月とともに生きる
こんにちは!
色と月の力を借りて心地よい人間関係作りをお手伝いしている、色彩占術師 ちかです。
気がつけば5月も下旬にさしかかり、来週は6月に突入です。
ついこの間新しい年が明けたと思っていたのに、2023年もあっという間に半年が過ぎ去ろうとしています。
新年に立てた目標は、どれくらい達成されていますか?
年明け、春分、年度替わりと、何か新しいことを始めようとするタイミングとして様々な節目が日本には存在します。
そのひとつとして「月のサイクル」を取り入れてみるのも良いですね。
そんな私たちとともにある「月」。
その「月」について、今月はご紹介していきたいと思います。

「月」というと、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
1日頑張って働いた後、家事がひと段落して一息ついた時、ふと見上げた空に月を見かけて何だかホッとする。
そんなこともあるかもしれません。
そして、そういうときに見かけた月ほど見入ってしまうこともよくあります。
今日も頑張ったな
私はこのままで良いのだろうか
今日は嬉しいことがあった1日だった
無事終わった……
もう疲れたな
月を見ていると、その時々で色々な思いが浮かんできます。
満月の日もあれば三日月の日もあって、まだ薄明るい空に白く見える月もあるし怖くなるくらい真っ赤に見える月もある。
大きく見えたり小さく見えたり。
本当に不思議な存在です。
ただひとつずっと変わらないことがあるとすれば、それは「私たちが生まれた時からずっとそこにあって見守ってくれている」ということ。
実はとても身近な存在なんですよね。
身近な「月」のことを、もう少し深堀していきましょう。

さて、月にはサイクルがあります。
新月から始まり、上弦、満月、下弦そしてまた新月。
ずっとそのサイクルを繰り返しています。
新月とは、私たちが暮らしているこの地球からは見ることができない月。
月が地球と太陽の間に挟まり一直線上に並んだ状態です。
月とは太陽の光を反射して、その光を地球に届けているため新月のときは反射しているその光が地球とは正反対の方向にあるのです。
そのため、地球から月を見た時には真っ暗で何も見えません。
しかし、月は空に無いというわけではないので、よく目を凝らして空を見ていると丸く見える輪郭から月がそこにあるのだとわかります。
新月を過ぎると月はその姿を徐々に現し三日月となり半月、いわゆる上弦の月となります。
三日月をじっくりと見たことがありますか?
実は季節によって傾きが違うのです。
秋には一般的に描かれるような、右側が現れている三日月。
しかし、春の三日月は下側だけが見えていて、形から三日月とはわかるものの私たちが記憶にとどめている三日月とはちょっと異なった姿をしているのです。
そして上弦の月。
上弦の月は半月ですが、月の右側が光って見えている月です。
青空の中でもその姿が見えることがとても印象的ですね。
実は、上弦の月をじっと目を凝らしてみると望遠鏡を使わなくても月のクレーターを見ることもできます。
クレーターを見るなら、月が輝いて見える満月のほうがよく見えるのでは?
と思う人も多いかもしれません。
しかし、満月というのは月の全体を見ることは出来るのですが、私たちの目にはとても平面的に見えてしまします。
クレーターとはデコボコした立体的なもの。
立体的なものを見る時には、太陽の当たる部分と影になっている部分がとても重要となってきます。
それを兼ね備えているのが上弦の月なのです。
月は上弦の月からさらに満ちて満月となります。
皆さんがよく知っているように真ん丸の月ですね。
月読みの世界では、新月に立てた願いや宣言がひとつの結果として現れるのが満月のときとされています。
自分の思い描いていた結果とは違っていたとしても、それは今のあなたにとって必要な結果です。
その結果に対して、今存在していることに対して感謝を捧げるのが満月の時なのです。
満月を過ぎると月は次第に欠け始めます。
満月の次の半月、それが下弦の月です。
ちょうど上弦の月の反対側、月の左側が見えている状態です。
この頃から月は次の新月に向かって次第に姿を消していきます。
姿を消していくということ。それは私たちが不要なものを手放していくということ。
次の新月から新しい一歩を踏み出すために、何が必要で何が不要なのかを取捨選択していく時期なのです。
満月の頃、思い描く結果が得られなかった場合にはなおさら見直しが必要です。
目に見えるような、「モノ」だけではなく、目には見えない「人間関係」や「データ」「情報」などもそうです。
今、手の中にあるもの、取り巻いている関係は本当に必要なものなのかどうか。
不要なもの、不要な関係を手放し身軽になることで、次の一歩を軽快に踏み出すことができます。手にしているものが少なくなれば、そこに新たに何かが入るスペースもでき、自然と新しいものが入ってくるのです。
そうすることで自分自身も変化していきます。
そんな下弦の時期を過ごし、また新月を迎えます。
私たちの生活は月を中心とした暦をしていました。
新月を1日として、次の新月が巡ってくるまでが1か月だったのです。
従って、月のリズムで生活することは私たちにとってはとても自然なこと。
なんだかうまくいかないな、不調だな、巡りが悪いな、と感じた時には空を見上げて今が月にとってどのような時期なのか、考えてみるのも良いかもしれません。
新月に向かっているのか。だったら、新しいことを始めても今はうまくいかないかも。
そんな風に考えると、焦る気持ちも和らぎます。
月とともに生きる。
そんなことも意識してみるのも良いかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回、お会いしましょう。
色彩占術師 ちかでした。
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