内側の灯の先にある何かを感じて・動く「新月~満月に拓く12感覚チューニング」おひつじ座編
4月20日はおひつじ座の新月。今年2023年は、おひつじ座の新月が先月と今月2回続いて、「はじまりパワー」がより強く反映しています。

おひつじ座は、自分で考え、自分で選び取り、自分で決断し、自分で行動に移す、そんな「わたし」からの起点で挑戦していくはじまりのサイン。
情熱を奮い立たせ、新しい経験に向かっていざ走り出す、そんな純粋でまっすぐな明るく活発な空気感をもちます。
そして新月は、太陽と月が同じ星座で重なる時でもあり、その「星座」のエネルギーの影響が大きくあらわれる時でもあります。月の姿はみえませんが、星々が輝き、エネルギー溢れる、こちらもはじまっていくステージ。
新月から満月の間は、発展や成長のエネルギーが宇宙から注いでいる時期です。
その新月から満月の間に、パワフルな宇宙からのエネルギーの恩恵を頂きながら、より快適な充実した毎日につなげていくためのサポートが「12感覚チューニング」です。
私たちが外側の世界と出会うための道具である“感覚”を通じて、自分のからだやこころに、内側から響かせ調和させていきます。
「12感覚チューニング」の全体概要はこちらをご確認ください。
毎月の新月の星座に合わせた、あなたの感覚に目を向け、あなたがまとう波動、オーラを心地よい状態にセルフチューニングするヒントをご提案していきます。
おひつじ座と自我感覚
おひつじ座の感覚は「自我感覚」です。
まず「自我」とは何かというと
自分と他人を分ける意識、これが「わたし」だという認識、
行動の主体が自分であるという主体性
現実や社会へ適応させるために自分の内側を統合させているもの・エゴ
などと言われています。
星座と感覚を対応させたシュタイナーは、快や不快の感情に惑わされない、本質的な物事を客観的に見極めることのできる人間の構成要素として「自我」を定義しています。
外側から客観的に自分をみつめることができ、自分軸がだんだんと確立してきてくると、
他人の痛みや深さ、ありがたさがわかってきたり、生きる意味や人を愛すること、人生の価値を考えるうえで誰と本当につながっていたいのかなどを考えるようになります
そうすると自分の「自我」を超えて、相手の「自我」へと興味が広がるようになってきます。
「自我感覚」とは、自分の自我を感じる感覚ではなく、
相手の中にある真実の姿、尊い姿を知覚できる精神的なものとして
相手の本質を知ったり、理解したりするための洞察力や内的な感覚のことを指します。
自分の内側に起こったプロセスをやさしいまなざしで見つめ、より理解してくれる人を求めていったり、
相手の内側に入っていくことで、より深い付き合いができるようになっていたりする中で、
相手を心底から理解し受け入れていくために必要な感覚なのです。
おひつじ座は感覚の中でも、一番発展的な「SPIRIT感覚」であるので、少し難しく感じにくいものではありますが、人間らしさの強い感覚です。

やぎ座のBODY「平衡感覚」を土台に、しし座のMIND「熱感覚」につながり、より広いSPIRIT「自我感覚」に発展しています。
そして、自分と他人の境界線を感じる基礎となる、てんびん座の「触覚」とも合わせ鏡のように影響を与え合っています。
また、目の前にいる相手だけでなく、自分の祖先や歴史上の憧れの人物など、自分の魂に響く人たちとのつながりや共鳴点を振り返っていく時にも自我感覚は発揮されるでしょう。
自分と相手を深いところから行き来するという意味では、人間だけでなく、大自然や宇宙といった自分を生かしてくれている大きな存在や、生命や根源に想いを馳せるときなどにも活躍してくれる感覚であるといえます。
見えない本質やエネルギー、相手を感じ向き合い、素直に受けとめてみる。
こころやいのち、現象の裏、相手の奥底に潜んでいる本質などを感じることで、私たちは自分を世に押し出していく力が湧いてきたり、新しい関係性が生み出されていくのかもしれません。
内から外へ 外から内へ 静から動へ 動から静へ 何かが動くきっかけになる感覚です。
自我感覚チューニング
満月まで意識してやっていただきたい、今回の自我感覚チューニングは、キャンドルの火を見つめながら、ひとりの静寂の時間を持つことです。

忙しい毎日の中で、ひとりの静かな時間を持つというのは意識してやろうとしないとなかなかできないものですが、ぜひ取り組んでみてください。
キャンドルの炎には自然のゆらぎがあり、安らぎを与えてくれます。おひつじ座の火のパワーも自然にからだに入ってきます。
場所は、できるだけ暗くできて静かで、キャンドルの炎が消えない風がさえぎられるところがおすすめです。
最初は3分くらいから初めて、慣れてきたら、5分、10分と無理のない範囲で増やしてみましょう。
【自我感覚チューニング:やり方】
1.キャンドルに火をつけたら、1メートルくらい離れて、骨盤を起こし、背筋を伸ばして座ります。
2.呼吸をゆったりさせながら、すこし伏し目がちにぼんやりと炎を見つめます。
できるだけまばたきは最小限に、眼球はあまり動かさないのがベストです。
まぶたの力が抜け、からだの緊張もほどけてくると、自然と呼吸が深くなり、心に内側に静寂が広がってきます。
3.ただただキャンドルの炎のゆらめき、変化をみつめます。
何か考えが浮かんでも、考えが浮かんだことに気づいて、深追いせず手放して、炎への集中へ戻ります。
4.自分の内側がクリアになっていき、さらに自我感覚も研ぎ澄まされます。
満足するまで続けて、最後は軽く目を閉じて目を休めます。炎の残像が消えたら、ゆっくり目を開けていきましょう。
おまけ:ろうそくの時間を過ごした後、ぜひゆとりがあれば、天気の良い夜は外に出て、月の光を浴びてみます。
そして今の自分のおかれている環境や人間関係などに想いをはせて、月に感謝をささげてみましょう。
より自我感覚への感度が高まります。
瞑想をすると、自分自身の内側が浄化され、自分軸がはっきりしてきます。そのことで他人との境界線も見えてきます。線引きがあるからこそ、相手への深い洞察力は増していきます。
お互いの自我は目に見えないですが、SPIRIT(魂の)感覚である自我感覚が発揮できるようになれば、人間関係やあなたの人生も能動的で楽しいものに変わっていき、そして誰かのお役に立つことにもつながっていくかもしれません。
新しい人間関係の始まることの多い春。
どうかみなさまの豊かな感性が拓かれ、素敵な明日を作り出していけますように!
Wellness健康トレーナーの森雫でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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