もうひとつの月の宿 インド占星術のナクシャトラが伝える月のメッセージ:ハスタ

こんにちは。月よみ師®でアーユルヴェーダヒーリングコンサルタント Sahra(サーラ)です。

月よみWEBマガジンでは月よみとインド占星術を組み合わせた情報を発信しています。

今回は、本日の日のナクシャトラのハスタについてのお話です。

ナクシャトラについては、こちらで説明しています。
参考になさってくださいね。
https://tsukiyomi-magazine.com/2020/01/18/post-14139/
https://tsukiyomi-magazine.com/2022/03/28/post-24346/

今回ご紹介のナクシャトラ
ハスタ Hasta
乙女座10度00分~23度20分
支配神:サヴィトリ
象徴:手

癒しの手

ほぼ毎日入れ替わる日のナクシャトラは、その日の性質を形作ります。

どんなエネルギーをもっていて、どんな行動に向く日なのか、向かない日なのか。
日本で大安吉日選びをするように、インドで日取りを決める際には、日のナクシャトラもチェックの対象です。

物事とその日の性質の相性だけでなく、対象になる人とその日のナクシャトラとの相性をみたりもします。

そんなナクシャトラのもつ性質はナクシャトラに込められたたくさんの要素から成り立っていて、目的によってそれらの要素から必要な情報を取り出します。

今日、日の出の時間帯に月が滞在していたナクシャトラはハスタです。

ハスタにはどんな要素があるのか見てみましょう。

【支配神】
支配神は太陽神サヴィトリです。黄金の手をもち、その手で触れたものに光と癒しを与えるとされています。

光で世界を照らし、創造と変換のエネルギーをもっています。太陽の光は命の源、生命の誕生を後押しします。

サヴィトリは、朝一番に差し込む光にも例えられています。私たちを眠りから呼び覚まし、新たな一日を始めさせるのが朝の光。もし朝の光が届かなければ、私たちは眠りについたまま。永遠に目覚めることがありません。

光は生命を与える存在としてだけでなく、知性としてもとらえられています。知性という光によって、無智という闇が取り除かれる。サヴィトリがもたらす光によって、私たちはより鮮明に、そして、より精緻にこの世界を見ることができるようになるのです。

個人の誕生チャートで月のナクシャトラがハスタの人には、このサヴィトリの恩恵が与えられることになります。

優れた知性、輝き、人を惹きつける魅力、社交性、精神的な強さなどです。

ハスタを日のナクシャトラとして解釈する場合には、その日のエネルギーにこうした性質が現れることになり、知性を必要とするような行為や、社交的な活動などはよい結果をもたらします。

【支配星】
支配星は月。

月は心であり癒しです。また、豊かな感受性と揺れ動く心の両方を表しています。

月は母親に例えられているように、母親的な人を助けたいという思いや、他人への共感力などがあり、月が支配星となっているハスタはヒーラーやカウンセラーに向くとされています。

月は気持ちの揺れももたらすため、日のナクシャトラとしてチェックする場合には、何か重い決断をするのは難しい日になります。

【シンボル】
シンボルは手です。

手は、ヒーラー、癒しの手であったり、手を使ったこと全般に関係することを表すとされています。

個人のチャートでは、月がこのナクシャトラにあると、セラピストなどヒーリングワークに向いていたり、他にも、手を使うこと全般に長けているとされて、手を使う陶芸などの工芸、その他芸術作品を作る才能などに恵まれるとされています。

日のナクシャトラになると、この日は、ヒーリングワークやトリートメント、治療などに向く日になります。

【性質】
それぞれのナクシャトラには性質があります。性質は全部で7種類あります。

ハスタの性質は、「軽い、素早い」。

個人のナクシャトラでは、頭の回転が早く、行動も素早かったり、明るく軽い性格で、ユーモアのセンスがあり人を楽しませるタイプになります。

日のナクシャトラになると、ビジネスや事業の発足、知性を使うようなこと、娯楽などに向く日になります。

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支配神、シンボル、支配星、性質。これら4つの組み合わせから読み取れる、本日、ハスタの日のエネルギーは、次のようになります。

・ビジネスや事業の発足など、進歩や発展のきっかけとなるような行為を開始するのに向きます。
・知性を使うようなことに向いていて、いつもより頭の回転が早かったり、ひらめいたりしやすいでしょう。
・軽い気質の日で、月の影響もあり、気持ちが変わりやすいかもしれません。重い決断は難しいでしょう。
・癒しのパワーのある日なので、ヒーリング、トリートメント、治療に向く日ですし、楽しいこと、娯楽などにもよい日です。

