月よみまっぷ〜愛知県豊橋市『菟頭神社』今年はウサギにも注目!
明けましておめでとうございます。
運とツキを味方につけて、望む未来を手に入れる。
九星氣学鑑定士&月よみ師® 大竹由起子です。
今年も月にまつわる楽しい記事をお届けできたらと思います。
新年を迎え本日1月5日、明日6日は二十四節気の「小寒」そして明後日7日には満月と、暦は瞬く間に過ぎていきます。
氣学では、節分を境として翌年の運氣となります。
この1月のうちに、昨年やり残したことを片付けたり、来年の目標を立てて運氣アップさせちゃいましょう!
今年の干支でもある「ウサギ」にも注目!
久しぶりの行動制限のない年末年始、皆様は年末詣または初詣には行きましたか?
産土神社、鎮守神社にご挨拶に行ったあとは、気になっていた神社さんに足を運ぶのはいかがでしょう?
(年末詣、産土神社、鎮守神社についてはコチラの記事をご覧ください)
今年は「卯(うさぎ)年」ですね。

ウサギは幸運を運ぶ縁起のいい動物といわれています。
日本では「うさぎは山に住むもの」とされてきましたので、古来より山の神様、もしくはその使い・乗り物と考えられてきました。
そして、ウサギと月は古来より関係が深いと言われていますよね。
月にウサギが餅つきをしている姿が見える、というのもその一つ。
(余談ですが、私は子供の頃どうしても月の模様がウサギの姿に見えず疑問でしたが、大人になって色々と学んでやっと意味が分かるようになりました……)
そんな「ウサギ」が、大阪府住吉大社では「神様の使い」であるとされています。
古事記に登場する「因幡の白兎」で有名な島根県八上では、白兎は月読尊(つくよみのみこと)のご神体であるとの説もあります。
「月読命」といえば、月よみ師®がお勧めしている、闇に光を届け人々を導き、人の運勢を司りツキを与えてくれる神。
月読命の化身が白ウサギだなんて、素敵でロマンがあると思いませんか?
なにより可愛いらしくて、より身近に感じます。
そんな説も踏まえて、今年は干支であるウサギにもスポットを当て、ウサギモチーフやお守りなどがある寺社も探していこうと思います。
ということで今回は、その「月読命」を御祭神とし、なおかつウサギとも関係がある神社をご紹介します。
もちろん、月よみマップにまだ載っていない、私が実際に訪れた場所ですよ。
※『月よみマップ』ページでは、月読命を御祭神としておまつりしている神社をはじめ、日本全国の月に関りがある神社・スポットを、月よみ師®が実際に足を運んでレポートした記事をご紹介しています。
併せてご参照ください。
月読命が主祭神、愛知県豊橋市『菟頭(うがしら)神社』
私の住んでいる浜松市からは車で30分ほどと、案外近くにあることから、実は以前にも訪れていた神社。
ただ、由緒書きが薄くなっていたりと確証が持てなかったこともあり、ご紹介していませんでした。
ですがその後、検索などして調べたところ御祭神は「月読命」で間違いないとわかりましたので、再訪してみました。
豊橋市の街中からはかなり離れた海岸に近い集落の中にある神社さんです。
23号バイパス野依インターを407号野依街道を南へ進み、県道42号を左折します。
ここまでは広い道ですが、右へ少し入って、民家の中のかなり細い道を進みますので、すれ違い運転注意です。
神社参道正面には駐車場がありません、本殿裏に駐車場がありました。
秋葉灯篭が目印になります。
菟頭神社
〒441-3203 愛知県豊橋市高塚町西方2

