新しい年に向けて魂を整えましょう
こんにちは〜。
凛とした厳冬の里山より
月よみ師®、南アルプス古民家魔女の
石井ゆかり〜にゃです。
今日は、大晦日ですね。
皆さんにとってこの一年はどんな一年でしたか?
と月並みなことを聞いてしまいますが。笑
既に今年は? というよりも来年はどんな一年にするかということを意識している方が多いのではありませんか?

いよいよ今年が終わります
お月さまは昨日の上弦の月を過ぎて明るい夜を迎えていきます。^_^
この期間を満月(+)期と呼びます。
この満月(+)期に身体に影響を受けやすい臓器は「肝臓」です。
「肝臓」は、腎臓と共に解毒の要です。
食べ物だけでなく、感情についても受け止めて理解しようとするんです。
「肝臓」は我慢強く淡々と働いてくれます。
そんな「肝臓」を助けてあげて新しい年明けに向けてピッタリの食物をご紹介します。

やってくる新しい年に向けて魂を蘇生します
今日おススメする食物は「屠蘇」です。
「屠蘇」とは悪いものを屠り(ほふり)、魂を蘇生させるという意味。
「お屠蘇」というと馴染みがあるでしょうか?
「お屠蘇」は、一年間の邪気を払い、長寿を願って飲む縁起物のお酒です。
数種類の薬草を組み合わせたものを「屠蘇散」といい、それを赤酒、日本酒、みりんなどに浸した薬酒です。
唐の時代の中国より伝えられ、日本では平安時代から使われています。
屠蘇酒に使われる薬草(屠蘇散)
・山椒(サンショウ)胃を健やかに整える
・陳皮(チンピ)血行を良くして冷えの改善が期待できる
・桂皮(ケイヒ)発汗や解熱、整腸作用
・桔梗(キキョウ)去痰作用や鎮静、鎮痛作用
・八角(ハッカク)抗菌作用や健胃作用
・白朮(ビャクジュツ)健胃作用や利尿作用
・防風(ボウフウ)発汗や解熱作用、抗炎症作用
などを用いるのが一般的です。
こんなに沢山薬草が入っているんです。
なんだかこれだけでも縁起が良い感じですね。

感謝をしながら年を超えていく
今度のお正月は健康や美容に効果がある伝統的な慣習「お屠蘇」を手軽にとりいれてみませんか?
<材料>
・屠蘇散(薬局やスーパーで手に入ります) 1袋
・日本酒 150ml
・みりん(本みりん) 150ml作り方
<作り方>
材料を合わせて5〜8時間してから屠蘇散を取り出して出来上がり!
●お屠蘇の作法
お屠蘇を飲む前に必ず若水(元日の朝に汲んだ、その年初めての水の意)で手を清め、神棚や仏壇を拝み、家族が揃ったら新年のあいさつを済ませます。東の方角を向いて飲みます。
正式には朱塗りのお銚子と三段重ねの盃でいただくのですが、ご家庭にある酒器の中で一番お正月にふさわしいものをお使いくださいね。
「肝臓」が整うと穏やかなお正月をすごせます。
無事に年を越せることへの感謝と共に新しい年へのワクワク感を持って大晦日をお過ごしください。
今年も一年間、月よみWeb magazineを読んでいただきありがとうございました。
月よみ師®
石井ゆかり〜にゃ
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