ナクシャトラには、この他にも、「人生の目的」「種族」「動物」「シャクティ」「グナ」「ドーシャ」など、様々な要素が含まれています。

全部を一度に使うというよりも、必要な目的に応じて取り出すような感じになります。

日のナクシャトラの場合には、上の4つの中では、性質の比重が大きいです。

個人のチャートで心を表す月のナクシャトラを読み解くときには、ナクシャトラの要素だけでなく、月相など他の要素と組み合わせて読み解いていきます。

50代からの月よみ

6月21日には夏至を迎えます。
昼の長さが一年で一番長くなる日です。

アーユルヴェーダでは、一年を大きく2つに分けて、冬至から夏至までの期間は太陽の力が強くなり、体力が奪われる期間、夏至から冬至までを太陽の力が弱くなり、体力が蓄えられる期間としています。

アーユルヴェーダの基本は、自然の変化に合わせた体調管理ですので、それぞれの期間に応じた季節の過ごし方があります。

自然界の変化に伴い、体力、消化力、抵抗力などが変化し、時にそれが不調の原因になります。そのため、変化に応じて、食事、住環境、運動、睡眠などを変えて、体調を整えていきます。

日本では6月は梅雨に突入し、暑さの本番はまだ少し先になりますが、それでも、今年は5月にすでに真夏日を記録していますし、これから雨が多くなれば、気温の乱高下もあるでしょう。

気候が不安定な6月はそもそも体調管理の難しい月だと思いますし、低気圧は自律神経に影響したりもしますので、特に更年期のからみのある50代前後にとっては、心身共にちょっとしたケアが必要な季節ですね。

そんな梅雨の季節に、お勧めする簡単に取り入れられるケアのひとつが家の中で体を軽く動かすこと。

普段はウォーキングをお勧めすることが多いのですが、雨で外に出られなくなるとそれだけで、運動を続ける意欲がそがれたりします。ですので、家の中でできる運動を見つけるのがポイントです。

この夏至の日は国際ヨガの日になっていて、ヨガに関する催しが世界規模で行われます。

昼の長さが一番長く、太陽の力が一番強いとされるこの日ですので、太陽礼拝を行う催しが国内でもたくさん開かれるようです。

太陽礼拝はそれほど難しい動きではありません。オンラインの催しもあるようですので、お時間があれば、のぞいてみてはどうでしょう。

太陽礼拝に限らず、簡単な運動はネット上で無料のものがたくさんあります。「50代」をキーワードに入れると、年代にあったお勧めの運動がいくつも見つかると思います。

これならできそうと思えるものを探してみてください。

その際、ご自身が心地よいと感じるレベルの運動であることは大事です。最初はムリのないもので、精神的ストレスにならないような軽めのものがよいと思います。

それこそラジオ体操のような、ごくごく簡単な運動だけでも、何かとバランスを崩しがちになる梅雨の季節を乗り切る力になってくれますよ。

※参考文献
こちらの記事は以下の書籍などを参考にしています。
書籍:
LIGHT ON LIFE by Hart de Fouw & Robert Svoboda
THE NAKSHATRAS by Komilla Sutton
27 STARS, 27 GODS by Vic DiCara (Vraja Kishor das)

※Instagramでナクシャトラについて配信しています。ご興味があれば、覗いて頂ければ嬉しいです。また、誕生チャートの月のナクシャトラの読み解きをはじめました。こちらもご興味があればぜひ。
https://linktr.ee/akatsukiayv


月よみ師のプロフィール

Sahra(サーラ)月よみ師
大阪府在住 アラフィフおひとりさま女子
アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント

妹の難病発症や自身の病気の経験から自然療法に興味をもち、
ふとした出会いでアーユルヴェーダセラピストを目指すことに。

宇宙のリズムに合わせて生きることが、心と体の健康につながることを
アーユルヴェーダを通して学ぶうちに、
アーユルヴェーダではもちろんのこと、
女性の体のリズムやインド占星術でも大切な存在である
”月”に心惹かれ、月よみ師に。

アーユルヴェーダや月のパワーで
お疲れ女子の前向き人生をサポート。
ココロとカラダが整えば、人生はもっと楽しくなります!