感受性の泉から心地よい波動へ「新月~満月に拓く12感覚チューニング」序章編
月は約29.5日での周期で、新月から満月そしてまた新月へ戻るとサイクルを繰り返しています。
月の影響を受けて海が満ち引きをするように、水分が多くを占める私たち人間のからだは、月を通じて宇宙の惑星や星々の影響を受けています。

地球に住む私たちは、衛星である月が集約し届けてくれる宇宙全体のエネルギーを受け取っていて、特に新月と満月はそのパワーが最大となります。
新月は月の姿はみえませんが、星々が輝き、エネルギー溢れるはじまりの時。
だんだんと形になってくる新月から満月は、宇宙のエネルギーが発展、発達の方向へ向かって、満月で実りを結びます。
そして満月から新月では、収束・整理される方向でまとまり手放していきながら、次の種をまくはじまりの新月へと、スパイラル状にエネルギーを変化させていきます。
新月は、太陽と月が同じ星座でぴったりと重なる時でもあります。
太陽と月がぴったり重なった「星座」のエネルギーの影響が大きく出て、そのパワーは次の新月まで続きます。特にパワフルなのは、新月から満月までの間です。
これから本格化していく、個性が開花し調和しあう軽やかな新しい“風“の時代に、自分らしくいのちを輝かせ、才能が花ひらき、誰かのお役に立ちながら楽しく喜びを感じて生きていくには、「感受性や感性を拓いていく」ことが近道になるのではないでしょうか。
そこで、新月の星座ごとに私たちのもつ12感覚に刺激を入れることで内側から少しずつ変化し、自分の価値観や世界観を広げていくサポートになればと、新月~満月の間にやると効果的な「12感覚チューニング」の連載を、この春から始めることにしました。
太陽と月のリズムとエネルギーの力を借りて、私たちのBody,Mind,Spiritに働きかけ、自分のからだという小宇宙と、自然や大宇宙、そしてまわりの人々や社会との、調和の土台となる12の感覚をみつめていきます。
そもそも私たちの感覚って12もあったかしら? って、まず疑問が湧きますよね。笑
ですので、今回は序章として、12の感覚の概要をご紹介させていただきます。そして次回のおひつじ座新月から、具体的なひとつひとつの感覚の説明とチューニングのヒントをお伝えしてまいります。
12星座と12感覚
12感覚のベースにさせていただいているのは、哲学者、思想家、教育者であるルドルフ・シュタイナーの12星座と12感覚の対応です。
そしてお医者様であるおふたりが書いた著書、アルバート・スズマン「魂の扉・12感覚」とカール・ケーニヒ「12感覚の環と7つの生命プロセス」にあるシュタイナーの精神科学の実践に基づいた講演や、シュタイナー教育なども参考にさせていただきながら
Wellness健康トレーナーとしての私、森雫なりのからだの探求をもとにアレンジし、生命力溢れるからだ作りにつなげるように生まれたのが「12感覚チューニング」です。

感覚は私たちが外側の世界と出会うための道具であり、どれか単独で成り立つものではなく、それぞれの感覚が影響を及ぼしあい、共に働きあい支えあって、ひとつの調和や秩序をなし、「わたし」という個を作っています。
12感覚は環のようにつながっています。
ひとつどこかにインプットが入り弾かれると、弦のようにその振動は伝わり、からだ全体に響きあいます。この環は、自分という枠を超え、無限大に広がっていきます。
それぞれの得意な感覚や苦手な感覚、使う感覚の偏りなどがあったりすることで、それがアウトプットの個性として現れています。だからひとりひとりみんな違って、みんな素敵なのですよね。
おひつじ座・・・自我感覚
おうし座・・・思考感覚
ふたご座・・・言語感覚
かに座・・・聴覚
しし座・・・熱感覚
おとめ座・・・視覚
てんびん座・・・触覚
さそり座・・・生命感覚
いて座・・・運動感覚
やぎ座・・・均衡感覚
みずがめ座・・・嗅覚
うお座・・・味覚
赤ちゃんから大人になる成長の過程では、「Body感覚」→「Mind感覚」→「Spirit感覚」と段階を経て、発達していくといわれています。
そしてその人の醸し出す雰囲気や、肉体のまわりにあるエネルギー体、オーラにも関係し影響を及ぼします。

「Body(からだ/肉体的)感覚」の触覚・生命感覚・運動感覚・平衡感覚は、体験や外側との境界をおおまかに知る感覚で、感覚全体の土台となるものであり、自分の身体の快不快の判断や意志とつながっていく感覚となります。
「Mind(感情/魂)感覚」の味覚・視覚・熱感覚・嗅覚は、感じたことから知る・わかるにつながる感覚で、感情につながり、世界と自分をつないでくれる感覚です。
「Spirit(社会的/霊的)感覚」聴覚、言語感覚・思考感覚・自我感覚は、他人を理解し、私たちが社会で人と関わるときに使う、精神的な成熟とも関係する感覚です。見えるものだけでなく、見えないものへの真実や本質の探究などにも関係します。
12の感覚はからだ・こころ・あたまの成長と調和、そして社会との和や魂の成長にもつながり、その人の内側から器や才能を広げ、直感を研ぎすまし、全体性や豊かさを拓いてくれるものです。
私たちの感覚やからだは年齢と共に衰えてしまい、可能性が閉じていってしまうように思えることもあるかもしれません。
しかし肉体が衰えていったからこそ身体の声に耳を澄ますようになったり、経験やコミュニケーションを積むことで視野が広がり心の豊かさが広がったりします。
さらには今まで気づかなかった領域の存在にも気付けるようになったり、“わたし”という枠を超えた全体性や愛に感謝や喜びを感じられることもあるでしょう。
宇宙と一つになっていく。大自然の中の一部としての“わたし”を感じる。
人生楽しいこともあれば苦しいこともあります。
そんな時、12感覚のどれかにスイッチを入れて自分の響きを感じることで、
いくつであっても、どんな時にも、私たちの感受性の泉を刺激し、“わたし”を基点に始まる、果てしない可能性への黎明の旅へと導いてくれるのです!
12感覚チューニングでWell-beingに!
「12感覚チューニング」では、毎月の新月の星座ごとに、それに対応した感覚に刺激をいれ、からだ全体を整えていきます。
新月から満月のパワフルなエネルギーが、私たちの内側にある感覚と響きあい、新しい感受性を目覚めさせ、笑顔で豊かに幸せに暮らすことにつながっていくことを目指しています。
健康や幸せとは、人それぞれの形で感じる正解のないものです。
自分の内側(ありのままのわたし・月)と外側(社会で生きるわたし・太陽)のバランス・循環・リズムが整うことで、それぞれのからだの個性が生かされていきます。
感覚の受け取る幅や数が広がり、眠っていた感受性にスイッチが入って感性が拓いていけば
見える世界、感じる世界が違ってきて、より豊かに喜びの人生を創造することができ、他人を思いやる力や想像力にもつながって、優しい社会や平和につながっていくことでしょう。
月のリズムと星座からつながる宇宙エネルギーと感覚をつなげ、あなたがWell-being(幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態)を感じる、ひとつのきっかけになれるなら嬉しいと思っております。
来月から一緒に楽しみながら、新月から満月にかけて、自分の内側の感覚に目を向け、からだを心地よい波動にセルフチューニングしていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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