言葉の奥にあるものを味わう「新月~満月に拓く12感覚チューニング」おうし座編

5月20日はおうし座の新月。

おうし座の季節は、あちこちに初々しい新鮮な色と生命力にあふれていて五感が刺激されますね。ぐんぐんと育っていくはぐくみの時期。心地よく枝葉も根っこも広がっていくそんなエネルギーがいっぱいです。

おうし座の雰囲気をからだで感じてみたい方はこちらをご参照ください。
内からも外からもゆったり味わい育む「星座deからだコンディショニング」 おうし座編

新月は、太陽と月が同じ星座で重なる時でもあり、その「星座」のエネルギーの影響が大きくあらわれる時でもあります。月の姿はみえませんが、星々が輝き、はじまりのエネルギーに満ちています。

新月から満月の間は、発展や成長のエネルギーが宇宙から注いでいる時期です。

その新月から満月の間に、パワフルな宇宙からのエネルギーの恩恵を頂きながら、より快適な充実した毎日につなげていくためのサポートが「12感覚チューニング」です。

私たちが外側の世界と出会うための道具である“感覚”を通じて、自分のからだやこころに、内側から響かせ調和させていきます。

「12感覚チューニング」の全体概要はこちらをご確認ください。

毎月の新月の星座に合わせたあなたの感覚に目を向け、あなたがまとう波動、オーラを心地よい状態にセルフチューニングするヒントをご提案していきます。

おうし座と思考感覚

おうし座の感覚は「思考感覚」です。

「思考」とは、簡単に言うと

私たちが何かを知ったり考えたりやったりするときに、いろんなことをつなげてそれを行えるようにするつなぎ役のような頭の中で起こるプロセスのことです。

そして「思考感覚」とは、シュタイナーは、相手から言われている内容がどのような内容なのかを理解する感覚と定義しています。

言葉が誰かから発せられた時に、その言葉の背後にある理念や、言葉をなくすことで浮かび上がるそのものの意味づけ感情や感覚に左右されない概念のようなものも指します。

通訳の方が相手が話す言葉を通じて話す人の思考を知覚し、その言葉の背景にある相手の考えを加味して、別の言語で表現するように、その過程にある本来の意味をよみとるような感覚のことをいいます。

今までの記憶や経験や体験からの内なる状況認識から真実かどうか、行動するかしないかなどの判断などをするプロセスの土台となる感覚で、外に向かって意識が開き、調和した身体の土台があってこそ発揮することができる高度な感覚でもあります。

また思考感覚は、感情・想像・創造につながるからだのエネルギー体、人間の内面のこころの世界をさす「アストラル体」と関係しています。

いて座のBODY「運動感覚」を土台に、おとめ座のMIND「視覚」につながり、さらに上位の感覚、おうし座のSPIRIT「思考感覚」へと発展しています。

また、さそり座の「生命感覚」は自らの体調の良しあし、生きるための環境の不具合を感知し自分自身のあり方を決めるBODY感覚ですが、その対比、向き合うものとして、自分自身はいったん横に置いておいて、他の人の言葉や意見の本質を理解するSPIRIT感覚としても「思考感覚」はとらえられています。

先月のおひつじ座の自我感覚「相手の中にある真実の姿、尊い姿を知覚できる精神的なものとして相手の本質を知ったり、理解したりするための洞察力や内的な感覚、互いにつなぐものを見出すための感覚」との違いは、

自我感覚は最終的な「相手の真実の姿や本質」にフォーカスしていますが、

思考感覚は、考えを相手が「言葉」を通じて表した時の「相手の言おうとしている思考や理念」という段階を理解する過程での感覚というところでしょうか。

どの感覚もつながっていくものなので、なんとなく「相手の言葉の奥にある大切なものをわかるために働いているもの」なんだなということが伝わったら十分です。

思考感覚チューニング

思考は12歳くらいからだんだんと独立し、16歳以降に成熟するといわれています。

思考感覚を発揮することによって、今までの自分を超える新しい世界が広がっていきます。

自分の他の感覚を一度横に置いておいて、相手の考えを理解しようとするプロセスで働くので、コミュニティーの中で自分を抑えて相手に向き合う訓練を重ねるような集団生活の中や、いろんな本を読んだりして新しい言葉や経験に出会うことで発展をしていきます。