駐車場側からですと、すぐ境内に入れますが、せっかくなので参道まで歩いて戻ってみました。
鳥居に一礼して進みます。
地形のせいか、少し下がる参道は珍しいですが、木漏れ日がとても清々しい気持ちのよい参道です。
進むと数段の石段があり登ります。
その先に由緒書きがありますが、やはり薄くて読めません。
他の方の投稿で、しっかり読めるものがありましたので把握しましたが、一応画像に収めてみました。
謎解き!菟頭神社の由来は?ウサギとの関係は?
由緒書きには、こう記されているそうです。
“当神社の創立年代は不詳ながら、三河国内神明帳に「正三位寅之大明神 坐 渥美郡」とあり、寛文11年(1671年)の高塚村免定書付には、「戸とうの宮様」と記されている。
また明治2年の神社巨細取調書は「トトフの大明神」と称え、明治5年の郷社制度制定を機に「菟頭神社」と改称され今日に至っている。”
月読命だから、菟、ウサギかと思ったら「戸とう」の神様が由来で、菟は当て字なのかもしれませんね。
しかし、地形上、すぐ南には海が広がっていることから、海を司る神様である月読命が祀られているのは頷けます。
その月読命の神使だから、後世の人々がウサギをモチーフにしたのでしょうね。
戸とうの神とは、地境の道祖神の意味合いがあるそうです。
戸とう=トトフに変換したようですが、トトフと聞いて、私はエジプトの月神であるトト神を思い浮かべました。
これも偶然の一致でしょうか?興味深いですね
また、2006年12月発刊の豊橋百科事典では
“菟頭神社は,古くから高塚の氏神として祀られてきた。
神領数十石といわれたが,明応(1495)年の大津波に大半は決壊消滅した。
元和9(1623)年,旗本戸田生勝が社地を寄進した。
寛永10(1633)年,棟札に「奉造立菟頭大明神」とあり,「菟頭神社由緒書」に,
「三河国神名帳」に「寅之大明神坐渥美郡」とある「トラの神」を「トヽフの神」と誤読し,文字を「菟頭」としたとある。”
なんと! こちらの説では、トラがトトフに誤って変換されてしまったとありますね。
そのままであったなら、もしかして寅のモチーフになっていたなら、私はこちらの神社さんとご縁がなかったかもしれません。
そう考えると、不思議なご縁です。
私の中ではこういった「謎解き」も、神社参拝の楽しみのひとつです。
ウサギを探せ!モチーフがあちこちに?
由緒書きから右手に石段が少しあり、鳥居が見えます。
階段手前の石灯篭の盛り上がりのあるモチーフと、登った先の石灯篭の渦を巻いたようなものに耳がついた? モチーフがあります。
これはもしかして……ウサギ?
とりあえずこちらも画像に収めました。
階段を上がった鳥居でも一礼して進みます。
小さな集落の中にある神社にしては、社務所は無人ですが、参道や拝殿、境内も広く立派です。
手水舎は、やはり水は出ず、持参のウェットシートで手を拭きます。
参道の左右に青銅の灯篭があります。
下部に、ユニークな波ウサギのモチーフを発見! なんだかテンション上がります。
そのまま拝殿に進み、お賽銭を入れて鈴を鳴らして二礼二拍手、月読師としてお詣りさせていただいたお礼をして、一礼。
いつもながら引き締まった気持ちになります。
拝殿、本殿やその周辺もゆっくり拝見させていただくと、欄干に素敵な彫刻のウサギがいました。

海沿いの神社に相応しく、波とウサギが可愛いですね!
他にもあったかもしれませんが、私が探せたのはここまででした。
その後は拝殿右手にある境内末社にもご挨拶して、裏手にある駐車場へ向かい帰途につきました。
小さな集落の奥にある菟頭神社、とても素敵なお勧めの場所です!
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今年始めての月よみまっぷ、いかがでしたか?
今回は、月読命をおまつりする、ウサギと関係が深い神社をご紹介しました。
前述した通り、月にまつわるスポットはもちろん、今年はウサギにまつわる寺社にも注目していこうと思いますので、お楽しみに!
お詣りの仕方も多様になっています。
初詣や、新年のご祈祷や縁起物授与も、三が日や松の内にこだわらない余裕をもったスケジュールを組んでいる社寺が多数あります。
YouTube等でのライブ配信による『リモート参拝』ができるところもあります。
旧暦では「立春」を新しい年の始まりとしており、その前日にあたる節分までを初詣期間とする社寺が全国的に多いようです(2023年は2月3日が節分です)。
3月以降も初詣期間としてご祈祷やお守り等の授与を行ってくれるところもありますので、気になる社寺を確認して、ご自身のよいと思う方法で初詣も楽しんでみてください。
新しいことも取り入れながらも、伝統として守るべきものは守り、そして、楽しく運氣アップしていきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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