。

ところが、やること、やりたいことがたくさんあると、何かがスポッと抜けてしまいます。あっ! 忘れた! を何度繰り返すことか。

そこで必要なのがスケジュール管理。

仕事をしている方は仕事の予定を含めたスケジュール管理は必須だと思いますが、仕事をしていない方でも、日々の行動や生活習慣についてのスケジュール管理はおススメです。

予定を記入して、それに沿って行動するということをしないと、やりたいこともやらなきゃいけないことも抜けが生じることを日々実感しています。

これは50代に限ったことではないのかもしれませんが、やはり50代になると、記憶力に限界を感じていて、記録が大事だなぁと思っています。

そんなスケジュール管理に、月の様子を組み合わせてみると、いろんな発見があります。

簡単なところでは、新月から満月に向かっての時期は、何かを達成するようなことのスケジュールを組み、満月から新月に向かっての時期は、お片付けなど、何かを減らすようなことのスケジュールを組むなど。

月の満ち欠けを表す月相の他にも、宿曜やインド占星術のナクシャトラなども参考になると思います。

ちょっとした工夫で、スケジュールがスムーズに消化されるのは気持ちのよいものです。

※参考文献
こちらの記事は以下の書籍などを参考にしています。
書籍:
LIGHT ON LIFE by Hart de Fouw & Robert Svoboda
THE NAKSHATRAS by Komilla Sutton
27 STARS, 27 GODS by Vic DiCara (Vraja Kishor das)

※アーユルヴェーダやインド占星術についてブログを書いています。月のナクシャトラの読み解き始めました。こちらもご興味があれば、ぜひ。
https://linktr.ee/akatsukiayv

月よみ師のプロフィール

Sahra(サーラ)月よみ師
大阪府在住 アラフィフおひとりさま女子
アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント

妹の難病発症や自身の病気の経験から自然療法に興味をもち、
ふとした出会いでアーユルヴェーダセラピストを目指すことに。

宇宙のリズムに合わせて生きることが、心と体の健康につながることを
アーユルヴェーダを通して学ぶうちに、
アーユルヴェーダではもちろんのこと、
女性の体のリズムやインド占星術でも大切な存在である
”月”に心惹かれ、月よみ師に。

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