そこで、満月まで意識してやっていただきたい、思考感覚チューニングは、「意識的に自分を空白にして相手の話を聞いてみる」ことや「詩や俳句、名言など短い言葉の奥にふれる」ことです。

どうしても日常は自分の考えの枠の中で人の話を無意識に聞いてしまうことが多いですが、

ちょっと意識して相手の言葉そのままに、その言葉の奥にあるものを聴こうとして話を聞いてみると、今まで気づかなかった相手の一面や何かに気づくことがあるかもしれません。

また、詩や俳句、名言など短い言葉の中に含まれた、作者の想い、感じている背景を思い描いてそのままに受けとってみる

そんな時間を意識して持ってみましょう。

あなたがピンときたもので構いません。

ネットで検索してみてもいいですし、本屋さんや図書館でふらっと探してみるのもいいですね。

言葉の奥にある意味に触れる機会を意識的に持ってみてください

ちなみに私の最近のお気に入りは、「こころをととのえるスヌーピー」という本です。

(チャールズ・Mシュルツ著・光文社)

ひとつの禅の言葉に、禅に通じるスヌーピーの漫画や名言、そして解説が入っていて

楽しくて奥深く、言葉に触れることができます。ひと粒でいくつも美味しい!

本の中から、ひとつご紹介いたします。

禅語:我逢人(がほうじん)

「人と出逢うことからすべてが始まる」

人と人が出会うことの尊さを三文字であらわした禅語が「我逢人」です。

たった3文字の言葉ではありますが、奥深さを感じます。

たとえ偶然だったとしても、出逢うことは「何か」を生みます。

道元禅師は、中国で念願の天童如浄禅師と出逢ったときに、「まのあたり先師を見る。これ人に逢ふなり」という言葉を遺しました。

自分ひとりで考えているのではわからないこと、ひとりではできないことがあります。

出逢った人は、自分とは異なる「何か」をもって生きています。

スヌーピーもウッドストックと出会ったことが始まりとなり、影響しあい、信頼が生まれ、成長し、かけがえのない存在となっていきます。

出逢いは自分を成長させる種。人と出逢うこと、人との出逢いの場を大切にしていきましょう。

(引用終わり)

今回の満月は6月4日。

それまでの間、初夏のさわやかな息吹とともに、誰かの言葉によりそい、新しい感性を風にそよがせ、エネルギーチューニングしてみてくださいね!

Wellness健康トレーナーの森雫でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

SmiRing♡Harmonyでは、生命力あふれる身体づくりのためのパーソナルトレーニングや食診断・ファスティングなどを行っています。自分のからだの可能性をぐんぐん進化させていきたい方はぜひのぞいてみてくださいね♪

月よみ師のプロフィール

森 雫 月よみ師
健康パーソナルトレーナー
ファスティングマイスター
東京・世田谷区在住

自然と子供好きが高じて、福祉・環境教育・旅行業に携わる。
出産を機に身体の可能性に魅せられ、解剖学や生理学を学びトレーナーの道へ。

家族の生死をさまよう病気や障害と向き合い「生命の本質」を求め体当たりする中で気づく。

健康の3要素といわれている運動、栄養、休養だけではうまく機能しない。
自己蘇生力が開花するポイントは、宇宙や自然と共にある!

そんな中、月よみに出会い、ココロとカラダのつながりを学ぶ。

現在はその人本来の姿に「今」を近づけ、本当の健康と心底からの笑顔を手に入れるためのホリスティックな身体づくりのサポートをしています。

生きとし生けるものに湧き上がるエネルギーを♬

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